町田の独り言 キャンピングカーのガイド本を編集する町田が語るよもやま話

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犬のおしっこ

 キャンプから帰ってきたときのキャンピングカーの室内の清掃に、だんだん時間がかかるようになってきた。

 その主な要因は、犬だ。
 特に、夏毛・冬毛に生え変わる季節は、車内のあちらこちらに抜け毛がこびり付く。

 でも、それはまだいい。
 問題はおしっことうんち。

 躾の問題といってしまえばそれまでだけど、我が家のクッキー嬢は、そのへんがおおらか。
 一応、車内に排泄用シートを敷いて、
 「お前のトイレはここだよ」
 と、よ~く言い含めるのだが、
 「ワン」
 と、返事だけは調子いいものの、排泄シートの上に落下物を命中させる率が低い。

車内のクッキー1

 走行中に揺れたりすることが原因なのか、よくずれる。
 ずれるどころか、そうとう見当違いの場所に落下させることも多々ある。
 そもそも、排泄シートの上に落下物を収めようという意志そのものが感じられない場合もある。

 犬を車内に置いて、サービスエリアの食堂などに出かけたとき、帰ってくると、
 「私を置き去りにした報復である」
 とばかりに、運転席足元フロアマットの上に、湯気を立てた液状のものを堂々と残していたりする。

 そのたびに、カミさんから尻尾を捕まえられて、ぐるぐると振り回され、ハンマー投げよろしく大空に向かって投げ放たれる。

 「何もそこまでしなくても…」
 と、私などは思うのだが、激怒したときのカミさんの怖さを知っているので、空を飛んでいく犬の後姿を、無事を祈りながら、黙って見守ることしかできない。

 最近は、犬の方も慣れたもので、耳をひらひら羽ばたかせ、滞空距離を少しでも伸ばそうとしている様子も感じられる。

 冗談はさておき、この犬のおしっこ・うんち攻撃の事後処理が大変になってきた。

 わが愛車は、そのことへの対応をも考え、ホームセンターで買った車内用カーペットをオリジナルのカーペットのサイズに合わせて加工して、2重カーペットにしてある。

 さらに、その上に長めのフロアマットを敷いて、汚れても簡単に水洗いできるようにした。

 だから、今の愛車は、運転席から真後ろのエントランスドアまで、土足でウォークスルーできる状態になっている。

 それでも、マットの隙間から下のカーペットに入り込んでいくおしっこを阻止することができない。
 うんちの場合は、トイレットペーパーでくるんで、カセットトイレの中に流し込んでしまうからいいのだけれど、おしっこはペーパーに染み込ませて拭き取っても、臭いが残る。

 ペットと旅行を楽しんでいる皆さん。
 こういうとき、どういう対応されていらっしゃいますか?
 
 いい知恵がありましたら、お聞かせください。


日記&ヨタ話 | 投稿者 町田編集長 11:20 | コメント(1) | トラックバック(0)

御前崎でCAMP

 GWは御前崎でキャンプ。
 戸川總さんが顧問を務められているTAS (トレイル・アドベンチャー・スピリット) のクラブキャンプにご招待いただいて、今年も楽しいGWを過ごしました。

TAS御前崎1

 このクラブは正会員以外に、特別参加のビジターを招待することで、交流の輪を広げている団体なのですが、これで私もGWは3回連続の出場。その他のイベントを合わせると、かれこれ10回ぐらいは参加させてもらっています。

 ビジターとはいいながら、メンバーの皆様とはもうすっかり顔なじみ。

 B.C.ヴァーノン、プレジャーウェイといった北米系モーターホームが主流のクラブですが、ドイツ車やピックアップキャビン、私のような国産キャブコンなど、参加者の車種構成は色とりどり。
 クルマ談義にも多様性が加わり、そこが面白いところです。

TAS御前崎3

 会場となった 「御前崎マリンパークオートキャンプ場」 は、目の前に駿河湾が広がるビーチサイドキャンプ場。海を隔てて富士山が遠望できるロケーションに恵まれた場所です。

