町田の独り言 キャンピングカーのガイド本を編集する町田が語るよもやま話

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>TOMYさん、よう…
町田 03/17 14:39
町田さんこんにちは。…
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世界中に5億人を超え…
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町田 03/14 00:28
町田さんご無事で何よ…
s-_-s 03/13 22:55
>ムーンライトさん、…
町田 03/12 17:43
町田さん。ご無事でし…
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町田 03/08 19:22
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町田 03/03 22:45
町田さん、今日は。…
マッキー旅人 03/03 16:23
>ムーンライトさん、…
町田 02/28 22:42
町田さん。アマゾ…
ムーンライト 02/24 10:29
>渡部竜生さん、よう…
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夏の東京ショー

 東京で開かれる真夏のキャンピングカーショーとして、すっかり定着した 『東京キャンピングカーショー (第6回) 』 がこの週末の7月24日 (土) ~25日 (日) の両日にわたり、東京ビッグサイトで行われる。

東京キャンピングカーショー001

 なにしろ、猛暑が続く真夏の開催にもかかわらず、前回は55,000人の来場者を集めたというビッグイベント。
 エアコンの効いた涼しい会場で、ゆったりした気分で人気キャンピングカーを見学するというのも、真夏の有効な使い方かもしれない。

 いつものことながら、このショーを告知するホームページが素晴らしい。
 いろいろなキャンピングカーイベントがあるが、事前予告として、これだけ練り込まれたHPというのも、ちょっと珍しい。

 ▼ 09年東京キャンピングカーショー会場風景1
09東京キャンピングカーショー002

 まず、出展者が展示する車両の名前と台数が、見事なチャートに整理され、一目で把握できるようになっているだけでなく、その出展者のHPに直にリンクを張り、出展車両の事前情報がしっかり抑えられるようになっている。
 簡単なようで、これは実に手間ヒマのかかる作業だ。
 そういうことに対する地道な作業の蓄積が、このイベントに訪れる来場者を増やしてきたのかもしれない。
 
 また、 「キャンピングカーの基礎知識」 というコーナーにも面白い情報が掲載されている。
 たとえば 「キャンピングカーはデカイ、高い。それは誤解です!」 という記事では、タクシー、ミニバン、大型ミニバンなどの全長、全高、全幅と最小回転半径をすべて調べ上げ、キャンピングカーが決してデカイものではないという事実を証明しようとしている。

 同じように、 「キャンピングカーは (値段が)高い。それは誤解です!」 という記事を読むと、キャンピングカーの平均的な価格帯がしっかり明記され、 「キャンピングカーは1千万円を超える高級車である」 という誤解を払拭しようとしている。

 ▼ 09年東京キャンピングカーショー会場風景2
09東京キャンピングカーショー003

 緻密な企画によるビッグイベント。
 この夏の楽しみがまたひとつ増えた。

 話題のホームページは下記 (↓) で。
 「東京キャンピングカーショー2010」
 http://www.campingcarshow.com/

NEWS | 投稿者 町田編集長 01:44 | コメント(2)| トラックバック(0)

赤木山キャンプ場

 3連休はキャンプに行ってきた。
 いまだ健康状態が完調でないカミさんのため、温泉療養&マッサージが主眼の旅だったので、あちこちの立ち寄り温泉に寄り、マッサージを受けながらのキャンプだった。

 夏休みの予行練習のような7月半ばの3連休。
 キャンプ場は、どこも子供たちの天国。
 18日 (日曜日) に泊まった 「ACN赤木山オートキャンプ場」 は、その7割方が小さな子供を連れたファミリー。残りの2割がバイクキャンプなどの若者同士のグループ。
 で、ジジイとババアは、この俺たちだけ。

 ▼ 赤木山オートキャンプ場の看板
赤木山キャンプ場看板

 ▼ 管理棟前には、鉢植えの花が咲き乱れていて、明るく、温かいイメージ。
赤木山キャンプ場管理棟前

 ▼ “鹿さんのマーク” がこのキャンプ場のシンボル。昔は、鹿肉を売っていたこともあった。
赤木山キャンプ場鹿看板

 昼間は、キャンピングカーの窓を開け放っていると、どの窓から外を覗いても子供たちの姿が見える。

赤木山キャンプ場の愛車

 日本オート・キャンプ協会の発行する 『オートキャンプ白書2010』 では、減り続けてきたキャンプ人口が、09年から再び増加し始めたことを伝えている。その中心となる層は、30代~40代の子育てファミリー。しかも、キャンプ経験の浅い新規ファミリーが増えているとか。

 昔から、夏休みのキャンプ場は 「子供たちの天国」 だったが、ひょっとしたら、このキャンプ場にもキャンプをはじめて経験する子供たちがいるのかもしれない。

 で、朝晩、子供たちの歓声を聞きながら、考えた。

 「家族の絆」 って、難しく考えることは何もないんだなって…。
 子供たちを、ただ自然の中で放ったらかして遊ばせるだけで十分なんだって。

 キャンプ場内の遊具を使って遊ぶ子供たちを、大人が指導しているなんて姿はまず見たことがない。
 子供たちは、何人か集まって、勝手に遊びのルールを作って、勝手に遊んでいるだけ。
 で、お腹が空いたら自分のテントに戻り、食事やおやつのおねだり。
 親子って、それだけでいいような気がした。

 ▼ ただ、意味もなく走り回る子供たち。
 それを見ていた両親の呟きが、たまたま聞こえてきた。
 「あの子たち、何をしているのかしら」
 「なんかのトレーニングだろ。さっきから同じところを走っているだけなんだから」

