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老人の孤独

 仕事のない休日には、片道30分の距離を自転車を漕いで、介護施設で生活する義母の見舞いに行く。

 ここのところ、携帯にも、時には会社の電話にも、ほぼ連日連絡が入るようになった。
 要件は、
 「話し相手がいなくて、さびしい」
 というのである。

 …と言われても、こっちは勤め人であるわけだから、いちいち仕事を中断して会いにいくわけにもいかない。

 義母の実子であるカミさんは、いまだ体調不良が続いているので、実母のケアが十分にできない。
 義母に施設に入所してもらうようになったのも、カミさんの病気がきっかけとなった。
 だから、休日になると着替えを持って行ったり、話し相手を務めたりするのは、私か、私の長男の役目となる。

 施設につくと、義母を部屋から連れ出して、1階ロビーの喫茶室まで車椅子を押す。

 関東地方は晴天が続いている。
 喫茶室の一隅から、抜けるような青空と、その空に向かって、枯れた枝を突き刺すように屹立する木々が見える。

冬の空と木

 「外は寒いですか?」
 と、義母が尋ねてくる。

 寒い。
 陽射しに春の明るさが交じるようになったとはいえ、風は冷たい。

 しかし、彼女はにその 「風の冷たさ」 を知らない。
 「いいお天気なのに…」
 と、むしろ施設内に屋外の空気が流れ込んで来ないことを、うらめしそうに語る。

 喫茶室のカウンターの奥では、温かそうな湯気がたなびき、ほのかなコーヒーの香りが忍び寄ってくる。
 メインロビーは、まるでリゾートホテルのエントランスのように明るくて清潔な空気に満たされている。
 その廊下の奥では、リハビリに精を出す老人たちを励ます若いスタッフの明るい声。

 彼女のいるところは4人部屋ではあるが、自分専用のテレビがあり、自分だけが購読している新聞がある。
 もちろん、その気になれば、同室の同僚と話す機会もあるはずだ。

 食堂も兼ねるレクリエーション室には、さらに同年輩の老人たちの姿がたくさん見える。
 スタッフたちも活発に動き、老人たちに活発に声をかけている。

 施設が用意するプログラムには、書道や編み物などの趣味活動の企画が設けられ、その気になれば、カラオケやマージャンも楽しめる。

 何もかもが完璧に揃そろった 「老人の理想郷」 。
 
 このような場所で生活できるということは、それだけで 「幸せの極致」 であるように思えるのだが、幸せとは、物理的な快適性の総和だけでは測れないもののようだ。

 「今日もね、結局、誰とも話さなくて…」
 と、コーヒーとセットになった洋菓子をつつきながら、義母がいう。
 
 誰とも話さない理由は何なのか?

 もちろん、そんなことをストレートに問いただしてもしょうがないから、
 「今日は、楽しみにしているテレビはないんですか?」
 と、話題をそらす。
 
 「テレビもね、同じような番組ばかりでね…」
 さびしげに彼女が笑う。

 「新聞は読みましたか?」
 と尋ねてみる。

 「新聞もね、読んでも、それを話し合える人がいなくてね」
 細い指でコーヒーカップをつまみ上げながら、そう彼女は訴える。

 「でも、大広間でほかの方と天気の話や、ご家族の話などはされるんでしょ?」
 そう尋ねてみるのだが、相変わらず義母の返事は物憂いトーンに包まれている。

 「それも、あんまりね…。何をしゃべっているのか分からない人たちが多いからね」

 何をしゃべっているのか分からないとは、どういう意味なのだろう?

 加齢のせいで、外界からの反応に鈍くなっている人がいるということかもしれない。
 あるいは、義母の耳が、加速度的に 「遠くなっている」 ことを物語っているようにも思える。

 耳が遠くなると、相手の話に合わせるのが億劫になる。
 内容が聞き取れないから、愛想笑いだけ返しているうちに、人と人の心の距離も遠くなる。

 「耳が遠くなる」 という加齢の宿命は、まだそこに達していない人たちが思い描く以上に重い。

 しかし、 「誰とも話さなかった」 というのは、そういう理由だけではないのかもしれない。
 彼女の心の奥底に、他者と話すことなどでは解消しようもないほどの空漠たる思いが去来するようになったのか。