TAS御前崎2

 しかし、施設的にはまだ発展途上のキャンプ場という雰囲気で、トイレと水場がある程度。
 サイトの水はけが悪く、前夜の雨がところどころ水溜りとして残る場所に乗り入れたモーターホームの中には、スタックして往生したクルマも多かったとか。

 木立がない、海風をまともに受けるなど、炎天下や強風時のキャンプはちょっと辛いものがありそうですが、個人的には、こういうだだっ広いフリーサイトのキャンプ場の景観は、嫌いな方ではありません。

 夕暮れ時など、壮大に天を焦がす夕焼けが、やけにでっかく見えて、眺望の開けたキャンプ場ならではの醍醐味が味わえます。

 2日目は、恒例となったチャリーティーオークション。
 キャンプ中に必要になったタオル、高級ワイングラスなどを格安でゲットしました。
 オークションを仕切る戸川さんの名トーク。
 それを聞いているだけでも、このオークションは価値あり。

TAS御前崎チャリティー 

 今回は、キャンピングカー専門誌 『オートキャンパー』 の編集者である山口さんも家族で参加。
 夕方からのパーティでは、連夜にわたって山口さんと話す機会が持てました。

 キャンピングカーにおけるブランド力とは何か。
 国産キャンピングカーは、海外での商品力を問うレベルになったのか。
 本当に使える軽自動車キャンパーとは。

 さすが業界トップの編集者の方と話すと、面白い話ばかり。
 かなりの刺激をもらいました。

TAS御前崎山口氏

 お互いに、記事には書けないオフレコ話で盛り上がったり…。

 とにかく、連休後半の3日間。
 体と心の “洗濯” を行ってきました。

 メンバーの方々と語らう以外は、椅子に座って、ただ空を見上げ、
 「…まだ5時だ」
 とつぶやく至福の時を過ごすことができました。

 そうです!
 「まだ」

 仕事や生活に追われていれば、時間を意識するときは必ず、
 「もう5時かよ」
 と、「もう」 が付いてしまいます。

 「もう」 と 「まだ」 の違いを味わえるというのが、こういうアウトドアフィールドで、空を見上げることの意義なんでしょうね。

旅&キャンプ | 投稿者 町田編集長 12:07 | コメント(2) | トラックバック(0)

本屋を見てきた

 今朝、いつも通勤で使う駅構内の書店で、自分が作った本が3冊ほど棚さしになっているのを見つけました。

 校正刷りではさんざん見てきた背表紙ですが、やはり書店の棚に置かれた背表紙を見るのは格別です。

 2冊は並んでいたのですが、なぜかもう1冊は、ちょっと離れた場所に。
 さりげなく手にとって見るふうを装って、3冊並べてきちゃいました。

08ガイド表紙

 さて、『 キャンピングカー super ガイド 2008 』 の巻頭特集は、「大人のキャンプ場」 です。

08特集見開き

 大人のキャンプ場って何さ?

 う~む。

 定年退職をして、第二の人生をキャンピングカーで楽しもうという夫婦が、時間を忘れてゆっくりと語らい合う環境を整えたキャンプ場とでもいいましょうか。

 基本的には、お風呂とレストランを備えたキャンプ施設を想定していますが、必ずしも、物理的な条件を重視してはいません。
 
 高級リゾートの雰囲気を整えたキャンプ施設もフォローしましたし、あるいは逆に、過剰な設備に頼らず、静かな自然を楽しんでもらおうとするものも掲載しました。

 今日は、『 スーパーガイド2008 』 より、その巻頭特集部分と、それに続くキャンプ施設紹介ページのサンプルとして、沖縄の 「バニアンリゾート」 のページをご紹介いたします。

バニアン夜プール1

【バニアンリゾート今帰村 (なきじん) 】
〒905-0428 沖縄県国頭郡今帰仁村今泊681
予約電話:   098-862-3884
フロント直通: 0980-56-1010
ファックス:  0980-56-1070
http://www.banian.jp/