赤木山キャンプ場子供たち

 ▼ 走った後はサイトで水分補給。みんな水をよく飲む。
赤木山キャンプ場サイトの子供たち

 ▼ 石の上に登る子供たち。
 「何してるの?」 と尋ねたら、 「ロッククライミング…」 という素気ない返事。
 …オジさん見りゃ分かるだろ? って表情だった。

赤木山キャンプ場岩を登る子供

 ▼ カブトムシを20匹捕まえた親子。
赤木山キャンプ場カブトムシ親子

 ▼ 「一匹上げます」 と言われたが、 「気持ちだけ受け取ります」 ということで、記念写真をパチリ。
赤木山キャンプ場カブトムシを捕まえた子供たち

 ▼ カブトムシを20匹捕まえた子供たちが、キャンプ場のファミリーに一匹ずつ配って回ると、どこのサイトでも、親子が屈みこんで、カブトムシ鑑賞会が…。
赤木山キャンプ場親子カブトムシ鑑賞会

 ▼ とにかく木陰の多いキャンプ場。夏は助かる。特に、猛暑が続く季節はこういう場所で憩うのが一番。
赤木山キャンプ場木陰の子供たち

 ▼ 東京の多摩地区から来たという若いカップル。
 写真を撮りながら、 「私も多摩地区に住んでるんですよ」 と答えたら、 「さくら通りを毎日走っています」 という返事。うちのすぐ近くのバス通りのことだ。ローカルな話題で一時盛り上がる。

赤木山キャンプ場若いカップル

 ▼ キャンプ場の帰りに寄った観光地 (グリーンフラワー牧場) にいたポニー。
 「暑い~……」
 顔が溶け始めていた。

グリーンフラワー牧場のポニー

旅&キャンプ | 投稿者 町田編集長 15:28 | コメント(2)| トラックバック(0)

小説・暗黒街の掟

 「やつは頭もいいし、度胸もある。しかも、ステージで歌う女が、客席の暗がりの中からでも見つけ出すほどの美男子だ。
 一つのシマを仕切るだけでは満足できない貪欲さってのも持ち合わせている。
 ただ、ちょっと調子に乗りすぎた。
 どんなに才能があっても、自分の限界を計算できないやつは、やはりこの町では長くは生きられないのさ。
 ジョー。
 そろそろ、やつの魂に平穏を与えてやってくれ」

 「かしこまりました」
 
 「あ、そうだ。
 もし、やつの美人の妹に会ったら、やつは旅に出たと伝えてやれ。
 ただし、行き先は言わんでいいぞ」


 これは今書いているハードボイルド小説の一節だ。
 ただ、構想はまだ決まっていない。
 主人公もどんな人間にするのか、まだ決めていない。
 要するに、このセリフだけを思いついたというわけ。

 ま、アメリカの昔のギャング映画のセリフなんてのは、みんなこんな感じだったな。
 ギャング映画って死語か?
 今じゃなんていうんだろう。アクション映画?
 そりゃあんまりだよな。
 とにかく、今は派手な映像で見せる映画ばかりになっちゃったんで、セリフで楽しませてくれるようなシナリオがなくなったんだな。

 …とかなんとか書いているうちに、小説の続きを思いついた。
 で、この後、 「ジョー」 と呼ばれる殺し屋が、暗黒街のボスの命令を受けて、主人公を殺しにいくわけね。
 
 ジョーにどんな人物像を与えるか…。
 そうそう、よくありがちだけど、ボクサー上がりの黒人っていうことにしようかね。
 八百長ボクシングに巻き込まれて、人生を棒に振った…というヤツね。
 いかにも、ありそーだけど、ま、定番ということで。

ギャング001

 で、このジョー。
 ちょっとお洒落でね。
 ペンシルストライプのスーツの胸にピンクのポケットチーフなんか忍ばせて、昔風のストローハットなんか被っていて。

 で、主人公の住んでいるアパートの前まで来て、公園のベンチに座って、ちょっと窓を見上げて。
 売店でポップコーンを買って、ハトにエサをやるんだな。物憂げにね。

 そうしたら、突然主人公が…そうだな…名前をケリーとでもしておこうか。
 ちょっとイタリア系の顔立ちでさ。
 いかにも、女が好きそうな…って雰囲気たっぷりの男でね。
 そのケリーが、ジョーの背中ごしに声をかけるわけ。

ギャング002

 「マンハッタンのハトは、血まみれた手からこぼれるエサが好きらしいな」
 振り返るジョーの前に、両手をコートのポケットにだらしなく突っ込んだ主人公のケリーが立っているわけ。
 「こんなところで何をしているんだ? ジョー。ハトの用心棒にでもなったのか?」
 「ま、そんなところだ。安い報酬だがね」

 「このご時世で、仕事があるだけいいさ」
 …といって、ケリーはポケットからシガーを取り出して、口にくわえて。

 「まったくだ」
 といって、ジョーがライターで火をつけてやるわけさ。
 「ありがとう。…で、いくらだったんだ?」
 「いくら?」
 「俺の命の値段さ」

 ジョーの方も、まったく悪びれる様子もなく、言うわけよ。

 「それは俺たちの決めることじゃねぇ。あんたの出方しだいだ。
 フレディさんは取り引きの条件を出さなかったが、俺は取り引きの成立する余地はあると思うよ。
 なんたって、彼は慈悲にすがる人間には温厚な牧師さんだからな。
 少なくとも、フレディさんのお孫さんは、そう信じている。
 簡単な話だ。
 シマのひとつをフレディさんに返せばいいだけの話さ。
 いつも女に別れ話を切り出すときのようにね。
 そうすりゃ、フレディさんも、お前にヤクの売人ぐらいのポストを授けてくださるぜ。
 あんたも、ツーペアでフルハウスに挑むほどのバカじゃねぇだろ?」

 「ジョー。俺を相手に商売する気かえ?」
 「こいつは商売じゃねぇ。友情だ」

 ……と、ジョーが返したところまではいいんだけど、う~ん。この先がなかなか思い浮かばない。
 やっぱり小説は意外性が大事だ。
 よし! ボクサー上がりのヤクザなジョーが、実は日本料理のファンだということにしたらどうなるだろう。
 決まった!
 ジョーの次のセリフはこうだ。

