2010年11月26日
RV好きの芸能人
キャンピングカーに興味を持っている芸能人は多い。
タレントの 「劇団ひとり」 さんが、週刊文春の連載エッセイ 『そのノブは心の扉』 で、こんなことを書いている。

「キャンピングカーが欲しい。 『金を稼いで、いつか買ってやる』 。
ずっと昔から抱いていた夢である」
劇団ひとりさんが欲しいのは、取り回しのよい小型キャンピングカーだという。
「アメリカのお金持ちたちが乗っていそうなバスみたいに大きいキャンピングカーも悪くないが、僕が欲しいのは日本の道路事情に合わせて造られたコンパクトなキャンピングカー」
その中にベッドやキッチンなどが計算されて設置されているのを見ると、 「子供の頃に押入れの中にライトやテーブルを持ち込んで作った自分だけの城や、野原に仲間とダンボールで作った秘密基地を思い出す」 そうだ。
ところが、悩みがひとつ。
「嫁はまったく興味がない」
そこで、もらってきたキャンピングカーのカタログを見せて、何度か打診してみるのだが、奥様の答は、いつも 「ふ~ん」 でおしまいだとか。
ある! ある!
そういうことって。
きわめて、よくある光景に接したような気がして、読んでいて、とても親近感を感じた。
そこで劇団ひとりさんは、何をたくらんだのか。
「苦肉の策で、普段乗っているステーションワゴンを使ってキャンピングカー気分を出すことにした」 という。
リヤ席のシートを倒し、そこにキャンプ用マットを敷き、布団を置いて寝る。
フロントシートとリヤシートの間をカーテンで仕切る。
エアコンの効きを補助するために、小さな扇風機を設置。
読書用のLEDライトをつける。
要は、 “車中泊仕様” をご自分でこさえたらしい。
「まさに子供の頃に作った秘密基地さながら。この狭いカプセルホテルのような空間が無性に落ち着く」
で、 「いつかはこれに乗って遠出して、何泊かしてみたい」 と思っていたのだとか。
しかし、 「その願いも叶わなくなった」 という。
お子さまが生まれて、秘密基地もベビーシートにその座を奪われ、その他の部品も 「泣く泣く撤去せざるを得ないはめに…」
ご同情申しあげます。
でも、最後の文句がふるっている。
「まぁ、いいさ。もう少し子供が大きくなったら、今度は一緒に秘密基地を作ればいいんだからさ」
いいパパだな。
男のお子さんなんだろうか。
きっと、一緒に “秘密基地” を作ったら楽しいと思う。
でも、劇団ひとりさんに言いたい。
「シンプルなキャンピングカーを買って、そこから秘密基地を作るのも楽しいよ」
ステーションワゴンに “寝床” を作っても、やはりキャンピングカーのフルフラットなベッドの寝心地にはかなわない。
また、室内で立って移動できるようなクルマの方が、長距離旅行するのなら楽。
いつかはキャンピングカーを買った劇団ひとりさんのレポートを読んでみたい。
タレントの 「劇団ひとり」 さんが、週刊文春の連載エッセイ 『そのノブは心の扉』 で、こんなことを書いている。

「キャンピングカーが欲しい。 『金を稼いで、いつか買ってやる』 。
ずっと昔から抱いていた夢である」
劇団ひとりさんが欲しいのは、取り回しのよい小型キャンピングカーだという。
「アメリカのお金持ちたちが乗っていそうなバスみたいに大きいキャンピングカーも悪くないが、僕が欲しいのは日本の道路事情に合わせて造られたコンパクトなキャンピングカー」
その中にベッドやキッチンなどが計算されて設置されているのを見ると、 「子供の頃に押入れの中にライトやテーブルを持ち込んで作った自分だけの城や、野原に仲間とダンボールで作った秘密基地を思い出す」 そうだ。
ところが、悩みがひとつ。
「嫁はまったく興味がない」
そこで、もらってきたキャンピングカーのカタログを見せて、何度か打診してみるのだが、奥様の答は、いつも 「ふ~ん」 でおしまいだとか。
ある! ある!
そういうことって。
きわめて、よくある光景に接したような気がして、読んでいて、とても親近感を感じた。
そこで劇団ひとりさんは、何をたくらんだのか。
「苦肉の策で、普段乗っているステーションワゴンを使ってキャンピングカー気分を出すことにした」 という。
リヤ席のシートを倒し、そこにキャンプ用マットを敷き、布団を置いて寝る。
フロントシートとリヤシートの間をカーテンで仕切る。
エアコンの効きを補助するために、小さな扇風機を設置。
読書用のLEDライトをつける。
要は、 “車中泊仕様” をご自分でこさえたらしい。
「まさに子供の頃に作った秘密基地さながら。この狭いカプセルホテルのような空間が無性に落ち着く」
で、 「いつかはこれに乗って遠出して、何泊かしてみたい」 と思っていたのだとか。
しかし、 「その願いも叶わなくなった」 という。
お子さまが生まれて、秘密基地もベビーシートにその座を奪われ、その他の部品も 「泣く泣く撤去せざるを得ないはめに…」
ご同情申しあげます。
でも、最後の文句がふるっている。
「まぁ、いいさ。もう少し子供が大きくなったら、今度は一緒に秘密基地を作ればいいんだからさ」
いいパパだな。
男のお子さんなんだろうか。
きっと、一緒に “秘密基地” を作ったら楽しいと思う。
でも、劇団ひとりさんに言いたい。
「シンプルなキャンピングカーを買って、そこから秘密基地を作るのも楽しいよ」
ステーションワゴンに “寝床” を作っても、やはりキャンピングカーのフルフラットなベッドの寝心地にはかなわない。
また、室内で立って移動できるようなクルマの方が、長距離旅行するのなら楽。
いつかはキャンピングカーを買った劇団ひとりさんのレポートを読んでみたい。