 ことあるごとく、義母が訴えるひとつの言葉がある。
 「一日が、長くて辛い」

 そしてその後、必ずつけ加える言葉。
 「それなのに、日々は矢のように過ぎていく」

 そうだとしたら、それは “残酷な時間” というべきかもしれない。

 老人の時間というのは、そのようにして流れているのだろうか。

 社会で働く人間は、 「長くて辛い時間」 を持ちたくても、持ちようがない。
 だから、時間が停滞していることの苛立ちを理解することができない。

 人は、他者と語り合うことで、かろうじて 「停滞する時間」 から解放される。
 しかし、その語り合う他者がいなければ、無意味な永劫の時間に、独りで耐えるしかない。

 新聞やテレビは、その 「独りの時間」 を埋め合わせてくれないのだろうか?
 けっきょく人は、新聞やテレビで得たようなニュースを他者と語り合うことで、 「自分の生」 を確認していく生き物なのだろうか?

 快適設備が完璧に整った無人島の生活と、貧乏だが話し相手がいる生活とでは、はたしてどっちが人間にとって、幸せか?

 「孤独」 は、老人だけを襲っているわけではないような気もする。
 ツィッターでつぶやき続ける若者たちも、やはり 「孤独」 が怖いのかもしれない。

 もし義母が、ツィッターやフェイスブックの存在を知ったなら、彼女はそこに他者とのつながりを求めるだろうか?

 たぶん、そのようなものを教えても、周囲の人たちとも交わることのない彼女は、それを使いこなすことを面倒に感じるだろうし、また、そういうコミュニケーションツールで解決する問題でもないような気がする。

 「老人の孤独」 とは何だ?

 それらのことが、まだ、私にはうまく整理できないでいる。


ヨタ話 | 投稿者 町田編集長 20:36 | コメント(12)| トラックバック(0)
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コメント
最初に、このブログを読んだときは正直ショックでした。で、いまになってコメントを書いている訳ですが…。
この話は、私のなかでとてもリアルであり、ひしひしと押し寄せる、迫りくる恐怖みたいなものがあります。
というのも、現在の環境を軸に想像する孤独ではなく、いつかの未来に訪れる孤独は、私もきっとこんなものなのだろうと、他人事に思えなかったからです。
それは心の持ちようなのでしょうが、自分の性格を考えると、おかあさまの孤独がジンジンと迫ってきます。 
「一日が、長くて辛い」のに「それなのに、日々は矢のように過ぎていく」という言葉は、老後の人生観を考える重い言葉と思います。
投稿者 磯部 2011/02/08 05:14
同居していて5年前に脳梗塞で倒れ、要介護となった義父。戦時中に外語大学を主席で卒業した秀才で、戦後英語教師となり、数多くの教え子と同僚・学友に囲まれて過ごしていましたが、80歳を超えると学友、同僚の方が次々と亡くなり、健在であっても不自由な体となられる方が多かった。そのため病に倒れてたときも、卒業後も当地に止まっていた教え子の幾人かの方にお見舞いいただくも、その後は・・・・。
リハビリに通った施設では、やはり話題は合わなかった様で、ニコニコと笑っているだけの様でした。
その後義父は脳梗塞を度々繰り返し、一昨年末他界しました。義母は義父が要介護となった直後に認知症を発症し、義父が他界する時には、義父の病気を記憶にとどめることが出来ない状態で、義父が他界したことを何度も何度も繰り返し知ることとなり、またその度に涙を流しては、すべて忘れてしまう、とても可哀想な状態でした。
義母は現在義父のことも忘れて、別世界の住人となり、とても理解不能なことを繰り返すだけの日々。これも自覚は無いと思いますが、ある意味孤独なのでしょう。
高齢なると、友と呼べる人も親戚も、亡くなっているか、病気で出歩ける状況には無いか、相手を認知できない状態になっていることが多いように思えます。
高齢化社会がそうさせるのか?社会背景により地域コミュニティが崩壊しているからなのか?よく分かりませんが、高齢となるとともに、自由になる時間が増えるのに対して、関わりをもつことの出来る人も、人と交われる時間もともに少なくなってしまうものなのだなぁと、感じております。
投稿者 JoeCool 2011/02/08 16:01
色々なことを考えました。
今の自分、未来の自分のことについても、
改めて「幸せとは何だ」という視点に立って
気づかされた思いです。
社会との関わり、家族との関わり、物理的な幸せが
そこにあっても、求めるのはやはり他者との心の交流なのですよね。
表面で笑ったり話したりするのではなく、
自分の心を素直に表現できる対象が欲しい。
老人でなくても、鬱々とした毎日を過ごしていた専業主婦だった頃、
この時間が永遠に続くのかと悲しくなったことが何度もあります。
物理的には贅沢な話だとわかってはいたのですが。
(今思えば、反省すべき点もある時期ですが・・)
今、子どもがそばにいてくれることの意味が
どれほど大きなものなのかに気づきました。