 「友情の証しが欲しい。そう思っているんだろう? ケリー。
 いいさ。寿司バーで、サケを一杯おごろう。
 俺は最近、エンガワというのに凝っているんだ。ソイソースにエンガワをたっぷりまぶして食うと、まいう~だぞ。
 ワサビという神秘的なスパイスもなかなかいい。あれはテイスト・オブ・ゼンだ。
 ゼンという宗教があるだろ?
 こう見えても、俺はけっこう日本通でね」

 すると、ケリーも返すわけね。
 「お前が日本通だとは意外だな。でも、分かるぜ。
 お前たちの祖先も、日本人のようなものだからな。
 イエローモンキーにブラックモンキーだ。
 ともに 『猿の惑星』 で、俺たちをいじめた連中だからな」

 「ケリー。口をつつしめ。相手がお前じゃなかったら、今ごろお前の首は宙を飛んで、自分の胴体を眺めているところだぜ。ハラキリを知らないな?」

 「それを言うなら首切りだろ。ま、いいさ。エンガワは俺も嫌いじゃない。ただ、やっぱりヅケのうまさにはかなわないな。
 ヅケって知ってるか? マグロをソイソースに3年ほど浸してじっくり付け込むんだ。要はマグロのチーズだ。
 少し臭いが、こいつを一度味わうと、タクワンというベジタブルも食えるようになる」

 「ケリーよぉ、お前、フナズシかなんかと間違えていねぇか? 
 まぁ、いい。そろそろガリの味が恋しくなってきた。ガリってのはジンジャーのことだが、まるで神ワザみてぇに薄く切ってあるんだ。
 そういうワザを身につけるには、10年ぐらいかかるらしい。
 気の長い日本人しかできねぇ芸当よ。でも、こいつはバーボンとものすごく合う」

 「ガリもいいが、シャコもいいぜ。日本人はシャコを注文するとき、ガレージちょうだい! って言うんだってな」
 「…………」
 
 ああぁ…、収拾がつかなくなってきた。
 いったい、何を書きたいのかね、この私は。
 小説……難しいよね。
 才能ねぇな。


ヨタ話 | 投稿者 町田編集長 03:43 | コメント(4)| トラックバック(0)

コルド・ランディ

 キャンピングカービルダーの最大手であるバンテックから、今までのキャブコンの概念をちょっと変えるような斬新な提案を秘めた新型車がリリースされた。
 それが 「コルド・ランディ」 。

コルド・ランディ外装

 とにかく画期的なクルマだ。
 まず、このエントランスステップから上がったフロア (↓) を見ていただきたい。

コルド・ランディ土間003

 FRP製のトレイがめいっぱい広がっていて、土足で上がっても、簡単に泥を拭いたり、洗い流したりできるようになっている。
 バンテックのスタッフは、これを “土間” と呼ぶ。
 確かに、土間ならば 「土足OK」 だ。靴を履いたまま車内の真ん中までドカドカ上がれるキャンピングカーというのは、画期的だ。

 この “土間” は、その奥のトイレ&シャワー室と、親子ドアで仕切られながらもフロアは直結しており、フロアに溜まった水は、周りに掘られた溝を伝わってシャワー室のドレンから排水されるようになっている。
 シャワー室と土間を合わせたトレイの広さは1875mm×1010mm。室内にこれだけ広い “水を流せる” スペースを確保したクルマというのは、まずない。

 ▼ シャワー室にはボディ右サイドへのアクセスドアもつく。
コルド・ランディシャワー室004

 この “土間” の狙いは何なのか?
 もちろん、広い意味でのアウトドアユースに適していることはすぐ理解できるだろう。
 たとえば、海水浴キャンプなどのとき、塩水を浴びたまま戻ってきた子供にシャワーを使わせて着替えさせることもできるし、雪のついたスキーウェアのままとりあえず車内に入り、ここでスキーブーツやウエアを脱ぐことも可能。

 もちろん豪雨のときも、外からそのまま車内に飛び込んで、この“土間”で、雨の滴る傘をたたむ…などということもできる。

 だが、最大の狙いは 「大型犬との快適な旅行を楽しめるための工夫」 であるといえば、犬を飼っている人にはすぐに理解できるかもしれない。
 散歩から帰ってきた犬の足やお腹をここで洗い、さっぱりさせた状態で車内に入れてあげる。
 コルド・ランディは、大型犬との旅を意識したキャブコンでもあるのだ。

 生活用水タンクの容量は73リットル (排水69リットル) 。
 犬の身体を洗うには十分の容量が確保されるようになっている。

 ▼ キャンピングカーショー会場でもペット連れ見学者は増える一方
大型犬3匹

 さて、コルド・ランディでは、 “土間” 以外のどんなところに、ペット同伴旅行を意識した工夫が凝らされているのか。
 まだまだ、たくさんある。
 たとえば、FFヒーターの吸気口 (↓) 。

コルド・ランディ吸気口フィルター052

 犬の毛を吸い込んでも除去できるように、フィルターが取り付けられている。
 
 家庭用のセパレート型ルームエアコンも標準装備。
 トリプルサブバッテリー&1500wのインバーターという強力な電装システムが完備しているため、ちょっとの間ならエンジンを切った状態でもエアコンが支障なく使える。これなら、炎天下にペットを車内に残したまま買い物などに行くことも可能だ。

コルド・ランディエアコン(室内) コルド・ランディエアコン室外機

 サブバッテリーやインバーターという電装システムが、すべて運転席・助手席の後ろに設定されているボックス内にきれいに整頓されているのも特徴のひとつ。
 重量物をできるだけ前側に集中させ、前軸と後軸にかかる重量バランスを適正に保つだけでなく、3個のバッテリーを中央寄りに配置して、左右のバランスも適正化が図られている (↓) 。

