町田の独り言 キャンピングカーのガイド本を編集する町田が語るよもやま話

最近の記事
新ブログのご案内
04/28 17:06
久々の更新です
04/27 19:06
3・11以降
04/12 09:56
人類に残された資源
04/05 10:18
ザ・ウォーカー
04/03 00:53
島尾敏雄・贋学生
04/02 03:45
日本人は変わるか
03/31 01:36
渚にて
03/26 02:03
テレビは終わった
03/23 00:23
明かりの果ての闇
03/21 08:05
東電を怒る父さん
03/18 17:00
深い言葉
03/16 09:53
何かが変わった
03/15 00:06
災害時のキャンカー
03/13 16:18
大地震
03/12 13:16
ジュリアンオピー
03/11 02:35
親孝行ビジネス
03/08 20:02
OMCの北斗
03/07 00:18
アレクサンドリア
03/05 15:49
AtoZのバンビ
03/03 20:36
かるキャン
03/02 18:39
ハーレーの魔力
02/28 21:59
パークウェイ
02/23 18:59
CG880
02/20 13:11
忙しいぞぉ!
02/18 22:01
都市型キャンプ場
02/09 23:55
ファビュラス日本
02/07 19:32
老人の孤独
02/06 20:36
「都会」 の匂い
02/05 01:53
エジプトでは何が?
02/04 15:44
同人雑誌仲間
02/03 00:20
自己啓発ビジネス
02/01 02:10
ノスタルジー
01/30 05:23
夫婦の会話の危機
01/28 23:58
その一服は必要か
01/24 23:40
荒野の炎
01/23 19:43
山口冨士夫の精神
01/22 03:11
焚き火で育つ感性
01/20 19:55
キャンカー1人旅
01/19 01:37
車中泊の社会実験
01/17 15:40
個人の時代
01/16 11:50
細くなるネクタイ
01/13 20:32
映画アバター
01/12 20:07
若者の考える商売
01/11 14:36
パリッシュの絵画
01/09 04:00
300万アクセス
01/08 12:15
不思議な青空
01/07 21:04
TV・新聞の凋落
01/06 19:44
中国ルネッサンス
01/05 20:19
ベルイマン・沈黙
01/04 21:33
出来事いろいろ
01/03 02:43
謹賀新年
01/01 00:48
オールドマン
12/30 18:53
好奇心の力
12/29 14:28
「孤独死」の原因
12/27 20:17
廃墟のある島
12/26 02:48
遠いクリスマス
12/25 01:06
ロビン・フッド
12/24 03:48
地獄の電車
12/23 11:35
バッグス・バニー
12/22 02:59
正義の話をしよう
12/19 23:46
空気人形
12/18 13:10
ジジイ同士の酒
12/17 04:32
世界ゲーム革命
12/14 02:47
ハイマー懇親会
12/13 16:11
ガールズキャンプ
12/12 23:48
イタリアをめざせ
12/10 15:15
外来種の驚異 Ⅱ
12/09 00:41
外来種の脅威とは
12/08 20:46
Kポップの台頭
12/07 01:19
うつろひ
12/06 01:21
海老蔵さんの悲劇
12/05 01:07
追悼ジョンレノン
12/03 04:52
「個性化」のワナ
11/30 04:13
戦うブログ
11/29 04:09
子供の自然体験
11/28 04:50
RV好きの芸能人
11/26 01:01
胃の中にヘビ
11/25 16:12
消えた秋
11/22 14:14
歌謡ブルースの謎
11/20 04:29
おひとりさま時代
11/19 00:33
3行で総てを語る
11/18 00:15
塔の形而上学
11/17 02:04
裕次郎スナック
11/15 23:10
自然は子供を養う
11/12 20:28
おれ、ねこ
11/10 01:19
NHK車中泊報道
11/09 17:17
お台場パラダイス
11/08 20:34
伝える力
11/05 00:12
お台場ショー迫る
11/04 02:02
昔は戻らない
11/03 02:11
電子タバコ
11/02 00:04
一般国道の不思議
10/29 18:25
酒場放浪記
10/26 22:25
名古屋RVショー
10/25 19:25
ハイマーカー322
10/21 12:31
猫会議
10/21 00:05
飽きるという知恵
10/20 01:28
ロボット兵器
