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    <title>町田の独り言</title>
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    <description>キャンピングカーのガイド本を編集する町田が語るよもやま話</description>
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    <title>人気の北海道旅行</title>
    <link>http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/107978.html</link>
    <dc:description>　北海道観光の人気は高い。&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/sorakumo0048.JPG" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/sorakumo0048_thumbnail.jpg" width="150" height="100" border="0" alt="ハイウェイの空と雲" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
　北海道は、昔から日本人の旅行先として根強い人気を保っており、2009年にＪＴＢが行なった　「今年の夏の日本の旅行先」　調査では、32パーセントの男女が、その年に行く旅行先を　「北海道」　と答え、２位の　「沖縄」　（16パーセント） を大きく引き離したそうだ。&#xD;
&#xD;
　また、(財) 日本交通公社がまとめた　「旅行者動向2008」　では、自然や景勝地を見て回る　「自然観光」　と、おいしいものを食べる　「グルメ旅行」　の項目において、北海道が他を大きく抜いて１位に輝いているという。&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/kumatyu0047.JPG" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/kumatyu0047_thumbnail.jpg" width="150" height="100" border="0" alt="北海道クマ出没注意交通標識" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
　そのような人気エリアの北海道だが、旅行者の滞在日程でみるかぎり、北海道観光の日程は、短縮傾向にあるといわれている。&#xD;
&#xD;
　北海道経済部観光局が2009年に調査した結果によると、1999年度に　「３泊４日」　の旅行を楽しんだ観光客が38.8パーセントいたのに対し、2007年度においては、それが26.4パーセントに減少。&#xD;
　逆に、1999年では29.6パーセントであった　「２泊３日」　の客は、2007年では46.1パーセントに達したらしい。&#xD;
　つまり、 「行ってはみるが、すぐ帰る」　という傾向が強まっているという。&#xD;
&#xD;
　このような観光客の旅行日程が短縮化されるなかで、唯一、旅行日程をどんどん伸ばしている旅行スタイルがある。&#xD;
&#xD;
　それが、 「キャンピングカー旅行」　である。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/05hurenboko_001.jpg" width="360" height="239" border="0" alt="ふうれん望湖台キャンプ場001" /&gt;&#xD;
&lt;span style="color:#cc0000;"&gt; ▲ 名寄市のふうれん望湖台キャンプ場&lt;/span&gt;&#xD;
&#xD;
　日本ＲＶ協会 （ＪＲＶＡ） が定期的に発行しているプレス・インフォメーション （日本ＲＶ協会通信） によると、キャンピングカーユーザーの62.7パーセントが、北海道では　「１週間以上、２週間以内」　という長期旅行を楽しんでいることが判明したという。&#xD;
&#xD;
　この調査は、ＲＶ協会が、2009年10月から約２ヶ月にわたって同協会のホームページにアクセスしたユーザー273人を対象に行ったもので、&#xD;
　&lt;strong&gt;「ここ数年、北海道を旅した日程がどれくらいであったか？」&lt;/strong&gt;&#xD;
　ということを、１週間以内、２週間以内、３週間以内、１ヶ月以内、２ヶ月以内、３ヶ月以内、さらに長期、という７段階にわたって尋ねたもの。&#xD;
&#xD;
　それによると、一番多い回答は　&lt;strong&gt;「 （１週間以上） ２週間以内」&lt;/strong&gt;　で&lt;strong&gt;40.3&lt;/strong&gt;パーセント （110人） であったという。&#xD;
　２位は　&lt;strong&gt;「１週間以内」&lt;/strong&gt;　で&lt;strong&gt;37.4&lt;/strong&gt;パーセント （102人） 。&#xD;
　３位は　&lt;strong&gt;「３週間以内」&lt;/strong&gt;　の&lt;strong&gt;7.7&lt;/strong&gt;パーセント （21人） 。&#xD;
　さらに　 &lt;strong&gt;「３週間以上」&lt;/strong&gt;　という回答を寄せた人も&lt;strong&gt;14.7人&lt;/strong&gt;パーセント （40人） いたらしい。&#xD;
&#xD;
　一般観光客の旅行日程が　「３泊４日」　から　「２泊３日」　へと減少しつつあるなかで、キャンピングカーユーザーの　「１週間を超えて３週間にも及ぶ」　という旅行日程は、確かに長い。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/05korakue_huro.jpg" width="360" height="239" border="0" alt="小樽「宏楽園」露天風呂" /&gt;&#xD;
 &lt;span style="color:#cc0000;"&gt;▲ 小樽市 「宏楽園」 の温泉&lt;/span&gt;&#xD;
&#xD;
　これはやっぱり、北海道とキャンピングカーの相性の良さを反映したものといえそうだ。&#xD;
　北海道は、なにしろ大自然を擁した広い大地に恵まれた土地。&#xD;
　道もまっすぐで広く、外国のような景観が連続する。&#xD;
　しかも、本州に比べると、比較的キャンプ場の宿泊料が安く、なかには無料のキャンプ場もたくさんある。&#xD;
&#xD;
　そのため、キャンピングカー専門誌では、毎年夏が近づくと　「北海道特集」　を組むものが多く、ユーザーの間には、すっかり　「北海道はキャンピングカーの聖地」　というイメージが形成されている。&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/hokaido0002.JPG" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/hokaido0002_thumbnail.jpg" width="150" height="101" border="0" alt="道民の森一番川" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
 &lt;span style="color:#cc0000;"&gt;▲ 当別町 「道民の森一番川キャンプ場」&lt;/span&gt;&#xD;
&#xD;
　同リリースによると、このようなキャンピングカーユーザーを招へいすることは、北海道の観光振興施策とも合致するという。&#xD;
&#xD;
　北海道観光局では、やや陰りを見せている観光客数に歯止めをかけるために　「ゆとりツーリズム」　などのキャンペーンを提案し、積極的に観光客誘致の対策を進めている。&#xD;
　その具体的な対策として、 「地域の観光商品の企画・開発の促進」　とともに、 「複数市町村にまたがる新たな “滞在型観光地” づくり」　が盛り込まれているとも。&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/image09sum017.jpg" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/image09sum017_thumbnail.jpg" width="150" height="99" border="0" alt="芝生と空002" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
　ある程度広いエリアにわたっての “滞在型観光地” がどんどん具体化されれば、それはキャンピングカーユーザーの便宜を図ることにつながり、またそれによってキャンピングカー客が増加すれば、北海道の観光産業が活性化する、…と同リリースはいう。&#xD;
&#xD;
　キャンピングカーユーザーの北海道旅行の日程の延長化傾向は、観光資源を存分に生かした北海道旅行の未来を予感させる。&#xD;
&#xD;
　詳しくは&lt;a href="http://www.jrva.com/jrvanews/release/20100208.html" target="_blank"&gt;ＪＲＶＡホームページ&lt;/a&gt;へ。</dc:description>
    <dc:date>2010-02-09T17:23:31+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/107651.html">
    <title>ツィッター</title>
    <link>http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/107651.html</link>
    <dc:description>　最近よく耳にする　「ツィッター （Twitter） 」 。&#xD;
　これがよく分からん。&#xD;
&#xD;
　マスコミが話題にしているのを見ると、今や、 「あなたの周りの人間はみな始めてますよぉ～」　ってな言いっぷりなんだけど、ごくごく少ない私の “周りの人間” に聞いてみたら、一人もそんなことを始めていなかった。&#xD;
&#xD;
　もっとも、私が日常的に接している人たちというのは、病院で冬眠しているクマと、いま介護施設に入っている義母と、犬だけなので、彼らはそもそもインターネット以前の生き物だから、参考にならない。&#xD;
&#xD;
　では、電車に乗っている人たちはどうなんだろう？&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/tokyo-cc09138.jpg" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/tokyo-cc09138_thumbnail.jpg" width="150" height="99" border="0" alt="電車の中001" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
　どうやら、携帯電話からでもできるらしいので、きっとみんなやっているんだろうなぁ…と思って、通勤電車の中で、携帯 （っぽい機器） をピコピコしている人たちのモニターを、そぉっと覗き込んだりするが、たいていゲームをやっていて、ツィッターとはほど遠い感じだ。&#xD;
&#xD;
　すこーし知ってそうな会社の同僚に尋ねみたら、&#xD;
　「140字までの “つぶやき” ですよ」&#xD;
　と教えてもらった。&#xD;
&#xD;
　なんだよ？　それ…&#xD;
&#xD;
　こういうときは、Wikipedia に頼るしかないんだけど、それを読むと、&#xD;
　「個々のユーザーが　『ツイート （つぶやき） 』　を投稿することで、ゆるいつながりが発生するコミュニケーション・サービス」　って、まず最初に書かれているんだけど、 “ゆるいつながり” という意味が、よく分からん。&#xD;
&#xD;
　「君、だれ？」&#xD;
　「通りすがりの者です」&#xD;
　「じゃ元気でね」&#xD;
&#xD;
　…そんなことなんだろうか？&#xD;
　&#xD;
　ウィキをもう少し読んでみると、&#xD;
　「例えば　『ビールが飲みたい』　というつぶやきに対し、それを見たユーザーが何らかの反応をすること」&#xD;
　…ってあるんだけど、どういう反応なのだろう。&#xD;
&#xD;
　もし、私が誰かのツイートを受け取り、 「ビールが飲みたい」　って言われても、&#xD;
　「あ、そう」&#xD;
　「勝手に飲めば」&#xD;
　の二つの反応しか思い浮かばない。&#xD;
&#xD;
　もしそこで、こっちが　「いいねぇ！　」とか言ったとして、 「あ、じゃご一緒しましょう！　今どこ？　…当方、25歳で、友だちからは綾瀬はるかに似ていると言われます」　なんて返事が来たら、まず最初に　「怪しい！」　と思うだろうし。&#xD;
&#xD;
　で、ツィッターの特徴は、 「リアルタイム性にある」　っていわれるんだけど、普通に仕事している人が、 「オレ、いま決算報告作成中。もうすぐ完了」　とか、そんなにしょっちゅう “つぶやく” 時間があるのだろうか。&#xD;
&#xD;
　分からないなりに想像するに、まず私が思うのは、 “ウザいなぁ…” ってこと。&#xD;
　「神田××町の角のコーヒー屋は、雰囲気がよくって、とってもおいしい」&#xD;
　とか、誰かにつぶやかれても、…そんなところに行くことも滅多にないしなぁ…と思うのが関の山なんだけど、そういうもんでもないのかしら？&#xD;