バニアントレーラーハウス1

モデル料金 17,820円/台(税込み)より
■上記はルームチャージ 定員(3~4名)利用した場合の料金
■デイキャンプ:7,450円~(1人・2食付)(off seasonのみ)
■予約開始日:6ヶ月前より受付 (完全予約制)
■営業期間 通年(年末年始も営業)

【 食・湯・遊 】
《 FOOD 》
朝食と夕食はルームサービスもOK。夕食のBBQは沖縄の地の新鮮な食材を使った野菜、豚・鳥料理、海鮮料理など。ダッチオーブンなどのアウトドア料理にも挑戦できる。

《 SPA 》
海を見ながらジャグジーを楽しめる。夕焼けや星空を見ながらのスパタイムは最高。サウナも併設。利用時間は8:00~10:00、17:00~22:00。宿泊客は大人700円、小人500円。

バニアンテラス

《 PLAY 》
真っ白な砂浜が広がるエメラルドビーチまで車で10分。パイナップル食べ放題のナゴパイナップルパークへは30分。沖縄文化の源流を体感できる琉球村へは60分。

バニアン海岸1

【 施設&料金 】
■宿泊施設 トレーラーハウス5タイプ15棟(3~4人用)、クイーンベッド、応接家具、テレビ、DVDプレイヤー、ソファベッド、ダイニングキッチン、ダイニングテーブル、大型冷蔵庫、電子レンジ、クローゼット、コンロ、食器セット、トイレ、洗面台、シャワールーム、タオル、ボディーソープ、シャンプー、リンス 他
■ 利用料金 時期、プランによって異なるので、詳細はホームページで確認するか、もしくは電話に手問い合わせ。
■ 施設 管理棟(9:00~21:00)、売店、自動販売機、屋外プール、プールサイドバー、バーベキューガーデン、ジャグジー(露天風呂)、サウナ
【レンタル】 バーベキューセット、テント、キャンプセット、釣具セット、キッチン用品、自転車、将棋、トランプ、電子ポット、アイロン、加湿器他

【ルール&マナー】
■ 禁止事項 打上花火、直火、発電機、カラオケ、トレーラーハウス内での喫煙、ペットは小型犬のみ可
■ チェックイン  15:00
■ チェックアウト 11:00

バニアン全景

【本文】
《トロピカルな夢が広がる南国リゾート》

バニアンリゾートは、ヤシの木をはじめ、南国の植物に囲まれたトロピカルなリゾート施設。15台の高級トレーラーハウスが宿泊場所となる。
目の前に広がるのは、エメラルドグリーンの海。空気が澄んでいるだけに、空を真っ赤に染める朝焼けと夕焼けが美しい。
夜ともなれば、プールを囲んだガーデン全体にイルミネーションが灯り、満点の星空と競演する。プールサイドバーでそれを眺めながら味わうカクテルグラスにも、星明りがこぼれ落ちる。
食事はルームサービスだが、希望により、スモーク体験やダッジオーブンを使ったアウトドアクッキングも楽しめる。周辺には珍しい観光施設が目白押し。

バニアン昼プール1 バニアン朝焼け

《 管理人さんのここがオススメ》 久家 浩司

当施設は、1日15組のお客様のみがお楽しみいただける高級トレーラーハウスを使った贅沢なリゾート施設です。室内は全て輸入家具で調えられ、大人の空間を演出しています。
ご家族や恋人と沖縄の自然や文化を楽しんでいただくために、マリンスポーツ、アウトドアクッキング、ゴルフ、サイクリング、エステなど様々なメニューをご用意しております。
車で10分の距離に、「美ら海水族館」や世界遺産ともなった「今帰仁城跡」など、沖縄でなければ見られない観光地もあります。

バニアントレーラーハウス2

《 アクセス 》

那覇空港より国道58号線で沖縄自動車道へ。許田IC下車。国道58号線で本部半島を海岸沿いに走り、県道449号線へ。さらに505号線に入り沖縄美ら海水族館を目指す。そこから10分。那覇空港より車で100分。