10/19 02:52
最近のコメント
突然の書き込み失礼…
最近の流行 05/12 00:01
はじめまして~文…
すまそ 05/08 16:44
>TJさん、ようこそ…
町田 04/28 13:47
>TJさん、ようこそ…
町田 04/28 12:06
便利+楽=快適、これ…
TJ 04/28 10:05
町田さん久しぶり…
motor-home 04/28 06:07
やはり、時代の変化・…
TJ 04/21 02:27
私はこのところ「自然…
磯部 04/12 14:52
>aki さん、よう…
町田 04/12 10:18
何度も投稿ボタンを押…
aki 04/08 10:57
>aki さん、よう…
町田 04/08 09:13
今のVWに乗り換える…
aki 04/07 15:19
>雷さん、ようこそ。…
町田 04/06 15:20
>ミペット@倉庫の肥…
町田 04/06 13:46
>JoeCoolさん…
町田 04/06 11:06
キャンピングカーは、…
雷 04/05 21:37
率直に言うと、研究所…
ミペット@倉庫の肥やし保存中 04/05 20:10
町田さま度々失礼…
JoeCool (in Peanuts) 04/05 12:56
>aki さん、よう…
町田 04/05 11:14
今のこの国の空気、ど…
aki 04/04 10:32
>solocarav…
町田 04/01 11:08
>JoeCool さ…
町田 04/01 10:32
>ムーンライトさん、…
町田 04/01 09:56
>赤い屋根さん、よう…
町田 04/01 08:53
「心に届く言葉」・・…
solocaravan 03/31 23:23
今回のように社会全体…
雷 03/31 23:05
米国では9.11の前…
Jo 03/31 11:21
米国では9.11の前…
JoeCool 03/31 11:19
米国では9.11の前…
JoeCool 03/31 11:05
そうだ、普遍性だ。…
ムーンライト 03/31 09:31
町田さんおはようござ…
赤い屋根 03/31 07:50
>おおきに! さん、…
町田 03/30 15:47
>雷さん、ようこそ。…
町田 03/30 14:57
>雷さん、ようこそ。…
町田 03/30 14:33
町田編集長さん こん…
おおきに! 03/29 08:29
今回の震災では、各局…
雷 03/28 21:22
本作品のリメイクであ…
雷 03/28 21:09
>おおきに! さん、…
町田 03/23 19:54
町田編集長さん こん…
おおきに! 03/23 07:48
>s-_-s さん…
町田 03/23 01:19
>ムーンライトさん、…
町田 03/23 00:46
人間は電気によって闇…
s-_-s 03/22 22:55
追記です。先ほど…
ムーンライト 03/22 14:24
数日前、市内の大型ス…
ムーンライト 03/22 12:24
>ブタイチさん、よう…
町田 03/22 03:09
お久しぶりです。町田…
ブタイチ 03/21 22:54
>鈴木様、ようこそ。…
町田 03/19 23:12
>ムーンライトさん、…
町田 03/19 22:35
今日、店からはじめて…
デルタリンク宮城 03/19 19:40
この「東電を怒る父さ…
ムーンライト 03/19 11:45
>ゆんたさん、ようこ…
町田 03/19 09:11
言葉に出して誰かに代…
ゆんた 03/19 07:50
>鈴木 様本当に…
町田 03/18 00:00
町田さん、ご心配あり…
デルタリンク宮城 03/17 20:52
>鈴木様コメント…
町田 03/17 16:04
>TOMYさん、よう…
町田 03/17 14:39
町田さんこんにちは。…
デルタリンク宮城 鈴木 03/17 11:32
こんばんは、町田さん…
TOMY 03/16 20:23
世界中に5億人を超え…
フェイスブック 03/15 11:30
>s-_-s さん、…
町田 03/14 00:28
町田さんご無事で何よ…
s-_-s 03/13 22:55
>ムーンライトさん、…
町田 03/12 17:43
町田さん。ご無事でし…
ムーンライト 03/12 16:25
>YAMAさん、よう…
町田 03/12 13:33
シンプルな風景画、い…
Yama 03/11 12:14
>渡部竜生さん、よう…
町田 03/10 02:33
>キャンピングカーと…
渡部竜生 03/09 14:02
>スパンキーさん、よ…
町田 03/08 19:22
いいですね、北斗。久…
スパンキー 03/07 13:52