&#xD;
　きっと私なんかの古い感性では理解できない面白さってのがあるんだろうな。&#xD;
　そういう形で人と人がつながるって、もしかしたら、とっても素敵なことなのかしら。&#xD;
　人と人が　「心を通い合わせる方法」　ってのが変ってきているのかしら。&#xD;
&#xD;
　ツィッターは何が面白いのか。&#xD;
　ツィッターは今後ブログやＨＰを超えるＷＥＢコミュニケーションツールに成長するのだろうか。&#xD;
　ツィッターが普及した社会というのは、どういう社会なのだろうか。&#xD;
&#xD;
　誰か分かっている人、教えてくんない？</dc:description>
    <dc:date>2010-02-08T01:36:43+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/107478.html">
    <title>ウルフボーイ</title>
    <link>http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/107478.html</link>
    <dc:description>　ちょっと “カミさんの入院ネタ” が最近多くなりすぎてしまった。&#xD;
　怒られた。&#xD;
&#xD;
　「あんた、ちょっとブログで何書いているの？」&#xD;
　と、今日洗濯物の交換に行ったとき、カミさんがまなじり吊り上げて怒るのだ。&#xD;
&#xD;
　近年あまり連絡を取らなかったような人たちが、最近不意に見舞いに来たり、励ましのメールを送ってきたりするようになったのだという。&#xD;
　&#xD;
　いいことじゃない！&#xD;
　…と思うのだけれど、&#xD;
&#xD;
　「ご主人も、牛丼ばっかり食べていて大変ね。身体壊しちゃうんじゃない？」&#xD;
　とか、みな口々に言うらしい。&#xD;
&#xD;
　カミさんにとっては、&#xD;
&#xD;
　「？？？」&#xD;
&#xD;
　…なんだけれど、&#xD;
　相手は、 「ご主人のブログに書いてあったわよ」　というのだそうだ。&#xD;
&#xD;
　「だいたいあなたは、ウソばっかり書いている」&#xD;
　と、カミさんはいう。&#xD;
&#xD;
　はじめて会った人から、こう言われたことがあるという。&#xD;
&#xD;
　「クマみたいっていうけれど、ぜんぜんそんなことないですよね。可愛らしい方なのに…」&#xD;
&#xD;
　そう言われて、カミさんは、最初は　「？？？？」　だったけど、すぐに、私のブログでは、自分が　「クマ」　と表現されていることに思い至ったらしい。&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/kumasyutubotsu.jpg" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/kumasyutubotsu_thumbnail.jpg" width="150" height="113" border="0" alt="熊出没注意" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
　怒ったこと、怒ったこと。&#xD;
　そのときは、後ろ足で立ち上がり、前足をグルグル振り回して、威嚇しながら、天に向かって吼えた。&#xD;
&#xD;
　その恐怖が忘れられず、それから３日ほどは、家の廊下を抜けるときも、スズを鳴らしながら歩いた。&#xD;
&#xD;
　…ってなことを書くから、また怒られるんだろうな。　&#xD;
&#xD;
　確かに、自分でもウソが多いと思う。&#xD;
　特に、私生活をテーマにしたときは、１のことを10ぐらいに誇張するし、10のことは170倍ぐらい大げさに言う。&#xD;
&#xD;
　もともとウソつき人間なのである。&#xD;
　ウルフボーイ （狼少年） なのだ。&#xD;
　ことあるごとに、 「狼が来たぞぉー！」　ってウソをついて、ついに村人たちにそっぽを向かれた少年の話があるけれど、その話をはじめて聞いたとき、 「あ、オレだ」　と思った。&#xD;
&#xD;
　でも、自分ではウソを言っているつもりではなくて、“創作活動” のつもりなんだけどね。&#xD;
　つまり、ウソではなくて、ホラ。&#xD;
　聞いている人が楽しければ、それでいいじゃん…っていう気分が、どこかにある。&#xD;
&#xD;
　その手で何人オンナを泣かせたことやら。&#xD;
　（↑） もちろんウソね。&#xD;
&#xD;
&#xD;
　ここからは、ちょっとマジになって書くけれど、実は、業界の方を中心に、個人的なメールや電話で、たくさんの励ましをいただいた。&#xD;
　また、このコメント欄に、励ましのコメントをお寄せいただいた方もいらっしゃった。&#xD;
&#xD;
　それらをまとめてプリントアウトして、カミさんのところに持っていった。&#xD;
　読んで、カミさんが涙ぐんだものもある。&#xD;
&#xD;
　ありがとうございました。&#xD;
　本当にお礼を言いたい。</dc:description>
    <dc:date>2010-02-07T00:04:15+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/107328.html">
    <title>家事デー</title>
    <link>http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/107328.html</link>
    <dc:description>　土曜日というのは、けっこう （個人的に） 忙しい日なのだ。&#xD;
　いちおう会社が休みの日なので、 “家事デー” と決めている。&#xD;
　一週間分の溜まった家事を集中的にこなす。&#xD;
&#xD;
　布団を乾して、台所の洗い物をして、シンクを磨き、何回かに仕分けた洗濯物を日に乾したり乾燥機にかけたり、古新聞をまとめて結束し、風呂の栓を抜いて湯船を洗って、その間にカミさんの病院に行って、洗濯物を交換し、病院食も飽きただろうから、ちょっとしたおかずを買って、夕方それを持って病院に…ってなことをしていると、もう夜になる。&#xD;
&#xD;
　そんなことをしているうちに、ようやく家庭内の “コスト” というものに気づくようになった。&#xD;
　恥かしい話である。&#xD;
&#xD;
　今まで何も気にせず洗濯物を乾燥機にブチ込んでいたけれど、 「こんな天気が良いんだから、日に乾せばいいじゃん…」　ってなことに、遅まきながら気づく。&#xD;
&#xD;
　新聞だって、朝飛び起きて、深夜に帰ってくると、まったく読まない新聞も出てくる。&#xD;
　今までは、カミさんが読んでいるなら、それでいいじゃん…と思っていたけれど、今だと、誰も読まなかった新聞をそのまま捨てることに、ものすごく心が痛む。&#xD;
　休みの日に集中して読む…ったって、全部目を通すわけにもいかんしね。&#xD;
&#xD;
　暖房だって、もう一部屋でいいんだから、お昼頃の陽の光が回っている時間帯は、パソコンのある自分の部屋にはこもらず、陽の差すリビングで過ごすようになった。&#xD;
　そうすりゃ、温かいから、暖房しなくてもいい時間帯が生まれる。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/0606.jpg" width="360" height="239" border="0" alt="リゾートホテルの庭" /&gt;　&#xD;
　&lt;span style="color:#cc0000;"&gt;▲ リビングから見えるわが家のプール&#xD;
　　 …ってなわけないか。　&lt;/span&gt;&#xD;
&#xD;
　エコロジーってのも、結局そういうことなんだろう。&#xD;
　&#xD;
　「地球資源を効率的に使う社会を実現するにはどうしたらいいか」&#xD;
　なんてことを、個人レベルで、机上の空論として語っていても、な～んも進展しない。&#xD;
　&#xD;
　社会変革を議論の俎上に乗せて、ムーブメントをつくることも大切かもしれないけれど、そういう個人が、私生活で無駄なエネルギーを垂れ流していたら、まったく意味がない。&#xD;
&#xD;
　大河の流れを、指一本でせき止めようということに近いけれど、結局それしかないように思う。&#xD;
　&#xD;
　家事をすべてカミさんに任せっきりだと、そういうことに気が回らなかった。&#xD;
&#xD;
　「オレは仕事して稼いでいるんだぞ！」&#xD;
　…だから、家庭内の切り盛りはお前の仕事だろ？　ってな威張った意識が、やはり自分にもあったのね。&#xD;
　反省。&#xD;
&#xD;
&#xD;
　　</dc:description>
    <dc:date>2010-02-06T12:59:45+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/107090.html">
    <title>ＪキャビンＦＣ</title>
    <link>http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/107090.html</link>
    <dc:description>　軽トラックにキャンパーシェルを載せるという、ＭＹＳミスティックの　「Ｊキャビンミニ」　が登場したとき、多くの人は、デフレ時代の低価格路線を狙った商品設定だと思ったかもしれない。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/J_cabinFC_ex001.jpg" width="360" height="229" border="0" alt="JキャビンミニFC外形００１" /&gt;&#xD;
 ▲ ＪキャビンミニＦＣ&#xD;
&#xD;
　地方の軽トラ普及率は高い。&#xD;
　その軽トラをベース車として、遊びに行くときだけキャビンを積載しようというニーズは確かにあるだろう。&#xD;
　そうすれば、キャンピングカーとして架装されたクルマを新たに購入する必要がない。&#xD;
　買うのはキャンパーシェルの部分だけ。&#xD;
　コストパフォーマンスは無類によい。&#xD;
　…ならば、ひとつ買ってみようか。&#xD;
&#xD;
　Ｊキャビンミニとは、そう計算した人々を狙った商品なのだろう…と分析した人は、&#xD;
　「いい狙いどころだな」&#xD;
　と感心したかもしれない。&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/J_cabinFC_ex003.jpg" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/J_cabinFC_ex003_thumbnail.jpg" width="150" height="98" border="0" alt="ＪキャビンミニＦＣシェル００３" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
　しかし、Ｊキャビンミニを構想したＭＹＳの佐藤正社長の思惑は、もう少し別のところにあった。&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/J_cabin_sato.jpg" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/J_cabin_sato_thumbnail.jpg" width="150" height="122" border="0" alt="ＭＹＳ佐藤さん001" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
　彼は、まず最近の軽トラックの上級グレードの驚くほどの走行性能の改善に注目した。&#xD;
　&#xD;
　「食わず嫌いでした。乗ってみてはじめて分かった。&#xD;
　こんなに走りに余裕があり、かつ刺激的な走行フィールを持った乗り物だとは思わなかったんです。&#xD;
　　軽トラというのは、もしかしたら、今までの自動車のカテゴリーを大きく揺るがすものなのかもしれない」&#xD;
&#xD;
　佐藤さんは、そう感じたという。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/J_cabinFC_ex002.jpg" width="360" height="236" border="0" alt="ＪキャビンミニＦＣリヤ002" /&gt;&#xD;
&#xD;
　低コストで乗れる。&#xD;
　小回りが利く。&#xD;
　駐車スペースを取らない。&#xD;
&#xD;
　そのようなエコロジカルな特性には収まりきらない、とてつもない魅力が軽トラにはある…と、佐藤さんは読んだのだ。&#xD;
&#xD;
　その魅力を一言でいうと、 「走りのビート感」 。&#xD;
&#xD;
　「たとえばスバルなんかの軽トラに、このＪキャビンミニを積載しますよね。&#xD;
　すると、カツン、カツン、カツンと乾いたビートを刻んで、感性を刺激する走りが生まれるんですよ。まさにフォービートかエイトビートという感じ…」&#xD;
&#xD;
　それは、ハーレーの、タンタンタンという３拍子のリズムにも拮抗するような、胸を騒がす　「生命の鼓動」　なのだとか。&#xD;
&#xD;
　だから、この軽トラをベースにしたＪキャビンミニシリーズは、走る楽しみにおいても、従来のキャンピングカーとは一線を画する　「次世代ＲＶ」　なのだと佐藤さんは位置づける。　&#xD;
　&#xD;
　ならば、その肝心のシェルの部分にも、 「次世代ＲＶ」　を語るにふさわしい “意匠” を考案しなければならない。　　&#xD;
