2008年04月11日
担当者の顔写真
『 キャンピングカー super ガイド 』 という本は、キャンピングカー1台を紹介するにあたり、必ず、そのクルマを開発したスタッフ、ないしは販売を担当するスタッフのコメントを顔写真入りで掲載している。
こういうスタイルを作り出したのは、うちが初めてだと思う。
キャンピングカーという自動車は、かなり開発者の思い入れの強い商品だ。
ベースとなる車両部分は、自動車メーカーが供給する工業製品だが、架装する部分には、ビルダーの夢や理想がいっぱい詰まっている。
設計者によってそれぞれ開発理念も違うし、想定するユーザーイメージも異なる。
だから、クルマごとに強烈な個性が現れる。
いってしまえば、つくり手の “顔” が見える商品だ。
ならば、製作している方々に、直接、ユーザーに向かって思いのたけを語ってもらおうということで、顔写真入のコメントを掲載することにした。
そんなスタイルが14年続いた。
最初のうちは、取材の後に、それなりの総合的なアピールポイントを尋ねていたが、いざとなると、なかなか一言で表現できない人が多い。
それはそうだと思う。
何年もかけて構想を練って、試行錯誤を繰り返し、ようやく完成品として誕生させたクルマの前で、ここに至るまでの過程を4~5行に要約せよというのが、無茶な話かもしれない。
そこで、途中から、取材した談話を総合して、こちらでまとめるようにした。
ぶっちゃけた話、編集者の “創作” である。
あらあら、そんなこと公表しちゃっていいのかしら……なんだけど、今のところ、「俺の考えていることと違うじゃないか」 などというお叱りを受けたことは、まだ一度もない。
そういう一口コメント (担当者のひとこと) を紹介するときに、その方の顔写真も同時に掲載させてもらう。
それが、今年の本は、そうとう顔ぶれが変わった。
新人が多い。
今まで、そのビルダーの顔だった社長さんや開発担当の重鎮たちが一歩退いて、
「うちの若い子を紹介してやってよ」
というお店が増えた。
…ああ、この世界にも新人が多数登場するようになったのだな…と感じた。
若い人が魅力を感じて参入するような業界は将来が明るい。
しかし、顔写真が載ることがいいことか、どうなのか…。
ある販売店のスタッフは、本に顔が載っていたため、子供が指さして、
「あ、いたいた! 写真とおんなじ顔だ」
とブースの前で騒ぎだして、そうとう面食らったとか。
こんな話もある。
ある女性スタッフの場合。
お店に電話がかかってくる。
「○○さんですね。キャンピングカーガイドで見ました。お会いしたいのですが…」
クルマを見に来るのではなさそうだ。
「…お会いしたい」
という言葉が、妙に別の意味に感じられて、結局うまい理由をつけて、来店を断ったという。
似た話だが、今度は男性スタッフの場合。
1人でフラッと来店した女性から、いきなり
「○○さんですね」
と尋ねられたという。
じっと顔を覗き込まれて、しかも相手の目線が動かない。
「写真で見たとおりの方で安心しました」
と、相手はいう。
…なんか変だな…とは思いつつ、
「どんなおクルマをお探しですか? 何人ぐらいで乗られるのでしょうか?」
「あ、私が1人で旅に…」
「それだったら、こういうクルマはいかがでしょう」
と、案内しても、クルマを見ない。
顔ばっかり見つめられる。
「食べ物では、チョコレートなどお好きでしょうか?」
「???…」
「猟銃など撃たれたら、さぞやお上手なんでしょうね」
「?????…」
「中学生ぐらいの頃の学業がすごく素晴らしかったようにお見受けしますが」
「??????????…」
だんだん不気味になってきて、早々にお引取り願ったという。
…というような、多少困った話もあるようだが、この顔写真入りコメントコーナーは、それなりに 「お客様とのコミュニケーションが密になる」 と、おおむね業者の方々からは好評のようだ。
こういうスタイルを作り出したのは、うちが初めてだと思う。
キャンピングカーという自動車は、かなり開発者の思い入れの強い商品だ。
ベースとなる車両部分は、自動車メーカーが供給する工業製品だが、架装する部分には、ビルダーの夢や理想がいっぱい詰まっている。
設計者によってそれぞれ開発理念も違うし、想定するユーザーイメージも異なる。