>マッキー旅人さん、…
町田 03/03 22:45
町田さん、今日は。…
マッキー旅人 03/03 16:23
>ムーンライトさん、…
町田 02/28 22:42
町田さん。アマゾ…
ムーンライト 02/24 10:29
>渡部竜生さん、よう…
町田 02/19 05:42
>小平の福ちゃん様、…
町田 02/19 05:31
>matsumoto…
町田 02/19 05:18
>solocarav…
町田 02/19 05:03
>el さん、ようこ…
町田 02/19 04:50
>旭川の自称美女さん…
町田 02/19 04:14
幕張ではお世話になり…
渡部竜生 02/19 00:58
ご無沙汰しております…
小平の福ちゃん 02/19 00:03
お久しぶりです。ma…
matsumoto 02/14 07:35
ぜひ実現させたいアイ…
solocaravan 02/11 20:59
だいぶ経ってからのコ…
旭川の自称美女 02/11 11:51
町田さん、こんにちは…
el (エル) 02/11 11:11
>TOMY さん、よ…
町田 02/10 00:21
こんばんは、町田さん…
TOMY 02/09 21:45
>ムーンライトさん、…
町田 02/09 15:38
>ゆんた さん、よう…
町田 02/09 14:48
>Joe Cool …
町田 02/09 13:46
>磯部さん、ようこそ…
町田 02/09 11:54
「ゆんたさん」の文章…
ムーンライト 02/09 11:46
>TJさん、ようこそ…
町田 02/09 11:22
色々なことを考えまし…
ゆんた 02/09 06:36
同居していて5年前に…
JoeCool 02/08 16:01
最初に、このブログを…
磯部 02/08 05:14
写真で見る限り「FA…
TJ 02/07 21:20
>aki さん、よう…
町田 02/03 00:58
人生にドーピングはな…
aki 02/01 10:07
最近のトラックバック
ザ・バンド
12/11 09:46
鉄道の魅力、立体的に
09/10 07:38
関越高速道・・・寄居…
07/24 09:18
女性目線で見たキャン…
03/05 10:18
かるキャン 画期的な…
02/26 06:14
「くるま旅くらし読本…
02/06 10:22
言葉にならない
01/13 20:10
電動ポルシェ!?その…
10/31 09:50
路地裏
08/18 09:49
「すべての男は消耗品…
08/17 20:24
ガマの油
06/15 21:53
「ガマの油 」ちょっ…
06/15 07:58
52nd
04/25 21:52
007 カジノ・ロワ…
02/02 01:18
関西(大阪・京都・神…
01/30 05:21
【ネットができる宿|…
01/05 19:52
4輪&2輪
09/22 16:41
『秘伝 大学受験の国…
09/19 03:09
LPガスボンベ
07/26 11:37
ロス
05/28 22:39
テスト
05/28 22:36
大阪キャバクラnig…
04/26 20:37
キャバクラ/ニューク…
04/09 17:32
キャバクラ嬢ご用達し…
03/14 14:32
気になるキャンピング…
03/08 07:08
キャバクラ求人-Ag…
02/23 14:41
キャバクラ情報誌クラ…
02/22 19:14
No6 LPガスの充…
02/14 14:47
大阪キャバクラブログ
01/20 21:35
御当地!プルバック・…
12/20 00:53
カップヌードル
08/09 01:54
【キャンピングカー】…
08/05 16:23
【キャンピングカー】…
08/05 16:20
村松友視の「淳之介流…
08/04 11:11
荒井千暁著『職場はな…
06/29 22:35
元ちとせ/千の夜と千…
04/15 01:55
軽自動車エッセのうる…
03/26 08:21
カーナビの渋滞回避?…
03/10 20:07
車中泊なら虫の心配い…
03/07 18:35
こんなキャンピングカ…
03/07 03:56
キャンピング&RVシ…
03/02 01:17
キャンピング&RVシ…
02/23 18:45
キャンピング&RVシ…
02/18 06:43
キャンピング&RVシ…
02/17 00:23
ZECC(ゼック) …
02/15 23:27
トイレどうする?
02/15 10:25
キャンピング&RVシ…
02/10 21:46
新古車
02/04 17:19
軽自動車キャンピング…
01/25 13:10
ブレードランナー
01/14 12:03