大木トオルさんの活動である「セラピードック」の
必要性がよくわかりました。
言葉がなくてもいい。
話さなくても自分が欲しかったものを少し分けてくれる存在なのですよね。
いちいち自分の頭と心を駆使して翻訳しなくても
「通じる」存在だから。
見知らぬ人と新たに関係を作るのは
若くても年老いてもできる人には楽しいことだけど
苦手な人には苦痛でしかないですものね。
お義母さまにとっての「何か」に出会えるといいですね。
投稿者 ゆんた 2011/02/09 06:36
「ゆんたさん」の文章が目に入りました。
町田さんにコメントしようとして。
「大木トオルさん」「セラピードック」。

先月、大木トオルさんについてのノンフィクション
「チロリとブルースマンの約束」という本が出版されました。
アマゾンにカスタマーレビューを投稿したら町田さんにご紹介しようと思っていたのですが、何度読み返してみてもレビューが書けません。
とてもいい本で是非たくさんの方にお読みいただきたいとは願っているのですが。
著者が大木さんを敬愛していることもよく伝わってくる、いい本なのですが。

書店で見かけたら手に取ってみてください。
国際セラピードック協会に「チロリとブルースマンの約束」を
申し込むと大木さんのサインをいただけるそうです。
http://therapydog.cart.fc2.com/ca20/53/p-r-s/

「通じる」というのは難しいです。
私の母はとても優しくて義理人情にあつく、
人の為に誠心誠意がんばるのですが、
問題は自分が好きなものが他人も好きとは限らないところなんです。

嫁姑問題というのはよく話題になりますが、母親と娘の夫というのも難しいものです。
町田さんのお義母様は幸せだと思います。
たとえ、孤独だとしても。

ケイタイメールを頻繁にしている人は「孤独」に弱いんじゃないかと思います。
「ケイタイならすぐに返信があるはずだ!」
「どうして返信がないんだ?」
「すぐ、返信しなきゃ、仲間はずれにされるかも」
孤独にさらに不安が襲ってくるんじゃないでしょうか?

投稿者 ムーンライト 2011/02/09 11:46
>磯部さん、ようこそ。
イベント前の取材準備に忙殺され、コメント返信遅くなりまして恐縮です。
でも分かって頂けて、ありがたく思います。

私の実母が死ぬ前に、よく 「私はもう長くないよ」 と言いながら、日溜りで日光浴をするかのように、のんびりと空を眺めていました。その表情の穏やかさを見ていると、「長くないよ」 といいながら、それが切なく感じられないほど、“時間の流れ” がゆるやかになっているのかと思ったことがあるのです。

その頃から、老人には、我々とは違う 「時間」 があるように思えました。そして、そんな “のんびりした時間” が得られるのなら、「老人になるのも悪くないか」 などと思ったこともありました。

しかし、義母の話の出てくる “のんびりした退屈でどうしようもない1日” が矢のように過ぎていくという言葉には、やはり言い知れぬ怖さを感じました。

このような老人の時間感覚を、単純に 「社会と切り離されているかどうかの違い」 といってしまえば、それまでかもしれませんが、それとは別の、「寿命が尽きかけている」 という思いから来る 「やりきれなさ」 というか、「やるせなさ」 というか、…それはいずれ自分にも訪れるものだと思うのですが、自分の場合、そういう気持ちとどう向き合うのか、どう折り合いをつけるのか、色々な疑問とか迷いなんかも生まれています。
 