　単なる　「コストパフォーマンスに優れたキャンピングカー」　と見なされるのではなく、持つこと自体を誇れるような、究極のデザインを試みなければならない。&#xD;
&#xD;
　そういう思いが　「形」　となって結実したのが、この　「ＪキャビンミニＦＣ」　である。&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/J_cabinFC_ex001.jpg" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/J_cabinFC_ex001_thumbnail.jpg" width="150" height="95" border="0" alt="JキャビンミニFC外形００１" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
　「ＦＣ」　とは、ファクトリーカスタムのこと。&#xD;
　佐藤さんの念頭にあったのは、ハーレーのカスタムだった。&#xD;
&#xD;
　ノーマルでさえ強烈な存在感を持つハーレーが、一つひとつクロームメッキパーツを身に付けて輝いていくときに生まれる “際だつ個性” 。&#xD;
　その燦然と輝く　「個性」　を、ファクトリーとして鍛え上げられた自分たちの職人芸で、最高の仕上がりにまで持っていく。&#xD;
&#xD;
　それが　「ＪキャビンミニＦＣ」　の思想である。&#xD;
&#xD;
　このシェルの扉を開け、中に入っただけで、その　「思想」　に感染しない人はいないはずだ。&#xD;
　ここまで手の込んだ作りを誇るピックアップキャビンというものは、かつて存在したことがなかったのではないか。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/J_cabinFC_in003.jpg" width="360" height="239" border="0" alt="ＪキャビンミニＦＣ室内003" /&gt;&#xD;
&#xD;
　まず、丹念に仕上げられた木工家具のグレード感に、人はびっくりするはず。&#xD;
　深い渋みを湛えた美しい塗装。&#xD;
　それが室内に差し込む光の角度によって、微妙な陰影を室内に投げかける。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/J_cabinFC_in002.jpg" width="360" height="239" border="0" alt="ＪキャビンミニＦＣ002" /&gt;&#xD;
&#xD;
　それとバランスを取るように、対照的な明るさを際だたせるシートの柔和感。&#xD;
　「書斎」　の重厚感と、 「リビング」　の軽快感の絶妙なマッチングが、ここでは試みられている。&#xD;
&#xD;
　ちなみに、シートは、中にチップを入れた３層構造。&#xD;
　座り心地も万全ならば、ベッドメイクしたときの感触も秀逸だ。&#xD;
&#xD;
　壁紙にも、繊細なデザインセンスが発揮されている。&#xD;
　竹を組んだように見えるアジアンテイスト・デザイン。&#xD;
　ヨーロッパのリゾートとはひと味違う、アジア風高級リゾートの涼しげな感触が、この壁紙素材から伝わってくる。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/J_cabinFC_in006.jpg" width="360" height="239" border="0" alt="ＪキャビンミニＦＣ006" /&gt;&#xD;
&#xD;
　インバーターで回すエアコン （オプション） には、省電力タイプのものが採用されているので、少ない電力でも相当な涼風が約束されるという。&#xD;
&#xD;
　そこから流れ出る風が、アジアデザインの壁紙をかすめるとき、中でくつろぐ人は、窓の外に、ヤシの木陰の向こうに広がるインド洋か東シナ海を夢想するかもしれない。&#xD;
&#xD;
　照明は、あえて流行のＬＥＤを使わず、蛍光灯も避けて、昔ながらの電球を使った。&#xD;
　そこにも “こだわり” があり、ランプのような光がもたらす自然な温かみを狙ったのだという。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/J_cabinFC_in005.jpg" width="360" height="239" border="0" alt="ＪキャビンミニＦＣ005" /&gt;&#xD;
&#xD;
　小物入れも豊富。&#xD;
　趣味にこだわる人は、自分にとって大切な “秘密のアイテム” をそっと貯め込んでおきたくなるもの。&#xD;
　大人の風格を備えながらも、男が　「少年に還る」　ときの楽しさを、このクルマは失っていない。&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/J_cabinFC_in004.jpg" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/J_cabinFC_in004_thumbnail.jpg" width="150" height="99" border="0" alt="ＪキャビンＦＣ004" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
　「コストを度外視しても、凝りに凝ったものをつくってみたかった」　という佐藤さん。&#xD;
&#xD;
　そこに実現されたものは何だったのだろう。&#xD;
&#xD;
　私は、 「男が自分の “精神” に出会う場」　だと思った。&#xD;
&#xD;
　自分がどこから来たのか&#xD;
　自分はどこへ行こうとしているのか&#xD;
　自分とは何か&#xD;
&#xD;
　忙しい日常生活の中で、忘れてしまった　「自分を問う心」 。&#xD;
　そのような　「問い」　は、日常性を超える異次元空間でなければ生まれない。&#xD;
　自分が、キャンピングカーの中にいることすら忘れるような、至上の愉楽を約束する空間があってこそ、生まれる　「問い」　なのだ。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/J_cabinFC_in001.jpg" width="360" height="239" border="0" alt="ＪキャビンミニＦＣ001" /&gt;&#xD;
&#xD;
　もちろん、そのような　「問い」　に、本当の答などない。&#xD;
　それでも、答を求めながら、この贅沢な空間で、ゆっくり自分の好きな酒を飲み、好きな音楽を聞く。&#xD;
  （佐藤さんなら、そこでフジコ・ヘミングのピアノ曲を聞くことだろう）&#xD;
&#xD;
　そして、答を求め続け、けっきょく分からないままに、快適なベッドの上に、酔った身体を横たえる。&#xD;
　ほのかなランプの光が、火照った頬を優しく撫でていくのを感じながら、いつしか眠りの底に落ちていく。&#xD;
&#xD;
　「幸せ」　ってのは、そういうものだ。&#xD;
&#xD;
　ＪキャビンミニＦＣは、その　「幸せ」　を約束してくれるクルマだ。</dc:description>
    <dc:date>2010-02-05T11:19:48+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/106850.html">
    <title>岡林信康の時代</title>
    <link>http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/106850.html</link>
    <dc:description>&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/okabayashi001.jpg" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/okabayashi001_thumbnail.jpg" width="150" height="142" border="0" alt="岡林信康001" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
　ＮＨＫの歌番組　『ＳＯＮＧＳ』　で、岡林信康を見た。&#xD;
　実は、彼の顔を映像を通じてまじまじと見たのは、これがはじめてだった。&#xD;
　1946年生まれだというから、もう60代半ば。&#xD;
　どこにでもいる “おっちゃん” の顔だったが、さすがにいい顔をしていた。&#xD;
&#xD;
　時代の寵児のような扱われ方をして、周囲の期待や評価と自分自身とのギャップに悩み、音楽活動から足を洗って田舎で隠遁生活を送ったこともあるという。&#xD;
&#xD;
　苦労もいろいろあったのだろうが、その苦労が刻まれていない表情がいい。&#xD;
&#xD;
　若い頃の映像や写真も紹介されていたが、意外と無防備のボンボン風の顔つきの人で、ちょっとびっくりした。&#xD;
　当時の音楽雑誌に登場していた顔やレコードジャケットの顔から、どこか凄みを漂わせたカリスマ風の男だと思い込んでいたのだ。&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/okabayashi002.jpg" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/okabayashi002_thumbnail.jpg" width="150" height="149" border="0" alt="岡林信康002" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
　放送禁止となるような歌をいくつもつくり出し、時代に激しく抗議した男。&#xD;
　そんな自分におののき、周囲の過剰な期待におびえて、逃げ出したくなる男。&#xD;
　どちらも真実だったのだろう。&#xD;
&#xD;
　時代的には、私は、岡林信康の歌をほぼリアルタイムでフォローした世代である。&#xD;
　とりたてて熱心なファンではなかったが、彼の歌は、いつも自分の生活の中に流れていた。&#xD;
&#xD;
　友だちの下宿を訪れ、ギターを弾きながら酒を飲むぐらいが唯一の娯楽だった時代。サントリーホワイトを、氷も入れず、水道の水で薄めながら、友だちの弾く　「チューリップのアップリケ」　を聞いた。&#xD;
&#xD;
　ガード下の飲み屋では、学生運動をやっていた先輩たちがコップ酒をあおりつつ、 「山谷ブルース」　を口ずさむのを聞いていた。&#xD;
&#xD;
　小学校からつきあいのあった旋盤工の友だちが、給料日におごってくれた日、公園の夜道を、 「友よ」　歌いながら肩を並べて歩いた。&#xD;
&#xD;
　あまりにも岡林的な生活の中にいたので、それは　「歌」　ではなく、 「空気」　だった。&#xD;
&#xD;
　「空気」　だから、感傷もない。&#xD;
　それらの歌を、いま歌ったとしても、センチな気分も湧かない。&#xD;
&#xD;
　しかし、 『ＳＯＮＧＳ』　という番組で、あらためて彼の歌を聞いてみて、彼がかつてつくった歌が、今の時代にも十分に耐えられるものであることを知った。&#xD;
&#xD;
　派遣切りが横行する今の過酷な格差社会が、 「山谷ブルース」　の時代と酷似してきた、などというつもりはない。　　&#xD;
　彼の歌に、きわめて日本人特有の “詠嘆” のようなものが感じられたからだ。&#xD;
&#xD;
　「山谷ブルース」　には、&#xD;
　「どうせ、どうせ、山谷のドヤ住まい…」　という歌詞が出てくる。&#xD;
　&#xD;
　あるブログを読んでいたら、日本人が使う　「どうせ」　という言葉のニュアンスは、外国人は分かりにくいものだろうという表現が出てきた。&#xD;
&#xD;
　それは　「皮肉でも、絶望でも、怒りでもなく、この世界を希望のないかたちで受け入れつつ、 “自分はここにいてはいけないのではないか” という嘆きをカタルシスに変えてゆく心の動きからこぼれ出る言葉……」　なのだそうだ。&#xD;
&#xD;
　岡林の　「山谷ブルース」　を聞いていたら、きっとそういうことなんだろうな…という気がした。&#xD;
&#xD;
　『ＳＯＮＧＳ』　は、岡林と美空ひばりの交友に中心が当てられたつくりになっていた。&#xD;
　田舎に隠遁し、畑を耕しながら、自給自足の生活をしていた岡林は、自分一人で生き抜くことの辛さをはじめて知り、日本人の心を支え続けてきた演歌の深さに目覚めたという。&#xD;
&#xD;
　そんな岡林のつくった１曲の演歌を、美空ひばりが認める。&#xD;
&#xD;
　美空ひばりは美空ひばりで、彼のつくった演歌に、今までの演歌産業の現場では触れることのなかった “失われた青春” というフォークの叙情を嗅ぎとったのかもしれない。&#xD;
&#xD;
　二人の間に友情が芽生え、歌を通じた心の通い合いが生まれる。&#xD;
&#xD;
　番組では、その当時、美空ひばりが岡林に作曲を託した歌があったことを伝える。&#xD;
　歌詞をつくった美空ひばりは、その歌詞にメロディーをつける人間として、岡林以上の人はいないと判断したらしい。&#xD;
&#xD;
　しかし、岡林は、その歌詞を託された当時、 「歌にならない」　と思ったという。&#xD;
　歌には　「死の谷を越えて飛び続けるひばり」　などという歌詞が登場し、その暗さを、当時29歳だった岡林は受け止め切れなかったのだそうだ。&#xD;
&#xD;
　ひばり没後20年にして、ようやく彼は、その詞に曲をつける。&#xD;
　『麦畑の鳥』　と題されたその歌は、演歌やフォークともまた違った、静謐な哀しみに包まれた、透明度の高い曲だった。&#xD;
&#xD;
　彼は、美空ひばりの曲ばかりで固めたカバーアルバムも出したという。&#xD;
　レコーディングに参加した面々の顔ぶれが意外だった。&#xD;