大航海時代

【司会】 はぁーい! 『ゲームフリーク・パラダイス』 の時間です。
 今日も楽しい愉快なゲーム。朝晩ゲームに、夢でもゲーム。
 この番組は、寝る時間も惜しんでゲームに親しむゲームフリークの貴方に発信するゲーム情報のパラダイスです。

 ええ、この 「ゲーパラ」 では、先々週と先週、そして今週と3回にわたって、ゲーム研究家の町田先生をお迎えして、パソコンゲームの核心に迫っておりまーす! 
 それでは町田さん、どーぞ。

大航海時代_1

【町田】 こんばんは。
【司会】 先生、今日は何を?
【町田】 そうですね。今日はコーエイさんの人気シリーズのひとつ 『大航海時代』 を採りあげてみようと思っています。
 このシリーズは、全部で4作あるんですが、僕が傑作だと思うのは、『大航海時代 Ⅱ』 とそのバリエーション版の 『大航海時代・外伝』 ですね。
 ファミコン時代の 『Ⅰ』 から始まって、スーパーファミコンの 『Ⅱ』 『外伝』 、そしてパソコンの 『Ⅲ』 『Ⅳ』 とあるんですが、まぁ、大方の評判は 『Ⅳ』 に集中してますけど、僕はこれはあんまり遊んでなくてね。印象に残っているのは、やっぱり 『Ⅱ』 、『外伝』 かな…。

大航海時代2

【司会】 先生は、このシリーズのどんなところに惹かれたんですか?
【町田】 まず、そのスケールの雄大さですね。
 普通テレビゲームやパソコンゲームというと、何か狭い部屋で小さな画面に向かって縮こまって遊んでいるという感じがするじゃないですか。

 でも、このゲームだけは、実際に接しているモニター画面は小さくとも、その画面の向こう側に大海原が広がっているというリアリティを感じさせるものがあるんですね。
 特に 『大航海時代』 の 『Ⅱ』 とか 『外伝』 はですね、モニター上のビジュアルは写実的でもなんでもないんですが、「波のしぶき」 とか 「潮の匂い」 が迫ってくるんですね。

夜帆船1

 ゲームのリアリティには、3D的な視覚的リアリティとね、2Dにしかない観念のリアリティというのもあると思うんですよ。『Ⅱ』 と 『外伝』 には、その観念のリアリティというものがあるんですね。

大航海時代外伝

【司会】 …ちょっと難しい話ですが、分かりやすくいうと、どんなところが面白いんですかね?
【町田】 例えば、まぁ、自分がキャラクターの一人となって、船を手に入れますよね。
 最初は小さな安い船しか手に入らないんですが、ところがこれがなかなかうまく操れないんです。お金もないので、水夫も思うように集まらないわけですね。

 最初は、みなアテネとイスタンブールの間で、絨毯と美術品の交易でお金を貯めてね。
 金塊1個貯めるのがやっとなんです。

 で、そうやって、交易とか海賊行為などを行なって、少しずつ資金が貯まり、海にも慣れてくるとね、自分が航海できる範囲が少しずつ広がってくるわけです。
 船もだんだんスムースに操れるようになってくるんです。

 そして、貯まったお金で、さらに大きくて頑丈な船を買っていく。
 そこのところのステップアップの感覚が、ずしりと胸に迫って来るんですよ。

 そういう小さな達成感を積み重ねてですね、ついに外洋に出ていくわけですが、地中海世界周辺に住むキャラクターでゲームを始めると、ジブラルタル海峡を抜けて大西洋に漕ぎ出すまでに、2年ぐらいかかるんですよ。
 だからね、力を付けて、いざ海峡を抜けて外洋に出たときに、ものすごく感激するんですね。

大航海時代画面1

 で、外洋に出ると、実際に船に降りかかる波も2倍くらい大きくなったような気がします。
 アフリカ周りで希望峰を抜けるまでもね、途中嵐があったりしてね、下手すると難破してしまうんですよ。
 そんなところがね、スケールの大きなゲームだなぁ…と思いましたね。

