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ソングライターズ

 佐野元春がナビゲーターを務めるNHK (教育テレビ) の 『ザ・ソングライターズ』 が面白い。

佐野元春

 佐野氏がホストとなり、毎回日本のポップスシーンで活躍してきた 「ソングライターズ」 たちを招いてインタビューを挑む番組のようだ。

ザ・ソングライターズ01

 たまたま、再放送されたものを二度見たにすぎないが、ゲストに招かれたスガシカオと松本隆の番組には、それぞれ勉強させられるものがあった。

 スガシカオは、自ら詩を書く若手ミュージシャンとしては、今もっとも高度な作品世界を創り出しているアーティストの一人ではなかろうか。
 彼の奏でるサウンドが、けっこう私の好きなブラックミュージック風味を持っていたため、サウンドだけ楽しむためにCDを買ったことがある。

 だけど、歌詞カードを見たら、詩もすごいんでびっくりした。
 雰囲気として、平成のポストモダニズムの日本に舞い降りたランボーという気がしないでもない。

スガシカオ01

 スガシカオは、談話の中で、
 「日本語で歌詞を書く場合は、どうしても歌詞の頭に強拍が来てしまうような作りになってしまうけれど、自分の場合は、アフタービートの裏拍を意識して、いちばん訴えたい言葉がそれに乗るように詞を作り、グルーブ感を出している」
 という。

 なんだか、ランボーの 「オレは母音の色を発明した」 とかいう詩を思い出した。

 アルチュール・ランボーは 『地獄の一季節』 の 「錯乱Ⅱ」 で、こう書く。

 「A は黒、E は白、I は赤、U は緑、O は青…」

 日本語で読むと何の感興もないが、フランス語のラジオ講座で原語の朗読を聞いたとき、
 「アーノワール、ウーブラン、イールージュ……」 ってなアフタービートのノリがあって、ものすごいグルーブを感じた。 ( もし、ランボーが20世紀に生まれてエレキギターを知ったならば、きっと彼はロック小僧になっていただろう ) 。

 そのほかのスガさんの話の中で印象に残ったは、聴講に来ていた大学生の質問に答え、彼が 「漢字」 と 「カタカナ」 を使い分ける理由を語ったところ。

 たとえば、彼の作る歌詞の中には 「黄色い…」 という漢字を使ったものと、 「キイロイ…」 とカタカナを使ったものと2種類が登場する。
 その使い分けに関して、彼はこういう。

 「日本人の伝統文化である漢字は、生活の中に浸透した文字だから、意味や雰囲気を伝えるには、ものすごく効率がいい。
 しかし、作詞中に、ときどきそれを “切断” したくなることがある。つまり、漢字で表現されるニュアンスとは違ったものを出したいときに、カタカナを使う」

 それを、スガシカオは 「匂い消し」 という言葉で表現したように思う。
 
 とにかく、彼は今のソングライターの中では珍しいくらい、詩の作り方にしっかりした方法論を持っているアーティストだと思った。
 佐野元春がいうように、 「今はポピュラーソングの歌詞こそが現代の詩である」 という主張がピッタリと当てはまる人のように感じた。

松本隆01

 さて、松本隆と佐野元春とのやりとりは、またちょっと違った面白さがあった。
 松本隆は、日本語のロックにこだわった 「はっぴいえんど」 のドラムスを担当しながら、そのほとんどの作詞に携わった人だ。

 しかし、彼が今日 「作詞界」 の大御所でいられるのは、松田聖子の数々のヒット曲も手掛けたJポップ界のカリスマ作詞家として、シングル総売上げ枚数で、歴代2位を記録するという大ヒットメーカーであるからだ。

 その成功体験が、テレビ画面の中に収まっている彼の背後に、 「自信」 のオーラをギラギラと輝かせていた。

 オーラが輝けば輝くほど、中には、人当たりが逆におだやかになり、適度に枯れて、どこか飄々 (ひょうひょう) たる雰囲気を漂わせる人がいる。
 松本隆もまさにそのような人で、団塊世代の成功者に多いタイプの一人に思えた。

 だが、この人、一見穏やかな風貌に似合わず、やはり 「反骨の人」 だった。
 彼は、歌謡曲という 「時代の申し子」 のようなジャンルの世界で生きていながら、徹底的に 「時代」 を無視しようとしていた。

 番組の対談の中で、彼は、
 「時代の流れなど追っても意味がない」
 と言い切る。

 たとえば、今の時代を上手に表現した歌があったとする。
 その路線を追従すれば、大ヒットも間違いなしという計算が成り立つとする。

 「しかし……」
 と松本隆はいう。

 「流行っている歌詞をマネしたとしても、その歌詞が生まれる前には半年くらいの準備期間があったはずだ。
 そして、そのマネした歌詞が世に出るまでには、さらに半年かかる。
 結局、1年のラグが生まれてしまう。
 その間に、 “時代” などは変わってしまう」