　山下洋輔や細野晴臣も加わったというから、およそ単なる演歌のアルバムではないことがすぐに分かる。&#xD;
&#xD;
　その中の１曲、 「悲しき口笛」　が山下洋輔のピアノを背景に披露された。&#xD;
　ジャズのアレンジが施されたせいもあるのだが、なんとも　「都会的」　な歌になっていた。&#xD;
&#xD;
　「都会的」　という言葉は誤解を招きやすいかもしれない。&#xD;
　今の東京や大阪のような都会にはない　「都会」　といえばいいのだろうか。&#xD;
　&#xD;
　かつての西田佐知子とか、フランク永井の持っていた　「都会性」 。&#xD;
　都会に、まだ　「裏町」　や　「場末」　という甘く危険な香りを放つスペースがあった時代の　「都会性」 。&#xD;
　大人だけが楽しめる、ちょっと排他的な快楽の匂いがかすめる　「都会性」 。&#xD;
&#xD;
　そんな、今はどこの都会からも消えた幻の都会の匂いが、岡林の歌った　「悲しき口笛」　には感じられた。&#xD;
&#xD;
　プロテストソングから、演歌の道をたどり、今、さらにそこから別の進化を遂げようとしている岡林信康。　&#xD;
&#xD;
　かつては、必ず　「フォークの神様」　という枕詞で語られた岡林信康が、ようやくその枕詞から解放された姿を見たような気がした。&#xD;
&#xD;
　岡林信康の　「時代」　とは、まさにこの　「現代」　のことだと思った。&#xD;
&#xD;
　&#xD;
　</dc:description>
    <dc:date>2010-02-04T02:04:38+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/106619.html">
    <title>山本馬骨氏の新著</title>
    <link>http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/106619.html</link>
    <dc:description>　『くるま旅くらし心得帳』　（新風舎 2006年） の著書を持つ山本馬骨氏が、その続編ともいうべき　『くるま旅くらし読本』　を発行された。&#xD;
　といっても、前著の出版を引き受けた会社がなくなってしまったため、今回は著者ご自身の手による手作り製本。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/kurumatabi001.JPG" width="333" height="439" border="0" alt="くるま旅くらし読本" /&gt;&#xD;
&#xD;
　“手作り” といえども、しっかりした無線綴じで製本されたていねいな仕上がりで、ところどころ美しい写真が挿入され、巻末には紙色を変えて　「付録」　がつけられるという、贅沢な本になった。&#xD;
&#xD;
　ただ、凝ったつくりのため、量産はできず、初版は20部だとか。&#xD;
&#xD;
　その貴重な１冊を昨日お送りいただいた。&#xD;
&#xD;
　素晴らしい本である。&#xD;
　前著はプロの出版社から発行されたものであったため、本の体裁は整っていたが、大量生産品の匂いが強かった。&#xD;
　しかし、今回は、装丁の色合いといい、誌面構成といい、中の写真といい、心のこもったつくりになっていて、 「アート」　の風格が漂う素敵な本になっている。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/kurumatabi003.JPG" width="360" height="241" border="0" alt="くるま旅くらし読本グラビア001" /&gt;&#xD;
&#xD;
　もちろん、内容的にも深みが増している。&#xD;
&#xD;
　「60歳からのくるま旅くらしの楽しみ方」　というサブタイトルからも分かるとおり、リタイヤされた方々のキャンピングカーライフのノウハウを伝授した本であるが、単なるノウハウ本とは違って、 「セカンドライフとどう向き合うか」　という、人生そのものを問う著者の眼差しが、なんとも鋭く、かつ温かい。&#xD;
&#xD;
　第一章の　「定年後という人生」　という章を読んだだけで、早くも著者の透徹した視線の確かさに、居住まいを正すような気分になる。&#xD;
&#xD;
　「現役時代に、自分の好きなことを好きなようにやって来られた人は、恵まれた人だと思います。&#xD;
　しかし、そのような人はほとんどいない、というのが私の見解です。&#xD;
　自由な意思決定を行えるような立場にいた人でも、自由な意思決定が許される場面など、ほとんどなかったというのが実態のような気がします。&#xD;
　しかし、定年後の人生は自分自身が主役になり、自分の自由意思で、その行き方を判断し、決めてゆくことが可能なのです」&#xD;
&#xD;
　定年を間近に控えた人で、このような言葉に触れて、心がときめかない人がいるだろうか。&#xD;
　ようやく、自分の人生を手に入れられると、心が “はやる” ではないか。&#xD;
&#xD;
　しかし、著者は続けて、このようにも言う。&#xD;
&#xD;
　「ところが、この自分で主役となって物事を決めていくというヤツは、なかなか厄介なのです」&#xD;
&#xD;
　つまり、自分が主役になったとたん、何をしたらいいのか、それがなかなか見つからないものなのだ…ということを、馬骨さんは自分の経験と照らし合わせて語る。&#xD;
　ここには、哲学者をいつも悩ませた　「自由とは何か」　という普遍的な問題に迫る洞察が潜んでいる。&#xD;
&#xD;
　さらに、素晴らしいなぁ…と思って、思わずアンダーラインを引いてしまった文章があった。&#xD;
&#xD;
　「旅は発見である」　と書かれたあとの文章は、こう続く。&#xD;
&#xD;
　「旅くらしでは、新発見というよりも再発見ということが多いように思います。&#xD;
　今まで解っていたこと、あるいは観ていたつもりでいたことも、時間をかけてじっくり観たり聴いたりしてみると、今までとは違った新たな感慨に触れることが多いのです。&#xD;
　駆け足の観光旅行では、ほんの上っ面だけしか見ていないものです。&#xD;
　だからスピードを落とせば落とすほど、 “再発見” の可能性が高まります。&#xD;
　スピードを落としても、失う時間よりも獲得する時間の方が多いように思えます」&#xD;
&#xD;
　“スロートラベル” といわれるキャンピングカー旅行の真髄を、これほどまでに的確に表現した文章があっただろうか。&#xD;
&#xD;
　結局、どんなに時間をかけて日本一周をしたとしても、 「再発見」　の目を持たない旅行は、何ももたらさない。&#xD;
　本著は、その　「再発見」　の目をどうやって育てていくのか。それについて語っているような本でもあるのだ。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/kurumatabi004.JPG" width="360" height="242" border="0" alt="くるま旅くらし読本グラビア004" /&gt;&#xD;
&#xD;
　かといって、難しい本ではない。&#xD;
　基本的には、キャンピングカーを使った長い旅を、安全に、健康に、楽しく続けるための“指南書”であり、そのための鮮やかなヒントが、宝石箱につまった宝石のように、キラキラと散りばめられた本である。&#xD;
&#xD;
　馬骨氏は、キャンピングカーを使った　「くるま旅くらし」　が、高齢化の進むこれからの社会では老人医療の負担を軽減するという視点を明確に打ち出しており、キャンピングカーライフがいかに心身の　「健康維持」　をもたらすかという分析は、傾聴するに値する。&#xD;
&#xD;
　「くるま旅くらし」　というものが、どういうものであるか。&#xD;
　手っ取り早く知りたい人は、巻末に集められた付録の　「くるま旅くらしに関する何でもＱ＆Ａ」　を見ることをお薦めする。　　&#xD;
&#xD;
　ここには、車種選びから、装備品目の使い方、泊まる場所の選び方から、ゴミ処理に至るまで、馬骨氏の豊富な経験から得られた貴重なノウハウがぎっしり詰まっている。&#xD;
　おそらく、これだけ徹底したノウハウ集は、専門誌に掲載されることもないと思う。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/kurumatabi002.JPG" width="360" height="240" border="0" alt="くるま旅くらし読本グラビア003" /&gt;&#xD;
&#xD;
　ところどころのページに彩りを添える、奥様の撮られた写真も美しい。&#xD;
　長い時間をかけた旅だから撮ることのできたベストショット集。&#xD;
　贅沢な本である。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/vacotsufusai.jpg" width="360" height="239" border="0" alt="山本馬骨夫妻" /&gt;&#xD;
　&lt;span style="color:#cc0000;"&gt;▲ 山本馬骨 夫妻&lt;/span&gt;&#xD;
&#xD;
　送料・手数料込みで、1,000円。&#xD;
　お問い合せは、直接、馬骨さんのブログに 。&#xD;
　&#xD;
&lt;a href="http://blog.goo.ne.jp/vacotsu8855" target="_blank"&gt;　http://blog.goo.ne.jp/vacotsu8855&lt;/a&gt;</dc:description>
    <dc:date>2010-02-02T23:33:34+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/106384.html">
    <title>ホワイトカントリ-</title>
    <link>http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/106384.html</link>
    <dc:description>　『答は風の中』　というＷＥＢエッセイを連載されている九州の　「カスタムプロホワイト」　の池田さんから、最新キャンピングカー情報が送られてきた。&#xD;
&#xD;
　長年、ハイエースやキャラバンをベースに　「フィールドキング」　シリーズを作成してきた池田さん。&#xD;
　今回は思い切って、軽キャンピングカーに挑戦したという。&#xD;
　その名は　「ホワイトカントリー」 。&#xD;
　30年ほど前、はじめてキャンピングカーを造り始めた頃に考えていた名前なのだそうだ。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/white_ex0002.JPG" width="360" height="270" border="0" alt="ホワイトカントリー外形（松林）" /&gt;&#xD;
&#xD;
　ベース車両はホンダ・アクティ。&#xD;
　鮮やかにペイントされたツートンのボディが、なんとも可愛く、なんとも斬新。&#xD;
　リヤパネルが、ボディ同色のプラスチックパネルで窓埋めされており、なかなか凝った仕上がりぶりだ。&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/white_ex0003.JPG" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/white_ex0003_thumbnail.jpg" width="150" height="112" border="0" alt="ホワイトカントリープラスチックパネル" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
　エクステリアにも力が入っているが、内装を見ると、さらにびっくり。&#xD;
　ハイセンスに仕上げられた木工家具が架装され、４ナンバー登録の軽キャンパーとは思えない充実ぶりだ。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/white_in0002.JPG" width="360" height="480" border="0" alt="ホワイトカントリー内装002" /&gt;&#xD;
&#xD;
　リヤゲートを開けると、右側には、フィールドキングゆずりのムク材を使ったミニキッチン。軽には少し贅沢と思える中型のホーローシンクに、本格的なフォーセット。&#xD;
　シンク下には、13リットルの給水タンクが標準装備。&#xD;
　シンクの左側には、小型のカセットコンロがこぢんまりと収まっている。　&#xD;
　排水タンクの設置も可。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/white_in0003.JPG" width="360" height="480" border="0" alt="ホワイトカントリー内装003" /&gt;&#xD;
&#xD;
　ボディ左側は、収納棚とフライングテーブル。&#xD;
　（本棚には、しっかりと　『キャンピングカースーパーガイド』　を収めてくれてますねぇ。ありがとうございます！）&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/white_in0003_2.JPG" width="360" height="285" border="0" alt="ホワイトカントリー内装003の2" /&gt;&#xD;
&#xD;
　ルーフ内側にはキルト素材のフルトリム （厚さ10mm） が施され、断熱・防寒対策と、美観の演出を引き受けている。&#xD;
　よく見ると、リヤ扉の内側にも、しっかりウッドが張られている。&#xD;
