2008年04月16日
いい加減な本?
自分で書いた記事を、自分で読み返してみて、
「ありゃりゃ…」 と決まり悪い思いにとらわれることがある。
『 キャンピングカー super ガイド 2008 』 の記事でもそうだ。
一台一台の原稿を書いているときは、気づかなかったものの、校正などで、通しで読んでいると、
「ありゃりゃ…。ずいぶん矛盾しているじゃん」
というものが多々ある。
たとえば、あるバンコンの記事では、こんなことを言っている。
「…このレイアウトが成功した秘密は、ギャレー位置にある。エントランスドアのほぼ半分まで、ギャレーカウンターが占めるという秘策が採られている。ハイエーススーパーロングのエントランスは開口部が広いので、人の出入りはこれで十分なのだ」
てなことを書いておきながら、別のバンコンの記事ではこんな表現が…
「乗り降りに窮屈な思いをするセカンドシートを使わず、エントランスの開口部を広く取ったレイアウトも正解。そのために、人の乗降が楽になっている」
おいおい! お前はどっちを支持するんだよぉ!
こんなのもある。
ある国産キャブコンの記事。
(このクルマの特長は) 「4.7mというコンパクトボディに、リヤダブルベッド、キッチン&電子レンジ、65㍑冷蔵庫、大型収納、2.8kW発電機、ルーフエアコンなどをすべてを組み込んで、大型キャブコンが持つ機能を高密度に圧縮したところにある。
その凝縮することへのこだわりに、“匠の精神” が発揮された日本の精緻な伝統工芸品を見る思いがする」
などと書いておきながら、大型輸入車を紹介するコーナーでは、あっさりと、次の通り。
「…このように、アメリカンモーターホームというのは、空間の贅沢さを享受するクルマである。便利な装備類が満載されたクルマよりも、ただ広いというだけで、人間の心は驚くほど豊かになったりすることもある」
おいおい、お前のホンネはどっちなんだよぉ!
私が読者だったら、突っ込みを入れたくなるところだ。
さらに、
「この著者には自分の見識というものがないな」
…と、読者としての私はそう言うかもしれない。
まぁ、ご勘弁を。
…というのは、とにかく一つのキャンピングカー記事を書くときは、そのクルマに惚れ込むような気分で接したいと思っているからだ。
自分が顧客となって、そのクルマを購入するために検討している。…そんな気持ちで一つのクルマに接して、記事に仕立てる。
すると
「こいつに乗って、昼過ぎにキャンプ場に着いたとするだろ。で、最初の晩は、野外でBBQ。…外に食材を持ち出すときの冷蔵庫の扉位置が悪いな…。
でも、車内で食事するとなると、あそこにテレビ位置があって、これは楽しめるな。
ヒーターダクトの位置もよろし。
で、こいつ凄いじゃん! この3方に窓があるラウンジ。
ここに座って、暮れ行く湖の風景など見ていたら、気分いいだろうなぁ…」
で、妄想がどんどん膨らんでいって、いつのまにか、そのクルマが “ベスト” のようなものに感じられてくる。
次のクルマの原稿を書き始めると、今度はそっちのクルマが “ベスト” になっているから、さっきと矛盾したことを書いていても、気にならない。
ああ…。
実にいい加減な本である。
でも、まぁ、ものの見方というものは、視点を変えれば長所が短所になり、短所が長所になりで、いろいろと変転していく。
だから、この本は、、
「個別の現象に捉われることなくキャンピングカーというものを複合的に分析した、視野の広い本である」
ということにしておきたい。
だめ?
5月1日発売。定価は2,100円 (税込み) です。

「ありゃりゃ…」 と決まり悪い思いにとらわれることがある。
『 キャンピングカー super ガイド 2008 』 の記事でもそうだ。
一台一台の原稿を書いているときは、気づかなかったものの、校正などで、通しで読んでいると、
「ありゃりゃ…。ずいぶん矛盾しているじゃん」
というものが多々ある。
たとえば、あるバンコンの記事では、こんなことを言っている。
「…このレイアウトが成功した秘密は、ギャレー位置にある。エントランスドアのほぼ半分まで、ギャレーカウンターが占めるという秘策が採られている。ハイエーススーパーロングのエントランスは開口部が広いので、人の出入りはこれで十分なのだ」
てなことを書いておきながら、別のバンコンの記事ではこんな表現が…
「乗り降りに窮屈な思いをするセカンドシートを使わず、エントランスの開口部を広く取ったレイアウトも正解。そのために、人の乗降が楽になっている」
おいおい! お前はどっちを支持するんだよぉ!