 それよりも、彼は 「普遍的なものこそ大事」 だという。

 時代の流れなどに左右されず、時代を超えて、すべての人の気持ちに届くもの。
 それを 「普遍性」 という。
 作詞家にとって最も大事なものは、そのような 「普遍性」 を見出す 「感性」 である。

 作詞家としての 「感性」 は、自分が使えるボキャブラリーの幅を広げたり、様々な書物からの引用をストックしたりした果てに、その “上澄み” のように、少しずつ溜まっていくものでしかない。

 しかし、 「感性」 が身についていれば、時代を追う必要などまったくない。
 その時代を見て、自分がありのままに感じたことを、そのまま言葉にすればいいだけなのだから。

 彼は、それに似たようなことを、別のところでも語っている。

 「チャートの1位など関係ない。それは、ただの数字だから。
 むしろ (歌が) 残るか、残らないか、時間の波に洗われて、消えるか消えないか。
 それがいちばん大事だ。
 ヒットをつくるのはメディアだけど、ずっと残してくれるのは大衆だから」

 彼がいう 「普遍性」 とは、まさにこのことを言っている。

 さらに別の対談では、彼はこんなことも喋っている。

 (現代の歌詞は) やたらと 「私の生き方」 とか、 「私のモノサシ」 などというものを振りかざすようになったけれど、 「私のモノサシ」 なんてものはない。 「私」 というのは相対的なものに過ぎないのだから。

 (歌詞は) 絶対的なものじゃないと残らない。
 「私は自由だ」 といっても、それは 「わがまま」 でしかないこともあるし、 「私の幸せ」 なんて、他人にはどうでもいいことだ。
 僕はやはり “普遍” というものを、一生懸命追求していきたい。

 このように 「普遍的であることが時代を超える」 と、松本隆はいうのだけれど、その 「普遍」 にたどり着くことはなかなか難しい。
 当の松本隆においても、そうなのだから。

 『ザ・ソングライターズ』
 わりと面白い。

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音楽&映画&本 | 投稿者 町田編集長 00:05 | コメント(6)| トラックバック(0)
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コメント
初めまして、町田さん。
町田さんのブログを、毎日読んで、毎日感動しています。
昨日たまたまアジアNo.1の賞をとった若手クリエイターと飲んでいたらこの番組の話になったので、やはり頭のいい人はアンテナも似ているなあなんて思い、書きこみたくなってしまいました。
今エンタメ業界はほとんどマーケティングで物事が進んでいきます。(ここには書けませんが本当に笑ってしまうような方法で進んでいきます。)
そんな中松本さんのような考えは大変ですが、でも、やらなければいけないことだと思います。
私たち若手も頑張って普遍的なものを作っていきます。
これからも私たちにいろいろ気づかせてくださいね!

あ、ちなみにスガシカオさんも大好きです。曲名忘れましたが「ねえ明日死んでしまおうかしら~」という歌に衝撃を受けた覚えがあります。

投稿者 emiko 2009/09/08 15:55
>emikoさん、はじめまして。ようこそ。
こういう番組が、他の方々からはどのように評価されていたのか、それが分かって、とても勉強になりました。ありがとうございます。
私は、今のエンターティメント業界がどのような状態なのか、まったく分からない人間なのですが、やはりマーケティング主導で動いているわけですね。

広告業界にも友人がいて、ときどき電話などで話すことがありますが、マーケティングの有効性がなくなりつつある時代なのに、それをクライアントに説明するにはマーケティング的な説明でないと通じないとボヤいていたのを思い出します。

そういう時代に、松本隆さんのようなマーケティングを超えるものを心に描きながら仕事をされている方々の話は、emikoさんのおっしゃるように、とても勉強になります。

スガシカオさんの歌詞は、確かに衝撃がありますね。
一度聞くと、頭の中にいつまでも残ってしまうような歌詞がけっこうあります。才能のある方かもしれません。

また、ご意見をお聞かせください。
 
投稿者 町田 2009/09/09 00:27
町田さん、こんばんわ。 
例のお楽しみバンド、メンバーが決まるまでの間、ギター、ドラムの掛け持ちをしながら練習しています。
不慣れなギターとヴォ-カル、弾き語りなんぞ人生初であります、この私が。  

そこで必要になったのが歌詞を覚えるという作業であります。
コードに気をとられて、というのは言い訳ですが、まあ覚えが悪くて苦労しています。
イントロ終わるともう冒頭の歌詞、忘れてる始末で。