　こりゃもう　「部屋」　ですな。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/white_in0004.JPG" width="360" height="270" border="0" alt="ホワイトカントリー内装004" /&gt;&#xD;
&#xD;
　運転席の頭上には、たっぷりとした容量が確保されているルーフ収納が設定されている。&#xD;
　その容量、約180リットル。&#xD;
　これは、フロント部の傾斜が比較的ゆるく、かつルーフ高がたっぷり取られたホンダ・アクティの特徴を生かしたところから生まれた。&#xD;
&#xD;
　ここには、コンロ、寝袋 （２～３人分） 、やかん、フライパン、ナベなどがすんなりと収納できるという。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/white_in0005.JPG" width="360" height="270" border="0" alt="ホワイトカントリー内装005" /&gt;&#xD;
&#xD;
　ベッドマットはなし。&#xD;
　じゃ、どこで寝るの？　…となるのだが、代わりにモンベルの登山用エアマット （1800×500mm） が二つ用意されている。&#xD;
&#xD;
　寝るときに膨らませることになるが、たたんでしまえば、１人分が牛乳瓶くらいなので、無類に空間効率が高まる。&#xD;
　ベッドマットがないため、このクルマがトランスポーターとしての役目を負わされるときは、荷物の積み込みも楽になり、かつ積載容量も確保される。&#xD;
　ちなみに、室内高は最大1200mm。くつろぐには何の不満もないゆったりスペースが実現されている。&#xD;
&#xD;
　オシャレなのは、車両ドアパネルの加工。&#xD;
　トリム生地と同系統の色調に仕上げられ、ちょっと　「軽」　とは思えない質感が生まれている。&#xD;
　インパネもすごい！&#xD;
　ここもドアパネルと同色に塗装され、室内のカラーコーディネイトは万全だ。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/white_in0006.JPG" width="360" height="270" border="0" alt="ホワイトカントリー内装006" /&gt;&#xD;
&#xD;
　気になるお値段は、なんと80万円 !?&#xD;
　ただし、これは架装費だけの価格。&#xD;
　ベース車両は別で、持ち込み架装も可。&#xD;
　でも、リアルウッドの手の込んだ家具を多用したハイグレードな室内架装が80万円というのは、なんともリーズナブルな設定ではなかろうか。&#xD;
&#xD;
　４ナンバーの　「アクティ」　と、５ナンバーの　「バモス」　の価格差が約70万円ほどであることを考えると、その価格差を架装費で吸収しようという　「ホワイトカントリー」　の戦略は、うまいところを突いているようにも思う。&#xD;
&#xD;
　この80万円の架装費に、シートカバー、ツートン塗装、プラスチックパネル、４スピーカー、カーテンなどをプラスして、だいたい115万円程度だとか。&#xD;
&#xD;
&#xD;
　この写真を送ってくださった池田さんに電話取材を試みた。&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/white_ikeda.jpg" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/white_ikeda_thumbnail.jpg" width="105" height="150" border="0" alt="カスタムプロホワイト池田氏" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
　池田さんは、お客様に選んでもらうときに、 「軽しか買えない」　という選択ではなく、 「この軽が欲しい！」　というものを目指したのだという。&#xD;
　&#xD;
　また、 「大きなクルマに乗って見栄を張ることに少し飽きて、軽自動車の利便性と、軽自動車の経済性を合理的に判断できるクレバーな人たちに見てもらいたい」　とも。&#xD;
&#xD;
　年間５～６台しか生産しない同社の営業方針は、大量生産・大量販売の正反対をゆくものだ。&#xD;
　だからこそ、少量生産の意味をしっかり訴えていきたいという。&#xD;
&#xD;
　それは、内装クロス張りから木工家具製作、さらにボディ改造から塗装まで、１人でコツコツ仕上げるところから生まれる　「職人の味」　を “売る” こと。&#xD;
&#xD;
　「たぶん、全国のビルダーの中で、現場に関わる時間でいえば、私は一、二を争う働き者だと思いますよ」&#xD;
　と池田さん。&#xD;
&#xD;
　毎日８時間。&#xD;
　それを１年300日、休むことなく自分の手を使い、働き続けた。&#xD;
　その歴史が30年あるということは、これまでの累積労働時間数が７万2,000時間。&#xD;
&#xD;
　「それだけの経験を積めば、職人としての腕を売り物にしたって、少しは許されるでしょう」&#xD;
　と池田さんは笑う。&#xD;
&#xD;
　彼はその “職人の腕” に、さらにカヌー、ダイビング、キャンプ、焚き火 （？） などのアウトドア体験をプラスして、自分のクルマを練り上げてきた。&#xD;
&#xD;
　もともと、バックパックに荷物を詰め込んで、山登りやヒッチハイクの旅を楽しんできた人である。&#xD;
　今回の　「ホワイトカントリー」　も、そんな自分の生き方の原点に戻った “作品” なのだそうだ。&#xD;
　モンベルのエアマットを使うというのも、荷物をコンパクトにたたんで収納するバックパッカーの習慣をそのまま反映したもの…だとか。&#xD;
&#xD;
　今度の　「ホワイトカントリー」　は、そのようなライフスタイルを貫いてきた池田さんの原点でもあり、同時にその集大成だという。&#xD;
　「サイズ」　は軽でも、 「志」　は巨大モーターホーム。&#xD;
　そんなクルマだと言いたげに、電話の向こうの声が、明るく笑った。</dc:description>
    <dc:date>2010-02-01T21:20:00+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/106113.html">
    <title>音楽酒場</title>
    <link>http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/106113.html</link>
    <dc:description>　深夜０時を過ぎて、自分の住んでいる町の駅に降り立つと、もうラーメン屋が店を閉じている。&#xD;
　もちろん定食屋も終わっている。&#xD;
&#xD;
　ファミレスはあるが、自転車漕いで行ける距離ではない。&#xD;
　なじみの寿司屋はあるが、酒を飲まないとならない。&#xD;
　残業続きの日々だから、自炊するほどの時間はないし、情熱もない。&#xD;
　ついでに、冷蔵庫の中には何もない。&#xD;
&#xD;
　…ってなことで、深夜に夕飯を食う場所となると、 「すき家」　「吉野家」　「松屋」 。&#xD;
&#xD;
　その３軒を順ぐりに回っていたが、さすが飽きた。&#xD;
　コンビニ弁当は、もっと前に飽きた。&#xD;
&#xD;
　松屋の豚焼肉定食を、ポン酢ダレのさっぱり感でなんとか胃の中に流し込んだ後、不意に、ちょっと酒を飲んで、音楽を聞きたくなった。&#xD;
&#xD;
　寝るのが遅くなると、明朝の出社がきつくなるのは分かっているが、たまにはそんな夜もある。&#xD;
&#xD;
　日頃はあまり足を運ばない駅の北口方面に、音楽を聞かせてくれそうな店が一軒あるのを思い出した。&#xD;
&#xD;
　入ったことはない。&#xD;
　「ソウル、ブルース、ニューオリンズ……」&#xD;
　ってのが、看板にズラズラと列記されている店って、案外入りにくい。&#xD;
&#xD;
　そのうちのどれかが一つだけ表記されていれば、店の中の雰囲気も想像がつきそうなものの、三つ以上連なると、一瞬ちゅうちょして、 「ま、この次ね…」　と背中を向けてしまう。&#xD;
&#xD;
　看板を見るかぎり、店内に流れる音楽は、いちおうアメリカ系…それも南部の匂いが濃そうな雰囲気だけはあるのだが、ローカルな町の “専門店” というのはアテにならないことが多いのだ。&#xD;
　中年オヤジの常連客が、昔の　「南こうせつとかぐや姫」　なんかをボソって聞いていそうで、怖い。&#xD;
&#xD;
　ひとつだけ言えることは、こういう店に、若い客はほとんど来ないということ。&#xD;
　今のヒップホップあたりを聞いている若い層は、 「ソウルミュージック」　「ブルース」　という看板の店にはまず入らない。&#xD;
　その前に、バーで音楽を聞くという習慣がない。&#xD;
&#xD;
　だから、客はオヤジだけ…といっていい。&#xD;
&#xD;
　で、この手の店は、オープンしたての頃は、マスターの “高い志” を買って、看板で謳っているような音楽を好きな人間がぽつりぽつりと来るだろうけれど、毎日来るわけでもないだろうから、自然と近所のオジさんが、寝る前に焼酎いっぱい引っ掛けるか…って感じで集まることが多くなって、 「クリスタルキングの　『大都会』　は懐かしいねぇ、マスターないの？」　となっていく。&#xD;
　で、横浜銀蝿がかかっていたりする。&#xD;
&#xD;
　ま、それでもいいのかな…と、意を決して扉を開けると、80年代風のブリティッシュ・ロックが流れていた。&#xD;
　&#xD;
　……ブリティッシュ・ロック？&#xD;
　ま、いいか。&#xD;
&#xD;
　案の定、中年オヤジが二人、カウンターで話しこんでいる。&#xD;
　そこから二つほど席を空けて、カウンターの端に座る。&#xD;
&#xD;
　カウンターの向こう側には厨房があって、その横にはＣＤ棚。&#xD;
　ＣＤ棚の横は、レコード棚が壁一面を埋め尽くしていて、音楽ソースだけはふんだんにある店だと分かった。&#xD;
&#xD;
　いくつかのＣＤジャケットがこちら側を向けて立てかけてあるけれど、最近の新譜は知らないので、どんな音を出すＣＤなのか想像もつかない。&#xD;
　黒人ミュージシャンのジャケ写が多いので、メインに流す音は黒っぽいんだな…とは見当がついたが、さすがに最近の新譜は知らないので、気後れする。&#xD;
&#xD;
　｢何を飲まれますか？」&#xD;
　と、カウンターにズラリ並んだ焼酎ボトルの透き間から顔を覗かせたマスターは、意外と若い感じだった。&#xD;
&#xD;
　カクテルのメニューから　「モスコミュール」　を選んで注文する。&#xD;
　実は、それが何をベースにした、どんな味の酒なのか知らない。&#xD;
　ただ語感で、ちょっと “通ぶって” で見えるかな…と思って頼んだにすぎない。&#xD;
&#xD;
　なんだかコーラを薄めたような酒が出てきて、それを一杯キュッとひっかけたところを見計らったように、カウンターの隣りのオヤジが声をかけてきた。&#xD;
&#xD;
　「すいませんね。持ち込みのＣＤで」&#xD;
&#xD;
　「…………？」&#xD;
&#xD;
　たぶん、彼が言いたいのは、&#xD;
　「一応、ここはブラックミュージックの店なんだけれど、今は、私が持ち込んだブリティッシュ・ロックのＣＤをかけてもらっている」&#xD;
　……ということなんだろうな？　と、見当をつける。&#xD;
&#xD;
　「いいんですよ。何でも好きですから」&#xD;
　と、こちらも愛想笑いを返すと、&#xD;
&#xD;
　「普段はどういう音楽を聞かれるのですか？」&#xD;
　と、そのオヤジが食い下がってきた。&#xD;
&#xD;
　こういう店は怖い。&#xD;
　さっそく　「通行手形を拝見」　と来るわけか。&#xD;
　&#xD;
　「ここから先はマニアの聖域だ。通りたければ手形を見せろ」　ってか？&#xD;
&#xD;
　「ええ、まぁ……分かりやすいブルースとか、あとは70年代のソウル系は、昔は聞いていましたね」&#xD;
　と答えると、すかさず、焼酎ボトルの透き間から、若いマスターが顔を覗かせ、&#xD;
　「何でもリクエストしてください。ブルースはシカゴ系ですか？」&#xD;
　と尋ねてくる。&#xD;
&#xD;
　すごい店だ。　&#xD;
　相当コアな客が、レアな音を求めて、ディープな会話を楽しむ店なんだな…と気づいた。&#xD;
&#xD;
　こういう時の “リクエスト” ってのが難しい。&#xD;
　あまりベタ過ぎるとバカにされそうだし、かといって、かすかに知っているマニアック路線だと、その後が続かない。&#xD;
&#xD;
　こういう場面になると、妙に子供っぽく見栄っ張りになる私である。&#xD;
　「オレ、通だろ？」&#xD;
　って、バカバカしいことを自慢したくなるたちなのだ。&#xD;
&#xD;
　で、とりあえず、マジック・サムの　『ウエスト・サイド・ソウル』　をかけてもらうことにした。&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/westsidesoul.jpg" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/westsidesoul_thumbnail.jpg" width="130" height="130" border="0" alt="マジック・サム「ウエストサイドソウル」" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
　「あ、いーすね。久しぶりのマジック・サムだな」&#xD;
　と、マスターが嬉々として、レコード棚からそれを引っ張り出す。&#xD;
&#xD;
