2008年06月29日
RVパークとは?
《 モーターホームでアメリカを走る 番外編 3 》
モーターホームでアメリカを走り、「RVパーク」 という日本ではあまり見ないキャンピングカー専用キャンプ場を泊まり歩いてみて、考えた。
そこには、日本のキャンプ場とは違ういくつかの特色がある。
高原や湖に集中する日本のキャンプ場とは異なり、RVパークは、まず大都市の中にも存在する (都市観光ができる) 。
交通量の多い幹線道路脇にも存在する (道の駅やサービスエリア感覚で休める) 。
管理人が帰った後でもチェックインするシステムがある (チェックイン・チェックアウトの時間帯に拘束されない) 。

▲ ラスベガス市内にある 「KOAマナーRVパーク 」は、市内のカジノに遊びに行ける典型的な都市型RVパークだ。
こういう施設が日本にも登場してきたら、さぞや便利なことだ ろう…と思う反面、アメリカのRVパークと同じものが今の日本に登場したとしても、日本のユーザーには使いきれないだろうとも感じた。
RVパークというのは、単なる 「幹線道路に面したキャンプ場」 ではない。
そこを、ホテルやモーテルと同じような環境で寝泊まりできるようにしたシステム全般のことを指す。
つまり、サイトにキャンピングカーを乗り入れるだけで、電気や水道、さらにガスやトイレ機能というライフラインが整ってしまうところに、RVパークの最大の特長がある。
もちろん、それが可能なのは、クルマ (モーターホーム) の方が、そういう造りになっているからだ。
アメリカのモーターホームは、サイズの大小を問わず、トイレはブラックタンクに汚物を溜め込んでからダンプステーションに排泄するマリントイレだし、水道も、RVパークの水道に直結するだけで豊富な水道水を得られるシティウォーター接続口が採り入れられている。
トイレ処理に使った水や、野菜や皿を洗った生活排水は、それぞれ巨大なタンクに蓄えられ、ある程度溜まったところでサイトに備えられた配管に流し込めばいいようになっている。

▲ サイトにモーターホームを入れるだけで、電気、水道、下水などのライフラインが完備するアメリカのRVパーク。
ガスだけは車載のプロパンボンベを使うことになるが、RVパークの場内にはガスの充填を望む人のための充填システムが場内に用意されていることが多いので、長期滞在しても、ガスの枯渇を心配するようなこともない。
このように、アメリカのRVパークは、そこに出入りするモーターホームの構造と密接不可分の関係にある。
このへんは、モーターホームとRVパークが、ともに試行錯誤を繰り返しながら、長い年月を経て徐々に完成形に近づけていったという気がする。
もちろん、カセットトイレに、20リットルの清・排水ポリタンクを装備した国産キャンピングカーでRVパークを訪れても、それなりに快適だろう。
しかし、それは日本のキャンプ場で得られる 「快適さ」 の域を超えるものではなく、RVパーク的な暮らしとは違う世界だ。