こんなのもある。
ある国産キャブコンの記事。
(このクルマの特長は) 「4.7mというコンパクトボディに、リヤダブルベッド、キッチン&電子レンジ、65㍑冷蔵庫、大型収納、2.8kW発電機、ルーフエアコンなどをすべてを組み込んで、大型キャブコンが持つ機能を高密度に圧縮したところにある。
その凝縮することへのこだわりに、“匠の精神” が発揮された日本の精緻な伝統工芸品を見る思いがする」
などと書いておきながら、大型輸入車を紹介するコーナーでは、あっさりと、次の通り。
「…このように、アメリカンモーターホームというのは、空間の贅沢さを享受するクルマである。便利な装備類が満載されたクルマよりも、ただ広いというだけで、人間の心は驚くほど豊かになったりすることもある」
おいおい、お前のホンネはどっちなんだよぉ!
私が読者だったら、突っ込みを入れたくなるところだ。
さらに、
「この著者には自分の見識というものがないな」
…と、読者としての私はそう言うかもしれない。
まぁ、ご勘弁を。
…というのは、とにかく一つのキャンピングカー記事を書くときは、そのクルマに惚れ込むような気分で接したいと思っているからだ。
自分が顧客となって、そのクルマを購入するために検討している。…そんな気持ちで一つのクルマに接して、記事に仕立てる。
すると
「こいつに乗って、昼過ぎにキャンプ場に着いたとするだろ。で、最初の晩は、野外でBBQ。…外に食材を持ち出すときの冷蔵庫の扉位置が悪いな…。
でも、車内で食事するとなると、あそこにテレビ位置があって、これは楽しめるな。
ヒーターダクトの位置もよろし。
で、こいつ凄いじゃん! この3方に窓があるラウンジ。
ここに座って、暮れ行く湖の風景など見ていたら、気分いいだろうなぁ…」
で、妄想がどんどん膨らんでいって、いつのまにか、そのクルマが “ベスト” のようなものに感じられてくる。
次のクルマの原稿を書き始めると、今度はそっちのクルマが “ベスト” になっているから、さっきと矛盾したことを書いていても、気にならない。
ああ…。
実にいい加減な本である。
でも、まぁ、ものの見方というものは、視点を変えれば長所が短所になり、短所が長所になりで、いろいろと変転していく。
だから、この本は、、
「個別の現象に捉われることなくキャンピングカーというものを複合的に分析した、視野の広い本である」
ということにしておきたい。
だめ?
5月1日発売。定価は2,100円 (税込み) です。

TJも似たようなことで、旧い車の楽しみ方とレストアについての話をすると矛盾した話をしてしまいます。。
ご理解いただいてありがとうございます。
つくり手のコンセプトはそれぞれ違うわけだから、そのクルマごとに評価点が変わってもいいわけですよね。
うん、少し元気付けられました。
「くるま旅」の達人である馬骨さんから、保証をいただくなど、勇気百倍です。反面、身の引き締まるような緊張も感じます。
どうぞこれからもご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
問題はコンセプトのはっきりしない商品、ねらいが中途半端で、折衷案で矛盾だらけで日和見的なモデルでは・・。
読んでいて商品の正体がそれとなく伝わるようなガイドブックを期待しています!
キャンピングカーって面白いなぁ…といつも思うのですが、ひとつのキャンピングカーに対する評価が、ユーザーによって真っ向から割れる場合があるんですね。
おそらく、キャンピングカーというクルマは、使う人固有のライフスタイルが反映される率が高いからでしょうね。
逆にいえば、評価が分かれるというクルマは、solocarvanさんのいう 「コンセプトのはっきりしたモデル」 ということになるのかもしれません。
そういうクルマは、逆に記事が書きやすいんです。
コンセプトのはっきりしないクルマというのは、確かに記事も書きづらいところがあります。
そういうクルマを評価するときは、いちおう認める部分は認めているように書いていますが、おそらく熱が伝わっていないと思うので、読むとはっきり分かっちゃうかもしれませんね。