【 周辺観光情報 】
《 沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館 》

バニアンリゾートから車で10分。世界一大きなアクリルパネル越しに、ジンベイザメ、オニイトマキエイなどの雄大な水中生物がゆうゆうと泳いでいる姿を目の当たりに見ることができる。
開館時間8:30~18:30(夏季20:00)。休園・休館日は12月の第一水曜日とその翌日。大人1800円、高校生1200円、小中学生600円。

バニアン美ら海水族館

PS. 今晩はこれからキャンプに出かけます。
   たぶん足柄SAあたりで車中泊になりそう。
   2日間ブログはお休みです。
   帰ってきたら、またキャンプ場のレポートなどをいたします。

日記&ヨタ話 | 投稿者 町田編集長 10:46 | コメント(12) | トラックバック(0)

Gバッハ・タコス

 『 キャンピングカー super ガイド2008 』 の事前情報、どんどん公開しちゃいます。
 今日はグランドバッハのタコス仕様 。
 
 タコスの田代さんとは、もう15年ほどの付き合いになります。
 東京・国立のカントリー&ウエスタンバーで飲んだり、クラブキャンプで一緒にブルースを歌ったりという感じで、主に音楽友達です。
 
 その田代さんが気合を込めて開発した 「グランドバッハ・タコスオリジナル」 。
 
 グローバルさんのグランドバッハをベースにしたクルマですが、タコスならではのアイデアが満載されたユニークな仕上がりを見せています。 
 それでは、以下、本書より全文紹介。
 

【 GRAND BACH TACOS   グランドバッハ・タコスオリジナル 】
《 家族が使えるグランドバッハ 》

Gバッハタコス外装1
▲ 右エントランスドアに注目!

価格: 12,600,000円
全長: 5990mm
全幅: 2200mm
全高: 2830mm
ベース車: トヨタ・コースター
ビルダー: グローバル/タコス
ジャンル: 国産フルコンバージョン
乗車定員: 10名
就寝定員: 6名
問合せ先:タコス
東京都立川区西砂町3-29-6
電話:042-531-0108
HPアドレス: http://www.tacos.co.jp

【本文】
タコスは、グローバルの関東地区代理店という位置付けになるが、ただの代理店ではない。量産型メーカーのグローバルが製品化しづらい領域で、タコス独自のアイデアによるグローバル車のコンバージョンモデルを開発するショップだからだ。
そのタコスオリジナルといわるモデルの特徴は、ユーザーサイドに立った実用性の追求にある。そこには、オーナーの田代代表が長年キャンピングカーで遊び尽くしてきた経験が投入されている。
今回のタコス仕様の目標は、ずばり「ファミリーで使えるグランドバッハ」。グローバルのグランドバッハが、欧州モーターホームの常道に則って、夫婦ふたりで使うスタイルを目指したのに対し、タコス仕様は、日本のマーケットを見据えながら、家族や親しい友人たちが集まって旅行できるようなグランドバッハを実現している。
そのために採られたレイアウトが、対面ダイネットを前後に二つ持つというダブルダイネット。同じグランドバッハという名でも、その中味はかなり異なっている。

Gバッハタコス内装2 Gバッハフロントベッド

【レポーターのチェック】
《タコスオリジナルだけが持つ数々の特徴》

グランドバッハT5.9(タコス仕様)は、元のグランドバッハにはない特徴をたくさん持っている。その一つが運転席側のドア。ドライバーが乗り降りするために、いちいち靴を脱いだり履いたりしていたことの面倒さがこれで解消された。
リヤに大型バイクキャリアが付いていることもこの仕様の特徴。遊びのギアを載せるための工夫は、昔からタコス仕様の決まり事のひとつだった。
さらに、いかにもタコスらしい装備が、サイドオーニングとそれに連結するオーニングルーム。ジェネレーターとルーフエアコンも装備装備となる。