投稿者 町田 2011/02/09 11:54
>Joe Cool さん、ようこそ。
胸に迫るコメントありがとうございます。

私も、昔、病院生活を続ける認知症の叔母を定期的に見舞いに行っていたことがあります。実父の姉で、当時すでに95を超えていました。
私が行くと、にこやかな笑みをくれるのですが、「あんた誰だっけね」 が口癖で、説明しても、5分としないうちに 「あんた誰だっけね」 の繰り返しでした。

ところで、その叔母は、孤独で寂しかったのか?
内面の深いところは分からないのですが、見舞いに行ったかぎりにおいては、楽しそうに見えました。

もともと、三味線や謡などの先生だったので、14~15人からなる病室の中でも、興が乗ると、朗々とした声でみんなの前で歌を披露するのだそうです。すると、周りも面白がって、病室全体がなごやかな空気になるのだとか。
認知症だから、歌った後に 「私、何を歌ったんだっけ?」 ということの繰り返しだったそうですが、私自身のなかで 「認知症は不幸だ」 という先入観は払拭されました。

「老人」 といっても、人さまざま。
それと、介護施設などによっても、その対応はさまざまです。
どういう人が入居しているかによっても、まったく違うでしょう。
やはり人間ですから、相性の合う、合わないはありえます。
義父様の場合は、周りに話題の合う方がいらっしゃらなかったわけですね。それも寂しいことだと思います。たぶん私の義母にもそれと似た状況があるのかもしれません。

>「高齢となるとともに、自由になる時間が増えるのに対して、関わりをもつことの出来る人も、人と交われる時間もともに少なくなってしまう」 というご感想は、重要な言葉として受け止めました。「老人の孤独」というのは、まさにそういうことなんでしょうね。
投稿者 町田 2011/02/09 13:46
>ゆんた さん、ようこそ。
とても大事なご指摘を含んだコメントだと思いました。
まず、人間には 「他者との心の交流が必要だ」 ということですね。本当にその通りだと思います。
義母が電話をしてくるとき、いつも 「家族の声が聞けて本当に良かった」 と何度もいいます。それ自体はうれしいことだし、こちらにも何らかの力になれたという気持ちは生まれます。

でも、心のどこかの片隅で、「家族以外の見知らぬ人と交わることも大事ではないか」 とも考えています。
もちろん “他人” を相手にするときは、感情の食い違いが生まれたりすることもあるでしょう。
しかし、見ず知らずの他人と “心と心がつながった” とき、そこには 「家族」 とはまた違った広がりや奥行きが生まれているようにも思うのです。

私なら 「自分はそうするだろう」 と思うのですが、ゆんたさんのおっしゃるように、今度は 「 (それを) できる人には楽しいことだけど、苦手な人は苦痛でしかない」 ということも考えなければなりませんね。

そこに 「セラピードッグ」 という存在が大きく浮かび上がってくるのかもしれません。
犬は、きわめて人間の感情を読むのに長けた動物ですが、それを言葉で表現しない。
人間は、善意で言ったことでも、時に、人を傷つけたりしてしまうことがありますが、犬と人間だとそういうことは起こらない。
逆にいうと、そこでこそ “言葉” に絡め取られない 「心と心のつながり」 が生まれるようにも思います。

「老人の孤独」 を癒す一つの方法として、「セラピードッグ」 というのはもっと採り上げられてもいいのかもしれませんね。
 
投稿者 町田 2011/02/09 14:48
>ムーンライトさん、ようこそ。
上之二郎さんの 『チロリとブルースマンの約束』 をさっそくネットで調べてみました。面白そうな本ですね。まだカスタマーレビューの例はないようです。ムーンライトさんのレビューが掲載されることを楽しみにしています。

その大木さんの進めている 「セラピードッグ」 が、老人の孤独を癒すひとつの方法として浮かび上がってきているというのが、ゆんたさんのご指摘でした。
私もまたそう思います。
老人でなくても、犬とは “会話” ができます。

もう5~6年ぐらい前になるのか。
北海道の稚内から東京まで、クッキーという名の雌犬と “2人だけ” で、道東から下北半島を南下するキャンピングカー旅行を経験しました。

寂しいけど、しみじみした気分になるような景色のところにクルマを止め、二人でのんびりと海なんか眺めていました。
犬に話かけていると、全然、孤独じゃなかったなぁ…と、いま思い出してそう感じます。