嵐帆船1

 あとね、基本的に音楽がみな良いですね。各地域の雰囲気を表すテーマ曲がなかなか上手くできていてね、これが、気分を盛り上げるのに一役買っていますね。
 
【司会】 ゲームに出てくるキャラクターなんかでは、どんな人物が好みですか?
【町田】 『Ⅱ』 でいうと、カタリーナとアル・ヴェザスですね。
 あとね、『外伝』 に搭乗するサルバドル・レイスがいいです。これはちょっとはにかみ屋で、屈折した内面を持った陰りのある青年なんですね。
 正義感に燃えて、片っ端から悪を倒すという単純な設定になっていないんですよ。文学性が高いんですね。

 この 『外伝』 の音楽もよくてね、主人公キャラの持っている孤独感のようなものとね、冒険への期待感みたいなものが微妙に混じり合った美しい旋律になってます。単に勇壮なだけでなく、そこはかとない寂しさが漂った名曲ですね。

 ただ、ひと言苦言を呈すれば、この 『外伝』 では、もうちょっと歴史考証をしっかりしてほしかったですね。
 たとえばハイレディン・レイスがキリスト教徒側の海賊として、オスマン・トルコと戦うなんていう設定はどう考えてもおかしいんであって、その息子のサルバドル・レイスがキリスト教徒だってのもおかしい。
 ちょっとユーザーをバカにしてますね。

 まぁ、そんなところを差し引けば、よくできたソフトだとは思いますけどね。

【司会】 さて、町田さん。今までのお話は 『Ⅱ』 と 『外伝』 の話が中心だったわけですが、そのほかに町田さんが体験された 『大航海時代』 ではどんなものがあるんですか?

大航海時代3

【町田】 『大航海時代 Ⅲ』 というのがあるんですが、これが実に不思議なゲームでね、僕自身もいまだにどう評価していいのか分からないんですよ。
【司会】 これもプレステか何かですか?

【町田】 いや、これはパソコン版だけなんです。
 コーエイの人気シリーズは、パソコンから常に家庭用ゲーム機に落とされているんですが、この 『Ⅲ』 だけはね、ゲーム機にもついに移植されず、話題にのぼらないうちに、いつのまにか 『大航海時代 Ⅳ』 にとって替わられたという、ちょっと影の薄いゲームでね。
 だから、成功作なのか失敗作なのか…。『大航海時代 Ⅲ』 はなんとも評価しづらい面がありますね。

 やはりプレステやなどのゲーム機対応ソフトが出ないと、ゲームとしてはマイナーな印象は否めないですね。
 特に後発の 『大航海時代 Ⅳ』 は、パソコン版が出たあとゲーム機版もすぐに登場しているわけですね。だから 『Ⅲ』 は一般的には “失敗作” というイメージがついてまわりますね。

【司会】 で、どうなんですか? 町田さんも失敗作だと?
【町田】 いや、一般的な評価という意味では難しいんですが、僕個人としてはなかなかよく作られているソフトだと思いますよ。
 おそらく 『Ⅱ』 や 『外伝』 を遊んだユーザーが不満に思ったこととかね、あるいはこうしてほしいと望んだことなどをね、ある程度リサーチして開発されたものだと思いますね。

 たとえばですね、冒険旅行そのものの難易度をあげてほしいとか、あるいは宝物を発見したときのインパクトを高めてほしいとか、さらにね、船舶などの価格を上げてほしいとかですね、『Ⅱ』 や 『外伝』 を繰り返し遊んだユーザーなら誰で思うようなリクエストにはね、ちゃんと応えているんですね。

 で、この 『Ⅲ』 では今までにできなかった内陸の探検もできるんです。
 キャラバンを組んで、アフリカの砂漠などに探検に行けるんですね。
 
 あとね、港町を陸上から攻め落とすこともできます。
 海戦もあれば陸戦もあるということで、ゲームとしては結構凝っているんですね。
 そういった意味では、『Ⅲ』 というのは、『Ⅱ』 や 『外伝』 の発展型だといってかまわないと思います。

大航海時代_1

【司会】 はぁ…。ではなぜあまり話題にならなかったんですかね?
【町田】 地味なんですねよ。画面のグラフィックがどうしようもなく暗いんですよ。『Ⅱ』 や 『外伝』 のようなキャラクターの動きもなければ、色も乏しいんです。