　「このデルマーク盤の音はいいですね。これと同じ □×※◎△× で、○◎※△× があるのだけれど、そちらは音が全然違うんですよね。もしかしたらテイクが違うのかもしれませんね」&#xD;
&#xD;
　ってなことを言われても、頭の中は　「……？？？？？」　なんだけど、口では、 「そうそう！　そうなんだよね」　…で、早くも （汗！）&#xD;
&#xD;
　そんな冷や汗タラタラのこっちの心境に頓着することなく、マスターの話がよどみなく続く。&#xD;
&#xD;
　「マジック・サムは、映像がほとんど残ってなくて、わずかに ※◎×△※ のライブと、 □※◎×△ のコンサートの二つがあるんですけど、この前、画像でその □◎※△×○の ステージを見る機会があって、なんと、 ○◎×※△ のギターを弾いていたんですよ。思わずびっくり…」&#xD;
&#xD;
　頭の中は、ますます　「……？？？？？？？」 。&#xD;
&#xD;
　だけど、口では、 「ホントですかぁ！　そりゃすごい」&#xD;
&#xD;
　マスターの話はさらに続く。&#xD;
　「デルマークだと ※○□×◎× …… ◎□※○ …… マジック・サム は □※○◎×で … バディ・ガイみたいな ○□※◎×◎ じゃなくて ◎×※□◎で ……」&#xD;
&#xD;
　「へぇー、そりゃすごい！　やっぱりね！　ほぉ…」&#xD;
&#xD;
　何が “やっぱり” なのか、自分でも分からない。&#xD;
&#xD;
　早くも腰が引けてきちゃって、帰るタイミングを見はからっていたら、隣りのブリティッシュ・ロックのＣＤを持ち込んできたオヤジが、すかさず、&#xD;
&#xD;
　「いやぁ、ボクは、今日はイギリスの音を聞いていたんですけど、ホントはアメリカ南部のソウル・ミュージックが好きで、 ◎×△※□ とか、 ×◎□※○ とか、シル・ジョンソンとか、 □×◎○※× とか、好きでしてね」&#xD;
&#xD;
　オヤジが並べた名前で、かろうじて理解できた固有名詞が、 「シル・ジョンソン」 。&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/S_J.jpg" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/S_J_thumbnail.jpg" width="78" height="91" border="0" alt="シル・ジョンソン002" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
　「あ、私もシル・ジョンソンとか、好きですね」&#xD;
　（……ああ、言っちゃった）&#xD;
&#xD;
　「そうですかぁ！　話が合うな」&#xD;
　（……合わねぇよ）&#xD;
&#xD;
　「じゃ、 ○×◎×□※ とか、 ※□◎○×※□ とか、オーティス・クレイとかもお好きでしょ？」&#xD;
　と言われて、唯一オーティス・クレイだけは分かったから、&#xD;
　「オーティス・クレイいいですねぇ！　あのしょっぱい声って、ホントため息出ちゃいますねぇ」&#xD;
　（……ああ、また言っちゃった）&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/otisclay.jpg" width="360" height="357" border="0" alt="オーティス・クレイジャケ" /&gt;&#xD;
&#xD;
　すると、オヤジ。&#xD;
　「おお、今日は酒がうまいなぁ！　マスター、次オーティス・クレイかけてね」&#xD;
　&#xD;
　そうなると、自分もこういうしかない。&#xD;
　「いいですねぇ！　私も聞きたかったところです。今日は楽しいなぁ」&#xD;
&#xD;
　話を合わすのだけはうまい私だけど、たいてい、そのあとで後悔する。&#xD;
　（帰れなくなっちゃったじゃねぇのよ…）&#xD;
&#xD;
　で、「Trying To Live My Life Without You,Baby …」　のリフのところは、そのオヤジと、テーブル叩いてリズムを取りながら、合唱になっちゃった。&#xD;
&#xD;
　その後、アン・ピーブルス、アル・グリーン、フィリップ・ミッチェル…ってなベタベタの70年代サザン・ソウルをさんざん聞いて、やばいじゃん……夜中の２時だよ。&#xD;
&#xD;
　帰りぎわ、マスターがわざわざ扉の外まで見送りにきて、&#xD;
　「あのね、一昨年に出たアル・グリーンの新譜、これすごいんですよ。今日聞いていただきたかったんですけどね」&#xD;
　という。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/ALGREEN_001.jpg" width="360" height="360" border="0" alt="アル・グリーンジャケ" /&gt;&#xD;
&#xD;
　　「アル・グリーンって、牧師さんやってんでしょ？」&#xD;
&#xD;
　　「いや、それがもうずいぶん前に世俗の世界に帰ってきたんですよ。声なんかも、まったく衰えてなくて。&#xD;
　　たぶんね、周りのスタッフがいいんでしょうね。&#xD;
　　何気なく聞くと、昔のハイ・サウンドのままで、変り映えしないように聞こえるんですけど、昔のものと聞き比べてみるとハッキリ違いが分かります。&#xD;
　　演奏者が若い。しかも、いい感覚持ってます。&#xD;
　　おそらくドラムスのチューニングなんか相当時間をかけたんじゃないかな。&#xD;
　　ちょっと聞くと、ハワード・グライムスのドラミングをよく捉えている。&#xD;
　　だけど、よく聞くと全く高度なんですね。今の時代の音なんですよ」&#xD;
　　　&#xD;
　「ヘェー、そうなんだ！　じゃ、次はそれを聞きに来るね」&#xD;
　「ええ、もうぜひ！　お待ちしています」&#xD;
&#xD;
&#xD;
　……さぁて、もう１回、自分はこの店に来るか？&#xD;
　今日みたいな感じだと、疲れちゃうしな。&#xD;
&#xD;
　でも、きっと行くよ。オレのことだもん。</dc:description>
    <dc:date>2010-01-31T16:10:00+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/105895.html">
    <title>日本のＲＶの歴史</title>
    <link>http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/105895.html</link>
    <dc:description>　ようやくである。&#xD;
　『日本のキャンピングカーの歴史』　という書籍の発行に漕ぎつけた。&#xD;
　昨日、その表紙の校正が上がった。&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/historyRV_japan.jpg" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/historyRV_japan_thumbnail.jpg" width="106" height="150" border="0" alt="日本のキャンピングカーの歴史" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
　見本が上がるのが、２月５日。&#xD;
　約90ページの書籍になった。&#xD;
&#xD;
　もちろん、これが日本のキャンピングカーの歴史を完璧に網羅したものだと言い張るつもりはない。&#xD;
　むしろ、取材しきれなかった部分の方が多い。&#xD;
&#xD;
　しかし、人から人へ、つてをたどって、古い時代のキャンピングカーをご存知の方々には、かなりお会いできたように思う。&#xD;
　かなり高齢な方もいらっしゃったが、お元気なうちに取材できたのはうれしいことだった。&#xD;
&#xD;
　日本のキャンピングカー１号車は、今のところ、画家の桐野江節雄さんが東京マツダに造らせたオート３輪の　「エスカルゴ号」　ということになっている。&#xD;
&#xD;
　しかし、本資料を作成しているうちに、どうやら演歌歌手の田端義夫さんがいすゞ自動車に造らせたバスを改良したキャンピングカーの方が年代的に古いということが分かった。&#xD;
　田端さんの “バスコン” は、昭和30年 （1955年） に造られたということになっている。&#xD;
&#xD;
　今回、その確証を得るために、当時いすゞ自動車にいらっしゃった方にお会いすることができたが、漠然と昭和30年代の初期…というところまでしか分からなかった。&#xD;
　その方が、当時のいすゞのバスを担当されていたスタッフと連絡を取ろうと努力を重ねてくださったが、すでに連絡が取れない人が多かったという。&#xD;
&#xD;
　エスカルゴ号の方は、昭和33年 （1958年） に製作されたことがはっきりしている。&#xD;
　それを確実に裏付ける資料もあるし、その製作に立ち会った人からも話を聞いている。&#xD;
　したがって本書では、暫定的に、このエスカルゴ号をもって　「日本のキャンピングカーの草分け的存在」　という位置づけにした。&#xD;
&#xD;
　その後、現在のようなキャンピングカーのスタイルが生まれるまでには、10年ほど変化の乏しい歳月が流れる。&#xD;
　しかし、その間、ワーゲンベースの輸入キャンパーなども導入されるようになり、それを参考にして、徐々に今のスタイルの車両が姿を見せるようになる。&#xD;
　その大半は、ユーザーが自作したハンドメイドキャンピングカーだった。&#xD;
&#xD;
　70年代に入ると、国産キャンピングカーは、ハンドメイドキャンピングカーの百花繚乱期を迎える。&#xD;
　ワンボックスカーの室内を架装したものから始まり、今のピックアップキャビンの原型ともいえるトラックの荷台にシェルを積載したものまで、様々なスタイルが追及されていった。&#xD;
&#xD;
　それと並行して、アメリカのバニングに影響を受けたカスタムカーのブームがスタートする。&#xD;
　日本のキャンピングカーは、このハンドメイドとバニングの二つの流れにけん引される形で、次第に現在のスタイルを生み出すようになっていく。&#xD;
&#xD;
　そこには、いろいろな人々のドラマがあった。&#xD;
　本書は、 「キャンピングカーの歴史」　と称しながら、人物列伝のおもむきを呈しているようにも思える。&#xD;
&#xD;
　すでに現役を引退された方々から取材するときは、古い写真や資料を見ていただきながら、時間をかけて、少しずつ思い出してもらうような形を取ることも多かった。&#xD;
&#xD;
　しかし、その方の記憶がゆっくりと形を整え、ご本人も忘れていたような過去が蘇えってきたとき、そこには思いがけない感動的な青春ドラマが再現され、しばしば陶然と聞きほれたことも一度や二度ではなかった。&#xD;
&#xD;
　惜しむらくは、この資料を制作中に、 「日本のオートキャンプの父」　ともいわれる日本オート・キャンプ協会の岡本昌光初代専務理事が亡くなられたことだ。&#xD;
&#xD;
　岡本氏は、日本にキャンプ文化を根づかせた最大の功労者だが、また数々のイベントを通じて日本にキャンピングカーを紹介した功績においても、並ぶ者のいない偉業を成し遂げた人である。&#xD;
　&#xD;
　岡本氏は、この小冊子の完成を待たずにして亡くなられたが、原稿チェックの段階ではさんざん目を通してもらい、電話を通じて、ほぼ毎日こと細かなアドバイスをいただいた。&#xD;
&#xD;
　氏は、本当にこの資料ができあがるのを楽しみにされていた。&#xD;
　旧友と連絡をとるときも、ことあるごとに、この小冊子が現在制作進行中であることを話題にし、その感想を述べ、できばえを誉めたたえてくれたというから、完成本を直にお渡しできなかったことが本当に残念でならない。&#xD;
　逝去されたのは、昨年の10月11日。享年78歳であった。&#xD;
&#xD;
　また、現在キャンピングカービルダーとして名声を誇る会社の創業者たちの中においても、アム・クラフトの水鳥元社長、セキソーボディの中山元社長らのように、若くして永眠された方々がいる。&#xD;
　本資料は、その方々にも見ていただきたかった本である。&#xD;
　&#xD;
　ともあれ、不完全な形かもしれないが、日本のキャンピングカーの流れをたどる原資料のようなものはできあがった。&#xD;
　今後は、取材に漏れた方々の証言もさらに取り入れ、また、これを読まれた未知の読者からの正確な情報もつけ加え、より精度の高い資料集として再構築していくことも念頭に置いている。</dc:description>
    <dc:date>2010-01-30T04:20:00+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/105678.html">
    <title>ユーガタフレンド</title>
    <link>http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/105678.html</link>
    <dc:description>　キャロル・キングとジェイムス・テイラーの日本公演があるらしいじゃない。&#xD;
　たぶん観に行っているような余裕もないと思うけれど、白髪頭のキャロルと、頭の禿げ上がったジェイムスが仲良く並んでいる写真を見たら、いい雰囲気だった。&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/CaroleKingJamesTaylor.jpg" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/CaroleKingJamesTaylor_thumbnail.jpg" width="150" height="112" border="0" alt="キャロル＆ジェイムス" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