コルド・ランディ電装系

 電装ボックスの隣は、クローゼット (↓) 。
 掃除機がしっかり入るスペースが採られているのも、このクローゼットの特徴だ。

コルド・ランディクローゼット 

 電装ボックスが設けられたボディ左側の窓位置に注目 (↓) 。
 窓の位置がけっこう低めだ。
 これは、運転席からの左側後方視界の確保を狙ったもの。
 斜め横に乗用車などがぴったり張り付いてしまった場合、キャブコンには一瞬の死角が生じることがある。この窓は左サイドに生じやすい死角を除去するのに効果的だ。

コルド・ランディ左サイド窓

 ペットの居場所もしっかり用意されている。
 フロントセンターシートをたたんだところ (センターコンソール) がペットの指定席として用意され、そこには、やや固めのビニールレザー製ペット専用マット (オプション) が敷けるようになっている。

 バンクベッド (↓) もユニークだ。
 幅もあり、天井高も確保されているので、3名ぐらいの就寝スペースは楽に採れるだろうに、バンクベッドの就寝は2人だけ。基本的に 「夫婦2人&愛犬1~3頭」 というのが、このクルマのコンセプトだからだ。
 そのため、バンクベッドもベッドスペースを左右に振り分けて 「2人就寝」 にとどめ、代わりに、中央部に隙間を作ることで、ウォークスルーが楽になることを狙っている。

コルド・ランディバンクベッド

 ベッドとベッドの隙間を広く取ったのは、ウォークスルーの確保と同時に、バンクの奥に詰め込んだ寝具の取り扱いを楽にするという狙いがある。立ったままバンクの奥まで踏み込めるので、バンクの先端にしまったシュラフ、枕、毛布などを取り寄せるのも楽だ。

 ちなみに、バンクベッドのサイズは、右側2050mm×760mm。左側は2020mm×640mm。どちらのベッドも就寝スペースとしての容量はたっぷりあるが、強いていえば、サイズ的に右側が男性用、左側が女性用ということになろうか。

 サロン (↓) もいい雰囲気でまとまった。
 新型コルド・バンクス以来、バンテックの内装カラーも新境地を見せるようになった。
 クラシカルなヨーロッパ型木工家具のテイストは残しつつ、シート表皮やそのカラーリングには、モダンデザインのエッセンスを採り入れるようになった。
 このランディも同社デザインの新しい流れを汲む1台。白いシート地と黒のシートマットのコントラストが鮮やか。

コルド・ランディサロン

 レイアウトとしては、L型シートを配し、テーブルを挟んで、キッチンユニットと向かい合うというスタイルだが、一本足テーブルの天板を回転させることによって、テーブルの奥に座った人の移動を自由にしている。

 このL型シートをベッドメイクすると、長さ1860mm×幅1400mmのフロアベッド (左) ができあがる。
 背もたれのひとつを使って、コの字ラウンジ (右) も。

コルド・ランディサロンベッド コルド・ランディ_コの字ラウンジ

 リヤサロンの床は、ペットの爪痕などで傷がつかないように重歩行用のリノリューム仕上げ。 
 床下にはベバストヒーターのダクトが通っているのだが、そのダクトには穴が開けられており、床暖房効果も得られるように工夫されているという。床に腹をつけて休息するペットたちには、なんともありがたいシステムだ。

 冷蔵庫と電子レンジはオプションとなるが、冷蔵庫を設定するスペースの下には、しっかりしたフタ付き電子レンジスペースも設けられている (↓) 。

コルド・ランディ冷蔵庫&電子レンジスペース

 外部収納 (↓) もなかなかの容量を誇る。
 フロア下に回されたダクト類の配管などは、いっさい収納庫スペースと隔絶されているので、搭載した荷物が熱の影響を受けるということもない。

コルド・ランディ外部収納庫

 そのほかの外部収納として、ペットの排泄物や生ゴミなどを入れる専用の「外部ゴミ収納庫」も装備されている。


 これまで発表されてきた 「キャンピングカー白書」 によれば、キャンピングカーユーザーのペット飼育率はいつも4割を超え、5割近い数値を示している。これは日本の一般的な世帯のペット飼育率の2倍に近い状況だ。
 また、キャンピングカーの購入動機に 「ペットと一緒に旅行するため」 と答える人たちの率もかなり高い。
 コルド・ランディは、そのようなユーザー志向にしっかり対応した初の本格的なペット仕様車ともいえるだろう。

 このクルマを開発したバンテックは、キャブコンのラインナップ数では国産ビルダーの頂点に立ち、固定ファンに支えられた人気定番モデルも数多く擁している会社。コルド・ランディはそのような安定した同社の品揃えがあったればこそ生まれた提案型モデルともいえるが、案外、今後は同社のキャブコンラインナップの中軸を担う車種のひとつになっていくかもしれない。
 なぜなら、市場はそのように動いているからだ。

【コルド・ランディ主要諸元】

 ベース車 : トヨタ・カムロード
 全長 : 4995mm
 全幅 : 1980mm
 全高 : 2960mm
 乗車 : 6名
 就寝 : 大人4名

【標準装備】

 セパレート型ルームエアコン/トリプルバッテリー (91.6Ah×3) /強化走行充電システム/サイン波インバーター1500w/サブバッテリーモニター/AC充電器 (12V25Ah) /バッテリープロテクター/埋め込みDCコンセント/ACコンセント×3/LPG警報機/ステンレス製2口ガスコンロ/ステンレス製シンク/シャワー設備/FRP製大型シャワーパン (土間仕様) /生活用水タンク (73リットル) /清水タンク (19リットル) /FFヒーター (ベバスト) /大型クローゼット/カセットガス供給機/床材:リノリューム/シート生地:ビニールレザー/アクリル2重窓 (コンビロール内蔵) /大型ファン付きルーフベンチレーター/大型エントランスドア

【オプション】

 サロンカーテン/カセットトイレ/オーニング/ACボイラー/DC冷蔵庫(60リットル)/電子レンジ/集中ドアロック/犬用シートマット (センターコンソール上)


お問い合わせは下記に

株式会社バンテック
電話 048-479-6236
HP http://www.vantech.jp/ 

campingcar | 投稿者 町田編集長 15:19 | コメント(4)| トラックバック(0)

気になる顔

 ここ1ヶ月ほどのことだが、気になって気になって仕方がない 「顔」 がある。

 仕事をしていたり、食事をしていたりするときも、ふとした瞬間に、何の脈絡もなくその 「顔」 が浮かんでくるし、夜中に、その 「顔」 を思い出したりすると、もうあれやこれやと考え出してしまい、眠りにつくことができない。 

 では、その 「顔」 が、自分の生活に何か大きな変化をもたらすのかというと、何も起こらないのである。
 良いことも、悪いことも、楽しいことも、悲しいことも、何一つ起こらない。

 なのに、気になる。
 なぜか、ふとした瞬間に、頭の中を大きく占めている。

 いったいなぜなんだろう?