 全体の印象がですね、ひと気のない薄暗い 「歴史博物館」 にでも入り込んだような感じなんですね。
 なにしろ登場人物の顔がアニメではなくて、19世紀末に撮られたモノクロの顔写真という感じで、実写的なんですよ。
 ま、リアルといえばリアルなんですけど、アニメタッチに慣れた大航海ファンは、まず最初にここで戸惑うと思いますね。

 さらに各港町の画像がですね、ヨーロッパ近世の美術品を模写したような絵柄で、格調が高いといえば高いんですが、地味といえば地味なんですね。これも、アニメ的表現に慣れた人には親しみにくかったんじゃないでしょうかね。

大航海時代帆船1

【司会】 なんとなく若者が好みそうじゃないですね。
【町田】 そうなんです。これはね、音楽を聞いてもらえば、それだけで分かります。
 たとえば北ヨーロッパなどの港町のテーマ。もう、なんかこの世の果てという雰囲気が伝わってきますよ。
 
 だけどね、音楽としてはねぇ、なかなか、みないいんですよ。
 僕はねぇ、実は、この 『Ⅲ』 の曲をね、当時はテープに落として、ドライブミュージックとして聞いていた時期があったんですけど、これ、ちょっとトリップさせてくれる曲…多いですよ。

 しかし、やっぱりゲームそのものの暗さはどうしようもなかったですね。
 ま、時代設定も、いろいろな精霊や悪魔がウジョウジョいた時代でしょ。
 海に関してもね、コロンブス以前は一般的に、まだ地球が平らだと信じられていたわけですからね。

 海の果てまで行ってしまうと、海水が滝のようになって地獄の底まで落ち込んでいるという、そんな世界観を人々が共有していたわけですね。
 そして、そこには人の知らない怪物がたくさん棲んでいると…。そんな雰囲気がね、この 『Ⅲ』 には漂っていますよね。

 ま、核戦争後の無人の地球をたった一人で旅しているという感じの、ちょっと終末論的な寂しさがこのゲーム全般に流れているわけでね。そこが味わいとなっている反面ですねぇ、また、とっつきの悪さにもつながっているわけですね。
【司会】 ふぅーん。

【町田】 それと、このゲームの最大の欠点は、クリアした瞬間が明確ではないんですね。仮にクリアしても、まだゲームを続行できるわけです。
 そうなると、その先どうなるなんだ? …という不安感がユーザーに湧いてくるわけですね。いつまで経っても終わりが来ない。
【司会】 あ、その感じちょっと不気味。 

【町田】 まぁ、僕としては、やっぱり明るい期待感に満ち溢れた 『Ⅱ』 とか 『外伝』 の方が好きですね。
 なんていうのかなぁ…本当に、世界が変わって見えてくるという、あの大航海時代の人々の気分が、特に 『Ⅱ』 にはあるんですね。

 なにしろ大航海時代までの人々の常識では、地球はどこまで行っても果てがない、無限に広がる平面だったわけですよね。
 当然 “地球” という言葉も存在しなかったんですが、大海原の彼方がどんな風になっているか誰にも想像がつかなかったわけでしょ。
 当時の人は、まさに 「宇宙の果て」 に思いを巡らす今の人々の気持ちと同じだったと思うんですよ。

大航海時代帆船1

 で、やがて、コペルニクスやガリレオ・ガリレイの推理により、地球が太陽の周りを巡る球体であるという新説が流布し始めたわけですが、それだって、最初のうちは実証しようのない仮説に過ぎなかったわけですからね。

 だから、この時代に遠洋航海を企画することは、宇宙開発のプロジェクトのようなものだったんじゃないかと思うんです。
 それに従事した船乗りたちは、まさに宇宙飛行士たちの心境だったと思いますね。

 で、アフリカの南端まで行くのが最大のテーマだった頃はですなぁ、希望峰を最初に回った船乗りたちはね、さしあたり月面着陸に成功したような気分を味わったのでしょうね。

 そして、その先に広がるインド洋を眺めたときね、おそらく彼らはねぇ、星雲広がる大宇宙の入口に立ったことを直感したんではないかと思いますよ。

宇宙_星雲
 
【司会】 はぁ…。すごい思い入れですね。
 いやぁ、それだけの思い入れを持ってゲームに臨めば、さぞや楽しいでしょうね。
 まぁ、今日はホントにどうもありがとうございます。