　ロックとＲ＆Ｂの申し子のつもりでいた私だったから、&#xD;
　「オレにはこういう音楽は合わねぇんだ」&#xD;
　と突っ張っていたけれど、結局、当時、ギター弾いていちばん歌っていたのは、彼らの　「ユー・ガッタ・ア・フレンド」　だったり、キャロル・キングの　「ソー・ファー・アウェイ」　だったり、ジェイムスの　「クローズ・ユア・アイズ」　だったりした。&#xD;
&#xD;
　あの感覚は何だったんだろう。&#xD;
　夏の終わった、人気のない避暑地に、静かに午後の木漏れ日が揺れている…という雰囲気だった。&#xD;
&#xD;
　好きだった70年代ソウルが、ただのディスコミュージックになっちゃって、ロックは退屈になっちゃって、 「祭りの季節が終わった」　という空漠とした気分のときに、ふと耳を澄ますと、彼らの音が、舗道を浸す枯れ葉のようにひたひたと鳴っていたんだな。&#xD;
&#xD;
　だから、キャロル・キングやジェイムス・テイラーの曲を聞いたとき、&#xD;
　「あ、もう秋が来ていたんだ」&#xD;
　と、気づいた。&#xD;
&#xD;
　その頃、仲間とバンドを組んで、クリームのコピーをやっていた後輩と親しくなった。&#xD;
　体格の良い男で、縮れたロングヘアで、口元に立派なヒゲをたくわえて…。&#xD;
　見るからに、ロック野郎でさ。&#xD;
&#xD;
　そいつが学園祭なんかで、ジンジャー・ベイカーよろしく派手なドラミングでステージを沸かすと、けっこう音楽にうるさい連中も盛大な拍手を送っていた。&#xD;
&#xD;
　そいつが一度だけ、家に遊びに来たことがある。　&#xD;
&#xD;
　なんか、憂鬱そうだった。&#xD;
　「オレ、他のメンバーと、音楽が合わなくなってきてさ」&#xD;
　と、そいつはティーバックの紅茶をすすりながら、ぽつりと言う。&#xD;
&#xD;
　「どういうことよ？」&#xD;
　と聞くと、やにわにそいつが私のギターを取り上げ、ジェイムス・テイラーの　「ファイア・アンド・レイン」　を歌い出したんだ。&#xD;
&#xD;
　ありゃりゃ……お前にも　「秋」　が来ていたんか、…と思った。&#xD;
&#xD;
　二人して、アコースティックな曲ばかり選んで一緒に歌った。&#xD;
　キャット・スティーブンスの　「雨に濡れた朝」　とか、ＣＳＮ＆Ｙの　「ヘルプレス・ホーピング」　とか、ニール・ヤングの　「ハート・オブ・ゴールド」　だとか。&#xD;
　&#xD;
　外では枯れ葉がどんどん舞っていき、弱い光が、地平線の彼方まで届きそうに、長く伸びた日だった。&#xD;
　ジェイムス・テイラーの作った曲は、その透明な光の中を、枯れ葉といっしょに宙にたなびいていた。&#xD;
&#xD;
　ウィスキーでも、ビールでもなく、紅茶が似合う日だな…と思った。　&#xD;
&#xD;
&lt;object width="425" height="344"&gt;&lt;param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/Q7RPCFfudmU&amp;hl=ja_JP&amp;fs=1&amp;"&gt;&lt;/param&gt;&lt;param name="allowFullScreen" value="true"&gt;&lt;/param&gt;&lt;param name="allowscriptaccess" value="always"&gt;&lt;/param&gt;&lt;embed src="http://www.youtube.com/v/Q7RPCFfudmU&amp;hl=ja_JP&amp;fs=1&amp;" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="425" height="344"&gt;&lt;/embed&gt;&lt;/object&gt;</dc:description>
    <dc:date>2010-01-29T03:31:35+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/105632.html">
    <title>歯ぎしり</title>
    <link>http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/105632.html</link>
    <dc:description>　すんでの所で、歯を抜かれるところだった。&#xD;
　なにせ、右側の奥歯が　「物を噛むと痛い」　という状況が２週間も続き、お医者さんから、 「歯の寿命が尽きたので抜くしかない」　と言われていたのだ。&#xD;
&#xD;
　「抜いた方が、かえってしっかり物を噛めるよ」&#xD;
　といわれ、&#xD;
　「はい、了解！」&#xD;
　と潔く答えたものの、いざ抜く日が近づいてくるとなると、去っていく歯がいとおしくなった。&#xD;
&#xD;
　いちおう、自分を50年以上支えてくれた大切な肉体の一部なのである。&#xD;
　この間、文句ひとついうことなく、固いせんべいをかじる辛さにも耐え、煙草のヤニに汚されつつ、じっと堪え忍んできたのだ。&#xD;
　なのに、 「歯なんだから、それが務めだろ」　と思っていたため、 「ありがとう」　の一言もいうことがなかった。&#xD;
&#xD;
　ところが、いざ抜かれると思うと、だんだん　「このビスケットをかじるのもこれが最後だろう…」　などと優しい言葉のひとつもかけてやろうという気になってきた。&#xD;
&#xD;
　すると不思議なことに、奥歯との決別が近づいてくるにつれ、 「痛み」　がなくなってきたのである。&#xD;
　歯の方も、 「抜かれてたまるか」　と、ようやく一念発起して、痛みを自分だけで噛みしめて、主人に伝えないような努力を始めたのかもしれない。&#xD;
&#xD;
　もともと、虫歯で弱くなった歯ではなかった。&#xD;
　歯ぎしりしているうちに、割ってしまった歯なのである。&#xD;
&#xD;
　人からは、けっこうおっとりした温厚な性格だと思われている私だが、実は、けっこうイライラする人間である。&#xD;
　で、ストレスが溜まると、つい無意識のうちに、ギリギリと歯を擦り合わせている。&#xD;
&#xD;
　「歯を食いしばって耐える」　といえばカッコいいが、要するに歯ぎしりの多い人間だったのだ。&#xD;
&#xD;
　そのために、若いときは、 「縦横比」　でいえば　「縦」　が長い、江戸時代の殿様のような瓜ざね顔の骨格だったが、年をとるとともにアゴ系の骨が発達し、横幅の方がどんどん拡張していった。&#xD;
　今じゃラグビーボールを地面に置いたときのような骨格になってしまっている。&#xD;
&#xD;
　それほど、奥歯を擦り合わせて “鍛えて （？） ” いたわけだが、ある日突然、ガリッという鮮やかな音とともに、その歯が口の中で破裂した。&#xD;
　びっくりした。&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/gari001.JPG" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/gari001_thumbnail.jpg" width="150" height="122" border="0" alt="ガリッ！" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
　まぁ、大昔は虫歯になったこともある歯で、中に詰め物が入れてあるだけだから、歯そのものは薄くなっていた。&#xD;
　そこに、当時としては、めっちゃストレスのかかる仕事を抱えていたため、そのプレッシャーを一身に受けていた歯が、ついにギブアップしたというわけだ。&#xD;
&#xD;
　歯医者に行ったら、 「中高年には多いんですよ。いろいろ辛いことがあるでしょうから」　と同情された。&#xD;
&#xD;
　で、そのとき修理した歯がまた痛くなり、いよいよ抜く日になって、歯科医の診療シートに座ったのだけれど、歯を抜く専門の先生が見るところによると （歯科医も分業制が発達してきたのだろうか？） …　「痛みがないなら抜くこともないですねぇ」　という。&#xD;
&#xD;
　「本当にダメになるまで、騙しだまし、使ってみましょうか」&#xD;
　と言われて、歯の掃除だけして帰ることにした。&#xD;
&#xD;
　だけど、歯が生き残っても、本体の方が先にくたばる可能性だってあるんだから、どうすりゃいいのやら…&#xD;
&#xD;
　帰りぎわに、 「顎関節症の症状を改善するために」　というチラシを渡された。&#xD;
　歯よりも　「顎 （アゴ） 」　のケアをしろということらしい。&#xD;
&#xD;
　そこには、&#xD;
　・ 「歯のくいしばりが必要な、重い物を持ち上げる動作は避けてください」　&#xD;
　・ 「精神的な緊張の持続は、症状を悪化させることがあるので、30分ごとに緊張を解放し、リラックスすることが必要です」&#xD;
　・ 「上下の歯を常時接触させてはおくのは良くありません。絶えず上下の歯を接触させている人は、顎関節にも常に力がかかります」&#xD;
　……ってなことが記されていた。&#xD;
&#xD;
　これは大変なことになった！&#xD;
　…と、またしても歯をギシギシ擦り合わせてしまった。&#xD;
　習慣となったものは、なかなか治らない。　</dc:description>
    <dc:date>2010-01-28T20:46:23+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/105423.html">
    <title>リコルソＳＳ</title>
    <link>http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/105423.html</link>
    <dc:description>　２月の幕張ショーに出展予定の新車、アネックスさんの 「リコルソＳＳ」 をご紹介。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/RICCORSO7985_m.jpg" width="360" height="215" border="0" alt="リコルソＳＳ　" /&gt;&#xD;
&#xD;
　「リコルソＳＳ」 は、今注目の日産ＮＶ200をベースにしたライトキャンパー。&#xD;
　本格的なキャンピング装備を組み込んだものというよりも、日帰りドライブだけでも十分に楽しめる “手軽な旅行車” という位置づけの車両である。&#xD;
　だから、 「キャンピングカー」　という仰々しい呼び方をせずに、アネックスでは　「ミニマムＲＶ」　と呼ぶ。&#xD;
&#xD;
　今回、送っていただいた資料は、なんと社内で討議された　「コンセプトメイク」　のメモ。&#xD;
&#xD;
　本来なら、それを翻訳する形でこちらが記事化するのだけれど、今回は、ビルダー内部でどのように新車開発の議論が進められるのか、その様子が伝わってくるものなので、原案に近い状態のものを掲載させてもらうことにした。&#xD;
&#xD;
&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/RICCORSO7965_m.jpg" width="360" height="240" border="0" alt="リコルソＳＳテント" /&gt;&#xD;
&#xD;
《 トレンド分析 》&#xD;
 &#xD;
【現状】 &#xD;
・ 大型車から小型車への流れが世界的に見られる。&#xD;
・ ハイブリット車の販売が好調。&#xD;
・ PLAZA 大阪において、小型車の引き合いが多くなっている。&#xD;
・ 二酸化炭素削減のニュースが頻繁に流れる。&#xD;
&#xD;
【今後の読み】&#xD;
小型のキャンピングカー。しかも低燃費。 &#xD;
&#xD;
《 キーワード設定 》&#xD;
 &#xD;
【スマート】&#xD;
大きなエンジン、大きな車体、いかにも燃費の悪そうな車は賢い選択といえないのではないかと疑問を感じ、低燃費車がこれからのスマートな車だとお考えの方にアピール。&#xD;
 &#xD;
【スモール】&#xD;
バブルなんてとっくの昔に過去のもの。 “いつかは○ラ○ン” というフレーズも過去のもの。背伸びするのではなく身の丈 （たけ） にあった暮らしを楽しみたい。&#xD;
 &#xD;
【ちゃんと】 &#xD;
チープな作りは好まない。&#xD;
センス良く、しっかりした品質のもの。&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/RICCORSO0243_m.jpg" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/RICCORSO0243_m_thumbnail.jpg" width="150" height="100" border="0" alt="リコルソＳＳ室内１" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
【エコ】 &#xD;
地球に対してローインパクトな車。&#xD;
&#xD;
《 コンセプトのＡＢＣ 》&#xD;
 &#xD;
【Ａ、顧客】 &#xD;
・ 50代以上のご夫婦。&#xD;
・ 旅行は好きだけれど、キャンピングカーを買うほど入れ込んではいない。&#xD;
・ 自宅の駐車スペースはごく普通の乗用車でちょうどの大きさ。&#xD;
・ ミニバンと同程度の予算。&#xD;
・ 軽四では満足しきれない。&#xD;
&#xD;
【Ｂ、提供する便益】&#xD;
お二人で使うにはちょうど良い大きさ。普段の足にも十分抵抗感なく使える。&#xD;
&#xD;
【Ｃ、確たる理由】&#xD;
・ 全長4400ｍｍ×全高1800ｍｍ程度。&#xD;