 その 「顔」 が、自分の記憶の古層に眠る、抑圧して変形されたまま取り残された何かの “意識” に触れるのだろうか?

 いやいや、そんな大げさなものではないのだ。

 確かに、その 「顔」 を思い浮かべると、 「なにか落ち着かない」 、 「どこか気持ち悪い」 という気分は一緒にこみ上げてくるけれど、それは自分の生の根拠を問い直すような、存在論的不安感とは別のものだ。

 単なるちょっとした 「違和感」 に過ぎないのだが、何に対するどんな “違和” なのか。
 それがうまく言葉で説明できないから、いつももどかしい。

 その 「顔」 とは、こんな顔だ。

世界最古の恐竜展ポスターメイン

 これは、7月10日から9月26日まで、東京・六本木の 「森アーツセンターギャラリー」 で開かれている 『地球最古の恐竜展』 のポスターである。

 ティラノザウルスだろうか。
 画面中央には、尻尾を振り上げ、しとめたエモノの所有権を主張する猛々しい肉食恐竜の雄姿が描かれている。
 リアルではあるし、迫力もある。

恐竜展のティラノザウルス

 しかし、恐竜の顔そのものは、そんなにショッキングではない。
 恐竜の雄姿に “驚く” には、われわれは少し恐竜に慣れすぎてしまった。
 それがCG画像になって、どんなに巧妙に動き回ろうが、その露出度の多さゆえか、われわれはもう恐竜には驚かない。

 では、何に驚いたのか?

 ティラノザウルスの右足で踏みつぶされそうになった奇妙な動物の 「顔」 にである。

キノドン001

 このポスターをはじめてみたとき、
 「何だぁ? これ…」 と、思わず息を呑んだ。
 そして、この奇妙な動物の顔から目を離すことができなかった。

 見なれた恐竜の姿に対し、それに踏みつぶされそうになっている動物の方は、まったく未知の世界に棲む生物だった。

 このポスターを、私は2週間ほど見続けた
 毎日使うターミナル駅のホームに立つと、線路を隔てた向こう側に、このポスターがでっかく張られていたからだ。

 ポスターの前に立ち、電車が来るまで、ずっとその謎の生物の顔を見続け、電車に乗ってからも、その生物の正体を考えた。

 耳や鼻梁を確認できることから、どうやら哺乳類でありそうな気配はある。
 しかし、恐竜全盛期に生活できた哺乳類は、恐竜から身を隠すことのできるネズミのような、身体の小さなものでしかなかったのではないか? 恐竜全盛期にこのような大型哺乳類がいたとは思えない。
 古生物に対する知識の乏しい私は、まずそう考えた。

 では、このイラストの作者は、古生物学的な常識を無視して、本来なら存在しない架空の生物をこしらえたのだろうか?

 そうとも思える。
 そこには、イラストレーターのいたずら心に満ちた遊びがあるような気もしてくる。

 この絵がもたらす違和感は、恐竜の無機質的なリアルさに比べ、謎の生物の方が擬人化された象徴性を帯びているところにある。
 その表情は、どこか猫化の一族のようでもあり、サルと人間が未分化だった時代の霊長類のようにも見える。

 しかし、はっきり言えば、この 「顔」 の奥には、人間が潜んでいる。

 この動物は、やがてティラノザウルスの爪と牙に肉を割かれて食べられてしまうのだろうけれど、そういう宿命を持つ身に生まれたことを不条理に感じる戸惑いと、それでも、それを自分の運命として受け入れようとするあきらめ。
 そんな、人間でなければ感じ得ないような悲しみが、トボケタ顔の奥に潜んでいるように感じる。

 思いが極まって、 「世界最古の恐竜展」 をネットで検索し、この謎の生物の正体を確かめることにした。

 すると、出てきた。
 「石炭紀後期 (約3億万年前~3億万年前) に出現した、いわゆる哺乳類型爬虫類の一種で、キノドン類のエクサエレトドン」 といわれる生物らしい。
 現在の哺乳類というのは、このキノドン類の中から誕生したという。

 で、そのサイト (地球最古の恐竜展公式サイト) で見たのが、この画像。

キノドン002

 このビジュアルはやっぱり変だ。
 これはどう見ても 「人間の顔」 だ。

キノドン003

 ネットを眺めていると、この 「顔」 に対して同じような感想を持った人たちが実に多いことが分かった。
 「人面犬」 と表現する人もいれば、 「本当にこのビジュアルだったのか?」 と疑問を呈する人もいた。
 恐竜展の恐竜たちよりも、このキノドンの方が、はるかに多くの人の好奇心をそそったようである。

 これは、やっぱりこの企画を組み上げたビジュアルクリエーターの “勝利” かもしれない。
 もし、この不思議な 「顔」 がポスターに載らなかったら、 『地球最古の恐竜展』 はこれほどの評判にならなかったかもしれない。

 多くの人に 「奇妙な違和感と好奇心」 を与えたこの動物の秘密はどこにあるのだろう。
 この動物の顔を表現するのに一番適した答は、中世キリスト教文化の中で描かれた 「罪深い人間の顔」 というものだと私は思う。