▲ アメリカでも最高級RVパークとして知られる 「オアシスRVパーク」 。
このへんは、アメリカと日本のキャンピングカーの歴史の差、レジャー意識の差、文化の差としかいいようがない。
どちらが優れているか、という問題ではない。
アメリカのモーターホームを使って宿泊するのなら、アメリカ流RVパークはきわめて理にかなった施設といえるが、そういう施設をそのまま日本に導入したところで、今の日本の現状に適合するとも思えない。
サイトでトイレ処理までできるフルフックアップ機能を備えたとして、一所に1泊2日、2泊3日程度しか留まらない日本のユーザーの現状を考えると、過剰設備になってしまう。
カセットトイレに20リッターポリタンクという日本的なキャンピングカーは、まさに日本的なキャンプ場と相性がいいように造られているともいえるのだ。
ただ、RVパークの宿泊システムとして、管理人が退出した後でもチェックインできる 「レイトチェックイン」 システムというのは、日本にはない便利なものだと感じた。
封筒の中に、現金や小切手、あるいはクレジットカードナンバーを書いたメモを入れて、オフィスのポストに投函しておく。
アメリカでは、こういう支払い方法も慣例化しているという。
日本でも、これを試みたキャンプ場もあったが、定着しなかった。
「料金を払わないで、そのまま出ていってしまうお客さんが多いんですよ」
それを試みた管理人が、そうボヤくのを聞いた。
モラルの違い…というより、それこそ 「キャンプ場とキャンピングカーの文化」 の違いだと思う。
アメリカのRVパークも、きっとそういう問題を長い時間かけて解決してきたのだろう。
客の方も、ちゃんと料金を払うという意識を長い時間かけて培ってきたのだ。
その時間の蓄積を 「文化」 という。
「キャンピングカー文化の成熟」 という言葉は、そういう問題を解決したときにはじめて使える言葉だと思う。
モーターホームでアメリカを走り、「RVパーク」 という日本ではあまり見ないキャンピングカー専用キャンプ場を泊まり歩いてみて、考えた。
そこには、日本のキャンプ場とは違ういくつかの特色がある。
高原や湖に集中する日本のキャンプ場とは異なり、RVパークは、まず大都市の中にも存在する (都市観光ができる) 。
交通量の多い幹線道路脇にも存在する (道の駅やサービスエリア感覚で休める) 。
管理人が帰った後でもチェックインするシステムがある (チェックイン・チェックアウトの時間帯に拘束されない) 。
▲ ラスベガス市内にある 「KOAマナーRVパーク 」は、市内のカジノに遊びに行ける典型的な都市型RVパークだ。
こういう施設が日本にも登場してきたら、さぞや便利なことだ ろう…と思う反面、アメリカのRVパークと同じものが今の日本に登場したとしても、日本のユーザーには使いきれないだろうとも感じた。
RVパークというのは、単なる 「幹線道路に面したキャンプ場」 ではない。
そこを、ホテルやモーテルと同じような環境で寝泊まりできるようにしたシステム全般のことを指す。
つまり、サイトにキャンピングカーを乗り入れるだけで、電気や水道、さらにガスやトイレ機能というライフラインが整ってしまうところに、RVパークの最大の特長がある。
もちろん、それが可能なのは、クルマ (モーターホーム) の方が、そういう造りになっているからだ。
アメリカのモーターホームは、サイズの大小を問わず、トイレはブラックタンクに汚物を溜め込んでからダンプステーションに排泄するマリントイレだし、水道も、RVパークの水道に直結するだけで豊富な水道水を得られるシティウォーター接続口が採り入れられている。
トイレ処理に使った水や、野菜や皿を洗った生活排水は、それぞれ巨大なタンクに蓄えられ、ある程度溜まったところでサイトに備えられた配管に流し込めばいいようになっている。
▲ サイトにモーターホームを入れるだけで、電気、水道、下水などのライフラインが完備するアメリカのRVパーク。
ガスだけは車載のプロパンボンベを使うことになるが、RVパークの場内にはガスの充填を望む人のための充填システムが場内に用意されていることが多いので、長期滞在しても、ガスの枯渇を心配するようなこともない。
このように、アメリカのRVパークは、そこに出入りするモーターホームの構造と密接不可分の関係にある。
このへんは、モーターホームとRVパークが、ともに試行錯誤を繰り返しながら、長い年月を経て徐々に完成形に近づけていったという気がする。
もちろん、カセットトイレに、20リットルの清・排水ポリタンクを装備した国産キャンピングカーでRVパークを訪れても、それなりに快適だろう。
しかし、それは日本のキャンプ場で得られる 「快適さ」 の域を超えるものではなく、RVパーク的な暮らしとは違う世界だ。
▲ アメリカでも最高級RVパークとして知られる 「オアシスRVパーク」 。
このへんは、アメリカと日本のキャンピングカーの歴史の差、レジャー意識の差、文化の差としかいいようがない。
どちらが優れているか、という問題ではない。
アメリカのモーターホームを使って宿泊するのなら、アメリカ流RVパークはきわめて理にかなった施設といえるが、そういう施設をそのまま日本に導入したところで、今の日本の現状に適合するとも思えない。
サイトでトイレ処理までできるフルフックアップ機能を備えたとして、一所に1泊2日、2泊3日程度しか留まらない日本のユーザーの現状を考えると、過剰設備になってしまう。
カセットトイレに20リッターポリタンクという日本的なキャンピングカーは、まさに日本的なキャンプ場と相性がいいように造られているともいえるのだ。
ただ、RVパークの宿泊システムとして、管理人が退出した後でもチェックインできる 「レイトチェックイン」 システムというのは、日本にはない便利なものだと感じた。
封筒の中に、現金や小切手、あるいはクレジットカードナンバーを書いたメモを入れて、オフィスのポストに投函しておく。
アメリカでは、こういう支払い方法も慣例化しているという。
日本でも、これを試みたキャンプ場もあったが、定着しなかった。
「料金を払わないで、そのまま出ていってしまうお客さんが多いんですよ」
それを試みた管理人が、そうボヤくのを聞いた。
モラルの違い…というより、それこそ 「キャンプ場とキャンピングカーの文化」 の違いだと思う。
アメリカのRVパークも、きっとそういう問題を長い時間かけて解決してきたのだろう。
客の方も、ちゃんと料金を払うという意識を長い時間かけて培ってきたのだ。
その時間の蓄積を 「文化」 という。
「キャンピングカー文化の成熟」 という言葉は、そういう問題を解決したときにはじめて使える言葉だと思う。

アメリカでは、退職後に家を売ったり、息子夫婦にゆずったりしてモーターホームを買うという話は、確かによく聞きますね。そもそも、固定した家にこだわるという気分は日本人よりも薄いのでしょう。
実際に日本のキャンプ場と違って、優雅に長逗留を楽しんでいるような老夫婦もたくさん見かけました。
「文化の違い」って面白いですね。