だから、クルマごとに強烈な個性が現れる。
いってしまえば、つくり手の “顔” が見える商品だ。
ならば、製作している方々に、直接、ユーザーに向かって思いのたけを語ってもらおうということで、顔写真入のコメントを掲載することにした。
そんなスタイルが14年続いた。
最初のうちは、取材の後に、それなりの総合的なアピールポイントを尋ねていたが、いざとなると、なかなか一言で表現できない人が多い。
それはそうだと思う。
何年もかけて構想を練って、試行錯誤を繰り返し、ようやく完成品として誕生させたクルマの前で、ここに至るまでの過程を4~5行に要約せよというのが、無茶な話かもしれない。
そこで、途中から、取材した談話を総合して、こちらでまとめるようにした。
ぶっちゃけた話、編集者の “創作” である。
あらあら、そんなこと公表しちゃっていいのかしら……なんだけど、今のところ、「俺の考えていることと違うじゃないか」 などというお叱りを受けたことは、まだ一度もない。
そういう一口コメント (担当者のひとこと) を紹介するときに、その方の顔写真も同時に掲載させてもらう。
それが、今年の本は、そうとう顔ぶれが変わった。
新人が多い。
今まで、そのビルダーの顔だった社長さんや開発担当の重鎮たちが一歩退いて、
「うちの若い子を紹介してやってよ」
というお店が増えた。
…ああ、この世界にも新人が多数登場するようになったのだな…と感じた。
若い人が魅力を感じて参入するような業界は将来が明るい。
しかし、顔写真が載ることがいいことか、どうなのか…。
ある販売店のスタッフは、本に顔が載っていたため、子供が指さして、
「あ、いたいた! 写真とおんなじ顔だ」
とブースの前で騒ぎだして、そうとう面食らったとか。
こんな話もある。
ある女性スタッフの場合。
お店に電話がかかってくる。
「○○さんですね。キャンピングカーガイドで見ました。お会いしたいのですが…」
クルマを見に来るのではなさそうだ。
「…お会いしたい」
という言葉が、妙に別の意味に感じられて、結局うまい理由をつけて、来店を断ったという。
似た話だが、今度は男性スタッフの場合。
1人でフラッと来店した女性から、いきなり
「○○さんですね」
と尋ねられたという。
じっと顔を覗き込まれて、しかも相手の目線が動かない。
「写真で見たとおりの方で安心しました」
と、相手はいう。
…なんか変だな…とは思いつつ、
「どんなおクルマをお探しですか? 何人ぐらいで乗られるのでしょうか?」
「あ、私が1人で旅に…」
「それだったら、こういうクルマはいかがでしょう」
と、案内しても、クルマを見ない。
顔ばっかり見つめられる。
「食べ物では、チョコレートなどお好きでしょうか?」
「???…」
「猟銃など撃たれたら、さぞやお上手なんでしょうね」
「?????…」
「中学生ぐらいの頃の学業がすごく素晴らしかったようにお見受けしますが」
「??????????…」
だんだん不気味になってきて、早々にお引取り願ったという。
…というような、多少困った話もあるようだが、この顔写真入りコメントコーナーは、それなりに 「お客様とのコミュニケーションが密になる」 と、おおむね業者の方々からは好評のようだ。

たまに、クルマの棚とかの裏をみたときに鉛筆で線を書いた跡をみつけたりしたらホントにハンドメイドだって思います。
キャンピングカーをつくる30人の男たちの続編を期待しています。もう「男たち」ではないかも。
おっしゃるように、キャンピングカーというのはつくり手の姿勢やこだわりが見えやすい商品ですね。
>「使っているうちに、思わずニヤリとさせられる箇所が多いほど、そのビルダーに惚れ込む」
まさに、言いえて妙です!
そこがまた、なんともたまりませんね。
「キャンピングカーをつくる30人の男たち」
続編もやってみたいと思います。あれを書いた時点と今では、人もクルマも、そしてそれを取り巻く環境もずいぶん変わって来ました。
世界的な水準の中で見る国産車の評価、また環境的な視点から位置づけたキャンピングカーというものの可能性。そんなテーマが新たに付け加えられそうな気もします。
他にも、何かいいアイデアがありましたら、お教えください。