・ 車両本体価格 270万円未満 （税込み）&#xD;
・ エンジンは1600ｃｃ、コンパクトカーと同じレベル。&#xD;
・ 乗車姿勢も自然。 （ハイエースは座席位置が高すぎる）&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/RICCORSO0240.jpg" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/RICCORSO0240_thumbnail.jpg" width="150" height="100" border="0" alt="リコルソＳＳ室内２" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
 《 ストーリー 》&#xD;
 &#xD;
【起】　異常気象などが頻発し、二酸化炭素による地球温暖化の影響が心配されています。　　　 &#xD;
【承】　そして、二酸化炭素の排出量の中でも大きな比率を占めるのが自動車です。&#xD;
【転】　私たちキャンピングカーに関わるものとして、何かできることはあるのでしょうか？ &#xD;
【結】　ＡＮＮＥＸが、21世紀の地球を考えて提案するミニマムＲＶ……ＲＩＣＯＲＳＯ-ＳＳ。&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/RICCORSO7965_m.jpg" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/RICCORSO7965_m_thumbnail.jpg" width="150" height="100" border="0" alt="リコルソＳＳテント" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
　……なるほど。スタッフ会議などでは、新車のイメージをこういうふうに練り上げていくのだな…と分かる。&#xD;
　基本的には、雑誌などを制作する編集会議と変わらない。&#xD;
&#xD;
　まず、時代の流れを分析。&#xD;
　次に近未来社会 （のマーケット） を予想。&#xD;
　そして、キーワードを固め、ターゲットユーザー （雑誌なら読者層） を定める。&#xD;
&#xD;
　商品開発というのは、みなそのように進んでいくのだけど、この　「リコルソＳＳ」　の場合は、比較的、開発陣の “思想的練り上げ” の部分に比重がかけられていると感じた。&#xD;
　つまり、商品にまつわる “物語” をつくろうとしていることが伝わってくる。&#xD;
&#xD;
　それが、たとえば、 「キーワード設定」　に表れた次のようなフレーズ。&#xD;
&#xD;
　「バブルなんてとっくの昔に過去のもの。 “いつかは○ラ○ン” というフレーズも過去のもの。背伸びするのではなく身の丈　（たけ） にあった暮らしを楽しみたい」&#xD;
&#xD;
　ここで行われようとしているのは、ハイグレードなライフスタイルを盲目的に極めようとする上昇志向からの 《決別》 である。&#xD;
&#xD;
　高度成長からバブルの時代にかけて、 「豊かな生活」　とは、常に　「まだ実現されていないもの」　だった。&#xD;
　だからこそ、それが人々の勤労意欲をドライブするエネルギーとなり、日本の経済発展の駆動力となった。&#xD;
&#xD;
　しかし、 「今はそのような時代なのか？」　という問いかけが、この　「キーワード設定」　には含まれている。&#xD;
&#xD;
　すでに、先進国では、モノがあり余っていたのではないか？&#xD;
　にもかかわらず、先進国の大企業は、消費者に一種の “精神的飢餓” のようなものを与え、 「足りていても満たされない」　という擬似的な欲望のループに消費者をハマらせていたのではないか？&#xD;
&#xD;
　そして、そのような近代社会の資本主義的な前進運動が、逆に人と自然を疲弊させ、「本当の豊かさ」　を見失わせていたのではないか？　&#xD;
&#xD;
　そういう眼差しが、このアネックスさんの新車開発メモからは感じられる。&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/RICCORSO7913_m.jpg" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/RICCORSO7913_m_thumbnail.jpg" width="150" height="100" border="0" alt="リコルソＳＳリヤ収納" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
　「身の丈にあった暮らしを楽しみたい」　というこのキャンピングカーの思想は、ことなかれ主義とか、縮み志向などといった発想とはまったく無縁である。&#xD;
　逆に、 「今の生活の中から、新しい豊かさを探そうよ」　という、発想の転換を示唆するインパクトが秘められている。&#xD;
&#xD;
　キャンピングカーが新しいライフスタイルを創るという信念がなければ、こういう発想は生まれない。&#xD;
&#xD;
　幕張ショーでは、まずアネックスさんに座布団一枚！</dc:description>
    <dc:date>2010-01-27T21:27:26+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/105200.html">
    <title>不況に強いＲＶ</title>
    <link>http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/105200.html</link>
    <dc:description>　(社) 日本オート・キャンプ協会さんが発行される月刊紙　『オートキャンプ』　には、ＲＶランドの阿部和麿さんが執筆される　「Ｃａｍｐｉｎｇｃａｒ Ｃｒｉｔｉｑｕｅ」　という連載エッセイが掲載されている。&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/ac2009_10.jpg" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/ac2009_10_thumbnail.jpg" width="90" height="133" border="0" alt="JACオートキャンプ0910" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
　今日それが送られてきたので読んでみたら、なかなか面白いことが書かれていた。&#xD;
　その一部を要約してちょっとご紹介してみたい。&#xD;
&#xD;
&#xD;
　『キャンピングカー・クリティーク第38回』&#xD;
　「キャンピングカーは不況に強いか？」 ｂｙ 阿部和麿&#xD;
&#xD;
&lt;a href="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/RVland_abe.jpg" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://campingcar.blog.hobidas.com/image/RVland_abe_thumbnail.jpg" width="123" height="150" border="0" alt="阿部和麿氏" /&gt;&lt;/a&gt;&#xD;
&#xD;
　「100年に１度」　といわれるほどの構造的不況が続く中、米国ビックスリーが凋落したり、トヨタ自動車が赤字経営を計上するなど、キャンピングカーと関連が深い自動車産業が、みな荒波にもまれたごとく苦しい航海を続けている様子が伝わってきた。&#xD;
&#xD;
　「自動車が売れない」　という嘆きを耳にしない日がないほど乗用車の営業不振の続く時代に、キャンピングカーとて例外ではないと思われる方は多いはずだ。&#xD;
　もちろんこの業界も苦しいことには変わりない。&#xD;
&#xD;
　ただあくまでも “感触” に過ぎないのだが、どうも乗用車を求めるお客様と、キャンピングカーを求めるお客様では　「客層」　が違うのではないかと思うときがある。&#xD;
&#xD;
　ご来店いただくお客様からは、不思議なことに、 「不況」　や　「デフレ」　に絡むような会話というのがほとんど出ない。&#xD;
　それよりも、 「この閉塞的で、うるおいのない時代に、せめてキャンピングカーで元気を取り戻そう」　という期待のようなものを、お客様のお話から感じることが多い。&#xD;
&#xD;
　考えてみれば、バブルが崩壊してすでに20年。&#xD;
　この間、いっとき景気が回復したように見えた時期もあったが、総じて、もう高度成長時代のような右肩上がりの上昇カーブを描いて経済が繁栄することのない時代を日本人はずっと生きてきた。&#xD;
&#xD;
　きっと、この間に人々の考え方が変わったのだ。&#xD;
　長引く不況を立て直そうと、政治面や経済面での試行錯誤がドタバタと繰り返されているうちに、誰もが気づいたのだ。&#xD;
　「立て直す前の暮らし方というのが、ひょっとしたら無理な暮らし方だったのではないか？」　と。&#xD;
&#xD;
　バブルの時代には、本来、商品の品質を表現するはずだった　「ブランド」　が、いつの間にか、所有者の見栄や虚栄を満足させるための　「記号」　として機能し、持っている人が、持っていない人に見せびらかすだけで、 「金持ち」　と　「ビンボー人」　の差がつくような風潮が生まれた。&#xD;
&#xD;
　そして、その風潮は不況の時代に入ってからも　「勝ち組」　「負け組」　と形を変えて、ますます猖獗を極めた。&#xD;
&#xD;
　そのことに、誰もが嫌気を感じてきたのがいまの時代なのだ。&#xD;
　いま人々が求めている生活は、人に見せびらかすために背伸びする生活ではなく、自分や自分の家族の満足が得られる生活である。&#xD;
　不況の20年を経験して、人々は、ようやく背伸びをしないことの心地よさに気づいたのだ。&#xD;
&#xD;
　そのことは、近年　「売れなくなったモノ」　を見てみれば分かりやすい。&#xD;
　たとえば、乗用車でいえば、かつては若者の憧れのマトであったスポーツカーのようなクルマに人気が集まらないという。&#xD;
&#xD;
　それは、そのクルマのスポーツカーの部分の人気が衰えたからではない。 「カッコいいだろ！」　と所有者に背伸びさせた部分の人気が落ちているのである。&#xD;
&#xD;
　キャンピングカーは、 「贅沢なお金持ちのクルマ」　のように思われることが多いが、実際に購入される方々で、そんな意識を持っている人たちはほとんどいない。&#xD;
　むしろ安い経費で、家族と満足を共有できる道具。人に見せびらかすクルマの対極の位置にあるものという認識を持っている。&#xD;
&#xD;
　だから、ステータスとして成功してきたような乗用車がそっぽを向かれるような時代になっても、ステータスで勝負してきたわけではないキャンピングカーは、比較的、人々の目線に　「好意の情」　がこもるように見えるときがある。&#xD;
&#xD;
ＪＡＣ（日本オート・キャンプ協会）発行　『Ａｕｔｏ Ｃａｍｐ』　第167号より&#xD;
「キャンピングカー・クリティーク　第38回」</dc:description>
    <dc:date>2010-01-26T22:36:39+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/104963.html">
    <title>てんてこまい</title>
    <link>http://campingcar.blog.hobidas.com/archives/article/104963.html</link>
    <dc:description>　2月12日より幕張メッセで開催される　「キャンピング＆ＲＶショー」　に間に合わせる発行物が二つ、ともに明日のデータ入稿日が重なってしまって、てんてこまい。&#xD;
　今日は、近年ちょっとないあわただしさだ。&#xD;
&#xD;
　そういうのが重ならないように、しっかり仕事の配分を考えるのが　「編集長」　の務めなんだけど、ほら、編集員は私一人だからさ。&#xD;
　&#xD;
　編集長の私が、 「これ、もっと仕事せんか！」　と怒鳴っても、編集員の方の私は、&#xD;
　「そんなこと言ったって、腹減りましたし…」&#xD;
　「今日はもう眠うてかなわんですわ」　　&#xD;
　……ってな感じで編集室をエスケープしてしまう。&#xD;
&#xD;
　そんなことを繰り返しているうちに、両方の締め切りが、じわじわと重なって、火の車。&#xD;
　いつもの悪いクセなんだけど。&#xD;
&#xD;
　あわただしい…というのは、作業量のことじゃないんだね。&#xD;
　頭の切り換えポイントが増えていくことなんだね。&#xD;
　作業量はそれほどでもないんだけど、異なる媒体が二つ並行して締め切りを迎えるということは、気分的に煩雑。&#xD;
&#xD;
　ひとつの校正に目を通していると、別の方の仕事で、画像のスキャニング作業が残っていることを思い出し、古いアルバム引っぱり出して、&#xD;
　「この人、若いときはパンチパーマだったんだ、へぇ…」　とか、しばらく古い写真をしげしげと見入ったりして、あ、いけね、もうこんな時間。こっちの校正があと10ページ……とかさ。&#xD;
&#xD;
　で、このデータ入稿が終わると、もう本誌の編集作業に突入なのよ。まったなし。&#xD;
&#xD;
　その間に、こまい単発の仕事があと二つ。&#xD;
　…んわけで、新車速報やるつもりやったけれど、今日はちょっとゴメンナサイ。</dc:description>
    <dc:date>2010-01-25T20:28:00+09:00</dc:date>
  </item>
</rdf:RDF>