 醜い金銭欲や、恥ずかしい性欲、よこしまな権勢欲などを悪魔に注ぎ込まれ、神の裁きを受けて、地獄の業火に焼かれ、妖怪に変形していくときの人間が変わろうとするときの姿。
 ヨーロッパの中世美術には、そんなテーマが頻繁に登場するが、このキノドンの 「顔」 は、中世の銅板画やらボッシュの絵画などにさんざん登場する 「裁かれる人間」 の顔そのものだといっていい。

 キリスト教の教義を伝えるための宗教絵画なのだから、裁かれる人間は思いっきり醜悪に描かなければならない。
 しかし、裁かれる人間の身になってみれば、 「え、どうして私が?」 という戸惑いの気持ちだってあるだろう。

 裁きに対する不条理感と、それでも、それを宿命として受け入れざるを得ない諦念。
 それが、ティラノザウルスに出遭ったら捕食されるしかないキノドンの宿命と重なり合っている。

キノドン001

 このキノドンの 「顔」 が鑑賞者に違和感を与えるのは、イラスト全体の中で、その 「顔」 のところから、 “異世界” が流れ出てしまったからにほかならない。
 故意か偶然か知らないけれど、この絵を描いたイラストレーターは、本来ならば同一平面には存在し得ない二つの世界を、この 「顔」 の部分で交錯させてしまったのだ。

 ひとつは、主役の恐竜たちが演じる派手な闘争劇に彩れた “見せ物興行的” な世界。
 そして、もう一つは、人間の愚かさや醜さ、哀しさをテーマにする文学・絵画的な世界。
 後者は、見せ物興行に添えられてもほとんど意味を持たないものだし、第一、恐竜が跳梁ばっこするジュラ紀・白亜紀には存在するはずもない世界だ。

 それが同一平面に登場しているから、このポスターは奇妙な味わいを帯びるのであり、また、それがゆえに多くの人の関心を集めることになったのだろうと思う。



ヨタ話 | 投稿者 町田編集長 20:02 | コメント(2)| トラックバック(0)

よしおか温泉

 北関東をキャンピングカーでちょいと小旅行してきたとき、なかなか “良さげな” 道の駅を発見した。
 群馬県北群馬郡の吉岡町にある 「道の駅・よしおか温泉」 。
 その名から分かるように、温泉付き道の駅である。

よしおか温泉088
 ▲ 温泉施設全景

 もともと町営の日帰り入浴場であった 「リバートピア吉岡」 として造られた温泉施設をリニューアルし、前橋渋川バイパスが暫定2車線で開通したことを機に、今年の3月、 「道の駅」 として再スタートを切った施設らしいのだが、売店でソフトクリーム (バニラとイチゴとミックスあり) を売っていたオバさんの話によると、 「道の駅」 としてはまだカーナビにも載っていない “できたてほやほやの施設” だとか。

よしおか温泉152
 ▲ 温泉入り口

よしおか温泉015

 この道の駅、何が素晴らしいかというと、まず景観。

 道の駅の前に、ケイマンゴルフ場、パークゴルフ場、グランドゴルフ場などを擁した一大ゴルフ場が広がっており、その目も覚めるような鮮やかな緑で埋め尽くされた空間が、温泉の露天風呂からも、休憩室からも、レストランからも展望できるようになっている。

 リゾート施設の贅沢さのひとつに、視覚的な開放感というものを挙げることができるが、ここはその視覚的な開放感が、まず何よりも “ご馳走” だ。

よしおか温泉ゴルフ場全景
 ▲ 目の前に広がるゴルフ場の 「吉岡町緑地運動公園」 。
 ゴルフ場と道の駅を隔てる道路は、渋川と前橋を結ぶ長大なサイクリングロード (利根川自転車道) になっていて、この場所を基点にサイクリングを楽しむこともできる。


よしおか温泉114
 ▲ 窓面積の広いレストランのテーブルに座ると、まるで緑の芝生の上を滑空しているみたい。

よしおか温泉休憩室
 ▲ 休憩室の窓からも遠望できるグリーンの芝生。窓の隣りには大画面のテレビもあるが、窓枠として切りとられた天然の映像の方が、はるかに刺激的。

 で、大小二つの露天風呂を配した温泉 (天然温泉 「船尾の湯」 ) がまた良いんだな。
 地下1,300mから湧き出る高温アルカリ天然温泉は、慢性皮膚炎、神経痛などに絶大な効果を発揮するという。 (水虫に悩まされていた足をゆっくり石鹸で洗ってから湯に浸かっていたら、まったく痒くなくなった…ような気もした)
 お風呂の2時間までの基本料金は大人300円。

よしおか温泉露天風呂
 ▲ 同施設のHPから拝借した女性の入浴画像

よしおか温泉足湯コーナー
 ▲ 「ちょっと休憩」 で立ち寄った人には、無料の 「足湯コーナー」 も用意されていた。

よしおか温泉天神東公園その1
 ▲ 道の駅の奥には、 「天神東公園 ほたるの里」 という日本庭園風の公園が広がっており、近代的な温泉施設とはまったく異なる和文化に彩られた情緒的な空間も楽しめるようになっている。

 ちょっとびっくりしたのは、地元の農作物などを販売する 「物産館かざぐるま」 に置かれた物品の品目。

よしおか温泉物産発売所その1

 近隣の畑で採れたナス、キュウリ、トマト、トウモロコシなどの農作物のほか、新鮮なイカ、マグロなどの刺身や干物、タラコ、うなぎなど海産物まで売られている。

よしおか温泉160

 たまたま商品を卸しに来た農家のオジサンに話を聞くと、 「この売店は地元住民のスーパーも兼ねている」 とか。
 近所の人たちがここで温泉を楽しんだ後、刺身や肉などの食材を買って家に帰るらしい。