『夏なんです』、覚えるということで改めて歌詞を見直すことに。 

私には歌詞の分析はできませんが、今までは「古い茶屋の~」の‘’茶‘’の部分、「鎮守の森は」の、‘’鎮‘’の部分の音の響きがかっこいいなとは思っていましたが、その程度で。
どうしてもサウンド主体で聴いてしまっていて。

歌詞もずっと細野さんのものだと勘違いしていたのです。 

はっぴいえんどの世界とヒットメーカーの両面を持つ松本さん。
はっぴいえんどは素晴らしいですよね。やっぱり。
しかし80年代の一連のヒット、私的には理解しがたい部分があります。

古くはなりますがアグネスチャンの『草原の輝き』は素晴らしいなと思うのですが。

町田さんは松本さんの二つの世界、どう思われますか?今度またゆっくり聞かせてください。
そして今後も日本語の歌詞で面白いのがありましたら紹介してください。

私的には日本語の歌詞というと阿久悠さん、細野さんぐらいですか、最近だと奥田民生とチャットモンチーの歌詞がなるほどと思ったぐらいで。

またいろいろ教えてください。

投稿者 凪子 2009/09/09 02:51
>凪子さん、ようこそ。
ベースのプロである凪子さんが、 “不慣れなギターとヴォーカルで苦しんでいる” (?)などという図が想像できませんが、もしそうだとしたら、ちょっとほほ笑ましいような微苦笑を禁じえません。今度はぜひスタジオにお供させてください。

松本隆さんの 「はっぴえんど」 時代と、80年代のプロ作詞家時代の仕事は、一見かけ離れているようにも見えますが、ある意味、一貫したものがあるかもしれませんね。

80年代に、松田聖子などの作詞を通じて、彼が創り上げた世界というのは、それ以前の歌謡曲に代表する 「虚構の悲劇」 に対するアンチテーゼだったように思うのです。
つまり、「私は不幸だ」 「生い立ちが貧しい」 「恋人に捨てられた」 などというステレオタイプ化された “悲劇の構造” を、「浜辺のドライブ」 とか 「赤いスイートピー」 などといった意味のない爽やかさとか可憐さで追い払う、というようなものではなかったのか…という気がするのです。

つまり、怨念だとか、情念だとか、女の性 (さが) とか、運命とか、故郷とか、そういった言葉で埋まっていた歌謡曲を、はかなくも美しいイメージの連鎖に終始する曲作りで変えたわけですね。
それに共感性を持つかどうかは別ですが、少なくとも、そのことによって、時代が変ってしまったことは事実のように思います。

そして、それは 「はっぴえんど」 の時代に、「日本語はロックのリズムに合わない」 と安易に彼らを非難した日本の一部の洋楽志向のバンドの人たちへの反発と同じようなものであったようにも思えます。

この話はまたいずれ。
彼らの音など聞きながら、凪子さんのご意見も聞かせてください。
 
投稿者 町田 2009/09/10 02:04
町田さん、こんにちわ。 

町田さんの松本論、わざわざ貴重なお話をありがとうございました。 

松田聖子の歌詞ほ美しいですね。
私の場合、分析などもできず、ほんと自分の好み、聴きごこちだけで意見を言ってしまい申し訳ありません。
じゃあどこが好きなのか嫌いなのか、どうしてなのか自分でも説明ができないものでして。

歌詞が素晴らしくても曲自体、サウンドやリズムがつまらないと成立しないというのが自分の中にはあるかもしれません。

歌詞だけを読んで美しいものが曲に乗るとどうなのか。

そのあたり、またゆっくりお話を聞かせてくだせい。

投稿者 凪子 2009/09/11 16:01
>凪子さん、ようこそ。
実は、同感です。私も 「サウンド&リズム派」 です。基本的に洋楽でもJ ポップでも、サウンドが気に入らないとあまり好きになれません。
それも自分の場合は守備範囲が狭くて、60年代から70年代初期の洋楽っぽいサウンドでないと、なんかダメなんですね。
そういった意味で、凪子さんとは好みが合わないかもしれないけれど、桑田佳祐さんとかは、あの時代の洋楽へのリスペクトを持っている感じがして、パクリだろうが何だろうが好きなんです。

松本隆さんは、まず 「詞」 があって、それに曲をつけていくやり方じゃないダメだというふうに『ザ・ソングライターズ』 の中では語っていましたけれど、相当 「詞」 に思い入れを持っている人だからいえる発言だと思いました。

ビートルズなんかは、「ラララ…」 とか口ずさみながら、メロディと歌詞を同時に作っていったようですし、そのあたりはアーティストたちのそれぞれのスタイルがあるようですね。

私も20代の頃、曲を作ったことがありますけれど、すべて音からでした。結局、私はそんなに 「詞」 の方を重視していない人間なんでしょうね。
 
投稿者 町田 2009/09/12 00:58
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