 今晩はゲーム研究家の町田さんをお迎えして、『大航海時代』 について語ってもらいました。
 町田さんどうもありがとうございました。
【町田】 いや、こちらこそ。

【司会】 今日も楽しい愉快なゲーム。朝晩ゲームに、夢でもゲーム!
 この番組は、寝る時間も惜しんでゲームに親しむゲームフリークの貴方に発信する、ゲーム情報のパラダイスです。
 それでは皆さんまた来週。




ヨタ話 | 投稿者 町田編集長 01:18 | コメント(4)| トラックバック(0)
トラックバック
こちらの記事へのトラックバックは下のURLをコピーして行ってください。
コメント
ニンテンドーのソフトは脳トレ系は何本か持っていますが、
ゲームソフトは囲碁以外は持っていません。
帆船やヨットが好きなので、早速大航海ソフトを購入しようと思います。
最初はⅡが良いですかねー。
投稿者 とりさん 2008/10/30 10:34
>とりさん様、ようこそ。
いやぁ、こんなどうしようもなくインドアっぽい記事にコメントを頂くなど思ってもいませんでした。

このエントリーは、書くネタが見つからず、やけっぱち気味に書いたものです。それにもかかわらずお読みいただいたとは感激です。

「大航海時代」の Ⅱとか、Ⅲ というゲームは、初期のゲームソフトの2D感覚に貫かれたもので、緻密で動きもある今風のヴィジュアルに慣れた人たちが見れば退屈なものかもしれません。

しかし、帆船とか、潮の流れとか、異国の港町などに想像力を働かせることのできる人なら、シンプルな画面から無類の豊かさを引き出せるゲームであるようにも感じます。
Ⅱはいいですね!
あと、外伝もお薦めです。
投稿者 町田 2008/10/31 01:48
ゲーム大好きのドリーミンです。
信長シリーズなどは、学生時代に徹夜で遊んだりしていました。

ただ、大航海時代はいつかやろうと思いつつ、なかなか機会に恵まれなかったため、いまだに遊んだことがありません。これをきっかけに、中古を探してみようと思います。


光栄のゲームは、扱うジャンルがマニアック。
その分、ユーザーもヘビーな方が多いため、評価がとても厳しい。
そういう意味では、少し損をしているゲームメーカーのような気がします。

ただ、最近は大衆にも受け入れられるような、販売路線の転換を図っています。
個人的には、90年代のマニアック路線が好きだったので、ちょっと寂しく思ったり…(笑)

また、『ゲーム・フリーク・パラダイス』楽しみにしています。
次回は、太閤立志伝か、提督の決断をぜひ!
投稿者 Dreamin' 2008/11/04 12:02
>Deamin'さん、ようこそ。
ゲーム好きのお仲間からのコメントをいただき、心強い限りです。
私もまた大衆路線に転換する前のコーエイのゲームのファンです。大人が楽しめましたものね。

時間数でいうと、一番費やしたのが『チンギスハーンⅣ』。これは今でも思い出したように遊び始めて、結局ハマることがあります。

次が 『信長の野望』 シリーズで、特に 「割拠伝」、「風雲録」、「天飛記」 まで。

そして、『大航海時代』 シリーズ。
このⅡと外伝については、どういう交易スタイルが一番効率的に儲けられるかという計算式を、船の種類、その仕様、交易品目、交易場所などに分けて試算し、そのマニュアルを作成したことがあります。

簡単にいうと、アムステルダムで造った 「シップ」 の船団を使って、北欧圏のガラス玉と東アフリカの金の2点間貿易を行うのが、一番大金持ちになるのが早いようです。 (ただし、この方法で儲けた富は、クリアすることだけを目的とした場合は意味を持ちません。高い大砲や高価な秘密アイテムが買えるようになりますが、基本的に、金持ちに成りたいという自己満足が満たされるだけです)

『提督の決断』 にもぞんぶんにハマりました。
各地に散ばる連合艦隊を呉に呼び集めて、最強艦隊を編成するときの緊張感と期待感が忘れられません。

しかし、ゲームは基本的に時間の無駄遣いが多くて、今はハマるのが怖いですね。
これは老後の楽しみです。

でも、一度Dreamin'さんとゲームのことも語り合ってみたいですね。
投稿者 町田 2008/11/04 16:46
名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:
<<  2008年 10月  >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
ホビダス[趣味の総合サイト]