 風呂あり、トイレあり、食材を買う売店あり、レストランあり、手作りまんじゅうの店舗あり、足湯あり、散歩コースあり、サイクリングロードあり、ゴルフ場ありで、まさにキャンピングカーの休憩で寄るには最適な道の駅。
 しかも、近くには乗馬クラブがあり、さらにおいしいお蕎麦屋さんもあるという。 

 関越自動車道の 「渋川伊香保インター」 から5km、約8分。
 風力発電のために造られた大きな風車が目印。

よしおか温泉045


旅&キャンプ | 投稿者 町田編集長 21:38 | コメント(0)| トラックバック(0)

星の王子さまPA

 北関東を旅してきた。
 関越自動車道を走っていたときのこと。
 『寄居 (よりい) ・星の王子さまPA』 というのがあることを知った。

 サン・テクジュペリの童話 「星の王子さま」 に登場する挿し絵や言葉たちが、本から抜け出して、町のあちこちに…
 ……というパーキングエリアらしい。
 近年、高速道路のSA/PAのアミューズメント化が進んでいるが、これはずばり 「テーマ型パーキングエリア」 なのだという。

星の王子さまPAイラスト

 その昔、高速道路の旅というのは、途中で寄るSA/PAが判で押したように画一的で、無味乾燥かつ味気ないものだった。
 それが今では、どんどん遊戯化が進んでいる。
 ま、 「楽しくなった」 …というんだろうな。

 今の子供たちが、童話の 『星の王子さま』 になじんでいるのかどうか、それは分からない。
 しかし、 『星の王子さま』 といえば、哲学的寓意を含んだ “大人も読める童話” として、30年ぐらい前か、一世を風靡したものだ。

 それがパーキングエリアになると、どうなるのか?

星の王子さまPA001 
 ▲ おお! なんだか西部劇に出てくるメキシコの宿場町といった風景。
 南仏の町をイメージしたものだという。

星の王子さまPA002
 ▲ 「カフェ・サンテクジュペリ」
星の王子さまPA008

星の王子さまPA003
 ▲ これがゴミ箱なんだな。変わってるなぁ…。

星の王子さまPA004
 ▲ オムライスの専門店があったり、パン屋さんがあったり。
 オムライスが実にうまそうだったが、残念…上里SAの 「那の福」 でラーメン&餃子セットを食べたばかりで、もう腹に入らない。

星の王子さまPA005
 ▲ レストランもある。一定の料金 (確か1,200いくらだった) を払えば、好きなものを自由に食べられるブッフェスタイル。
 残念…上里SAの 「那の福」 でラーメン&餃子セットを食べたばかりで、もう腹に入らない。

星の王子さまPA006
 ▲ 「マガザン・カプリシュー」 という謎に満ちた店。
 不定期にオープンする店で、何を売るかも不明。開いていたらラッキーなんだそうだ。

星の王子さまPA007
 ▲ 「サンク・サン・ミリオン・ドゥ・グルロ」 という名前のショップ。星の王子さまにちなんだカップ、書籍、アクセサリーがところ狭しと並ぶ。

 「高速道路」 という空間が生まれ変わろうとしている気配は、数年前から顕著になってきた。
 SAはともかく、PAともなれば、昔はトイレと自動販売機しかないものがほとんどで、売店があるようなものもまれだったが、それが今では売店・スナックはもとより、蕎麦の専門店とかコンビニなども置かれるようになった。
 そして、ついに 「テーマパーク」 である。

 きっと、 「スターウォーズPA」 とか、 「パイレーツ・オブ・カリビアンPA」 とか、そんな計画が、現在密かに進行しているに違いない。
 夏季限定の 「お化け屋敷PA」 とか、そんなものがあったら楽しいだろうな。  


旅&キャンプ | 投稿者 町田編集長 21:57 | コメント(0)| トラックバック(1)

キャンプ白書2010

 『キャンピングカー スーパーガイド』 の発行とほぼ平行して携わってきたもう一つの業務にようやく 「トンネルの向こうの明かり」 が見えるようになって、ちょっと “娑婆 (シャバ) ” の空気を吸いに外に。

 世間は七夕。
 …といっても、都会ではもう折り紙を吊るした七夕飾りなどを見ることもない。

 最近の子供たちは、 「七夕」 という行事を見る機会があるのだろうか……ワシが子供の頃は、折り紙に 「夏休みが1日でも長くなりますように」 なんて祈りごとを書き、それを笹に吊るしたものだが…などとツラツラ考えながら、曇天の連なる街の景色を眺めつつ、電車に揺られて行った先は、日本オート・キャンプ協会 (JAC) さんが開いた 「オートキャンプ白書2010」 の発表会会場。

JAC白書2010発表会
 
 毎年、この季節になると発表会の招待状をいただき、日本の最新キャンプ事情を勉強する機会をもらっていたが、ここのところ、その席上でずっと聞かされていた話は 「キャンプ人口の減少」 。

 日本のオートキャンプ人口は1996年の1,580万人をピークに、その後は減少傾向を示し、08年では隆盛時の半分にも満たない705万人まで落ち込んだ。
 ところが、今回の発表では、そのキャンプ人口が13年ぶりにプラスに転じ、09年度のキャンプ場人口は、08年よりも45万人増えて、750万人にまで盛り返したという。

 同協会は、09年にプラス要因として働いたものとして三つの要素を挙げた。

 1) 高速道路料金の1,000円制度が休日レジャーに幸いした。
 2) 夏休み期間などに台風が少なく、気候的に安定した。
 3) 昨年9月から実施された 「シルバーウィーク」 の効果があった。
    しかも、そのシルバーウィーク中も雨が少なく好天に恵まれた。

 気象条件に恵まれるかどうかで、その年の営業実績が決まってしまうというのが、日本のアウトドアレジャー産業の辛いところかもしれないが、昨年度はその気象的な条件がうまく回転したらしい。

 しかし、キャンプ人口の増加は、それだけでは説明できないという。

 キャンプ人口は増えたが、キャンパーたちの1年間の延べ泊数やキャンプ経験年数は、逆に08年度よりも減少しているし、キャンプ場に来場するキャンピングカーの割合も減少しているという。
 このことは何を物語るのか。