朝のワイドショーで、「ネット依存症」 という特集をやっていました。
「孤独を癒すために、人とつながりたい」 と思って始めたツィッター。
ところがそれにハマりすぎて、1日15時間以上も携帯画面を見つめていないと、不安になってしょうがないという女性の例などが紹介されていました。

孤独から逃れるために始めたネットコミュニケーション。
しかし、孤独から逃れることによって、逆に新たな不安に襲われるようになるとは、なんとも皮肉な話です。

「仲間ができたらできたで、今度は仲間はずれが怖い」

人間というのは、何て不安定な存在…というか、不思議な存在というか…。
本当に “難しい生き物” ですね。
  
投稿者 町田 2011/02/09 15:38
こんばんは、町田さん
考えさせられますね、老人・老後については。

今も母親と口論になってしまいました。
何でもできた昔とは違い、今はほとんどの事を息子夫婦に頼らなければならない自分への葛藤にイライラするのでしょうね。
自分に余裕があるときは大人の対応をしている私ですが、その余裕が無いときはつい強い口調になってしまい、それが母親をさらに怒らせてしまっているのでしょうね。

反省して、明日からは大人になろう!



投稿者 TOMY 2011/02/09 21:45
>TOMY さん、ようこそ。
肉親同士というのは、お互いに “甘え” があるから、けっこう口論になることが多いようですね。
特に、齢 (よわい) を重ね、しかも体の動きが衰えてくると、その自分のイライラを肉親に向けてしまう老人は多いです。もちろん一番苦しいのは本人なのでしょうけれど。

だから、介護の問題は、する方も、される方も、けっこう大きな悩みのタネになることがあります。

自分の体が思うようにならなくなったとき、私は身内に面倒をかけたくない…という気持ちはあるのですが、それだって、いざそうなってみたら、どうなることやら。

病気を患って死期が近づいてきたとき、せいぜい自分にできることは、「不必要な延命策は無用」 と医者に頼むことぐらいでしょうか。

それだって、意識がしっかりしていれば可能でしょうけれど、意識が朦朧 (もうろう) となってしまえば、どうなることやら。

ほんと、老人・老後の問題は考えさせられます。
 
投稿者 町田 2011/02/10 00:21
町田さん。
アマゾンにこんな(↓)カスタマーレビューを書いてみました。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4420310502/ref=cm_cr_thx_view

なかなか書けなくて・・・。
タイトルの面から書いてみました。
お暇な時にご覧いただければ幸いです。
投稿者 ムーンライト 2011/02/24 10:29
>ムーンライトさん、ようこそ。
Amazonのレビュー拝読しました。
とても良い記事だったと思います。
「約束」 という言葉の意味を、深く噛みしめました。
何かその言葉が、それまでの意味を離れ、新しい光をまとって、キラキラ輝いているように思えました。

相手は“犬” なんだから、普通の人間の言葉を使ったって通じない。
ならば、犬にも伝わるメッセージとは何か。
「約束」 という言葉に託した、大木さんの 「心のあり方」 が、ムーンライトさんの用語法でストレートに伝わってくるように感じました。

以下、勝手ながら、ムーンライトさんのレビューをここにも引用させてください。


『チロリとブルースマンの約束 伝説のセラピードッグとブルースシンガー・大木トオルの物語』

タイトルがいい。
まさに核心をついていると思う。

ブルースマンとは、Mr.Yellow Bluesと称される大木トオル氏。
チロリとは、大木氏が育てたセラピードックである。
と言うより、苦難の道を歩んで来た大木氏にとって最愛の娘であった。

大木トオル氏は、信念を貫く人物である。
日本の犬達の悲惨な状況に憤って「自分がやるしかない」とたった一人で立ち上がった。
そしてその後、娘とも盟友とも言えるチロリという存在を得て、さらに奔走してきた。
そして、これからもチロリとの「約束」に向かって走り続けるに違いない。
それが、大木氏の信念であると同時に、
もうこの世にいないチロリと共に生きる唯一つの道だからだ。

人々の心に希望の灯をともした元捨て犬のチロリが願ったもの。
そして、チロリの父であるブルースマンが願ったもの。
それが、「約束」。
高く掲げた、遥かなる「約束」である。
 
投稿者 町田 2011/02/28 22:42
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