 「ビギナーの参入」

 延べ泊数、キャンプ経験年数、キャンピングカーの来場比率が少ないというのは、ずばり 「ビギナーキャンパー」 の特徴なのだそうだ。
 つまり、09年あたりを境に、キャンプ場には 「第二世代」 が登場するようになったということなのである。

 09年度にキャンプ場を訪れた人たちの年齢構成を見ると、子育てまっさかりの30歳代がいちばん多く、全体の46.1パーセント。
 次が40歳代で、34.1パーセント。
 この二つの世代で全体の8割を超えるが、その多くは1970年代に生まれた人たちで、日本にオートキャンプという文化がちょうど根づいた時代に生を受けた人々である。
 日本のオートキャンプ愛好家の数は、80年代になるとじわっと広がる傾向を示し、90年代には爆発的ブームとなった。

 だからキャンプ第二世代というのは、そのキャンプブームが浸透していくさなかで、親に連れられて最低一度はオートキャンプという遊びを経験した人たちであるという見方もできる。
 その世代が親になったとき、 「不況時代の経済的なレジャー」 としてオートキャンプを思い出し、今度は自分の子供たちをキャンプに連れ出す。
 第二世代の登場には、そのような背景があるのではないかという推測も成り立つ。 

 1970年代に生まれた30代から40代の人たちというのは、すでに任天堂のファミコン (83年) も経験し、都会的レジャーの代表格であるディズニーランド (83年) 体験も持っている。 
 つまり、アスファルト道路の上で、完璧な空調に満たされた人工世界として華開いた都市文明の快適さと面白さにどっぷりと浸かった世代なのだ。

 その世代が、キャンプ場で発見した 「自然」 というのは、その親たちが当たり前に経験していた 「通学途中のあぜ道でカエルをつかまえた」 というような、自然が日常的に経験できた時代とはまったく異なる光彩に彩られていたという言い方もできる。

 同白書では、キャンプ場に行く理由のトップに、 「自然との触れ合い」 (72.4パーセント) が挙がったと伝える。
 2番目は 「家族との団らん」 (60.5パーセント) であった。
 つまり、若いファミリーの間には、都市型文明の生活から逃れた場所でこそ 「家族の触れ合い」 が実感できるという意識が生まれてきたのかもしれない。

JAC白書2010表紙

 そんな現代家族の表情まで読みとれる 『オートキャンプ白書2010』 。
 お問い合せは、(社)日本オート・キャンプ協会さんへ。


NEWS | 投稿者 町田編集長 20:03 | コメント(2)| トラックバック(0)

2010ガイド発売

2010superguide表紙

 『キャンピングカースーパーガイド2010』 が先月30日に全国の主要書店から発売となりました。
 詳しくは、こちら(↓)をご覧ください。

 http://www.campingcar-guide.com/rvguide/2010/index.html

 諸事情が重なって、当初のスケジュールから大幅に発行が延びてしまいましたが、その分最新の車両情報も取り込むことができました。

 いやぁ、まぁこんなにめまぐるしい時間を過ごしたこともなかったなぁ。
 テキスト作成にかかった日数は、例年の3分の2くらい。
 「短縮できた」 という言い方も可能だろうけれど、まぁそれだけ一心不乱に取り組むしかなかったという事情もあったわけで。

 なおかつ、ガイドの編集が終わったかと思うと、そのあと立て続けに納期の迫った仕事が二つ重なり、いつもなら1日、2日はポケ~ッと仕事の疲れを癒しつつ頭を空っぽにする時間がとれたのですが、今年はそれもままならず、不眠不休の勤務態勢がそのまま持続。床の上に段ボールを敷き、その上に寝袋を広げてくるまって寝るという、一種の “社内ホームレス” のような日々の連続でした。

 ガイドの編集中に、寝袋にくるまって床に寝るというのは、今までも繰り返していたことですが、なにせ、こんなムシムシした季節までそんなことをやっていた例はなく、冷房が切れた後の床温度の熱さったら、ハンパじゃない。

 毎日が戦いの連続でした。

 …戦い…

 最大の “敵” は自分の足の臭い。
 
 まぁ幸いなことに…というか、職場で一番近い席にいる人との距離は7~8mあるので、そこまで臭いが襲っていくことはないかと思いますが、自分の足元から直撃してくるヤツは、自分には防ぎようもありません。

 会社での泊まり込みが始まって最初の頃は、優雅に銭湯に行って足を洗ったりもしていたんですが、途中からそいつもかなわなくなっちゃって。

 しょうがないから、寝袋に入る前に、洗浄脱脂綿で足をこするんだけど、その効果は2~3時間というところ。
 朝になると、もう寝袋全体が足の臭いでさ。

 “脂足 (あぶらあし) ” っていうんでしょうかね。
 足だけは昔から湿地帯のような湿り気も保持する体質で (そのため水虫の繁殖にも適しているのだろうけれど) 、1日2回ぐらい靴下を代えないと、靴自体がぐっしょりしてしまうくらいなんです。
 畳を歩くと、しばらくは水に濡れたような足跡が残るくらいです。

 まぁ、とにかくカサカサに乾いた現代社会の中では、しっとりとした潤いを持つ足は貴重な存在かもしれませんが、ただねぇ、臭いが……。

 で、ガイド発売後の仕事のひとつは終わり、もう一つも昨日でなんとか目鼻がついたので、お風呂に入りましたよ。
 しっかり。
 足の指の間もナイロンタオルでごしごし擦って。
 伸び放題のヒゲも剃ったし。
 
 でもねぇ、…足の臭いだけは、もうデスクの下からじわじわと漂い始めているんだな。
 洗っても、1日も持たない。
 自分の足とはいえ、絶望的な気分です。


NEWS | 投稿者 町田編集長 20:27 | コメント(3)| トラックバック(0)
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