Gバッハタコスオーニングルーム

【担当者のひとこと】
(有)タコス 田代民雄 代表

フルコンにかけては日本一の技術を持つグローバルのグランドバッハがベースですから、製品の信頼性は折り紙付きです。そのグランドバッハですら持ち得なかった様々な仕様を実現したのが、このタコス企画によるオリジナル仕様です。

タコス田代代表 

【レイアウトの特徴】

グローバルのグランドバッハは、横座りラウンジでリビングを構成し、リヤにハイマウントベッドを持ってくるというヨーロッパスタイルを踏襲している。
それに対して、このタコス仕様は、前後にダイネットを二つ設けるというダブルダイネットスタイル。バスコンでよく見るレイアウトの一つだが、これは実に優れたレイアウトなのだ。
なぜなら、リヤダイネットというのは、実は「ダイネットとしても使えるリヤベッド」のことにほかならないからだ。どちらでも使えるというのが、このレイアウトの妙味であり、奧の深いところだ。ヨーロッパ車が、リヤにハイマウント固定ベッドを持ってくるのは、その下に大型ガレージを設けるためのものであって、それは、夫婦ふたりの長旅を想定したヨーロッパ特有のもの。日本ではまだ2泊3日ぐらいの家族旅行が中心であり、そういう使い方には、固定ベッドよりは2ダイネットの方が断然使いやすい。
グローバルのグランドバッハは、6人乗車の4人就寝。それに対し、タコス仕様は10人乗車の6人就寝。ファミリーユースなら、絶対タコス仕様の方がお勧めだ。

Gバッハタコスリヤダイネット Gバッハタコスリヤベッド
▲ダイネットにもベッドにもなるリヤルーム

【キャラクター評価】
《 安定感のある走りと快適な乗り心地を確保 》

グランドバッハT5.9(タコスオリジナル)は、もともとが人間の乗用を前提に造られているマイクロバスがベースなので、乗り心地や走行安定性がトラックベースのキャンピングカーとはひと味違った走行性を獲得している。また有害物質の出にくいクルマ造りを目指しているグローバルが組み上げているだけあって使っていて安心。

【主要諸元】
ベース車両 :トヨタ・コースターLX
エンジン種類: 直4 OHCディーゼルターボ
排 気 量 : 4009cc
最高出力   : 110kW(150ps)/3000rpm
最大トルク : 392N・m(40.0kg-m)/1600rpm
ミッション : 6速AT
駆動方式   : 2WD(FR)

【主要装備】
■ 標準装備
運転席ドア/ジェネレーター&ルーフエアコン/折りたたみ式ヘビーデューティーバイクキャリア/サイドオーニング&サイドオーニングルーム/LPG5kgボンベ/23㍑貯湯式温水ボイラー/温水シャワールーム/カセットトイレ/70㍑1ウェイ冷蔵庫(3ウェイオプション)/2口ガスコンロ/シンク&1レバー混合水栓/レンジフードファン/シャワールーム換気扇&照明/100Vパワーインレット&AC-DCコンバーター/走行充電システム&DC-DCコンバーター/サブバッテリー・EB-100/電圧&水量モニターパネル/カラーバックアイカメラ/対面対座FАSPシート&ベッド/リヤ横対面式ダイネット&ベッド/キッチンキャビネット/クローゼット/吊り戸棚/電子レンジ/ステンレス製100㍑清水タンク&排水タンク/シティーウォーター連結設備/アクリル2重ウィンドウ/カーテン&ブラインド/外部収納庫他


 
campingcar | 投稿者 町田編集長 11:53 | コメント(0) | トラックバック(0)

ナイトドライブ

 ニュースを見ていると、ガソリンスタンドにクルマの行列。
 3日からキャンプ。
 愛車コマンダーの燃料タンクがすっからかんであることを思い出した。
 燃料が安いうちに買っておこうと、夜になってから給油に出かけた。

 昼間混んでいるということは、夜になれば行列も収まるのか…と思っていたが、みんな考えることは同じ。
 幹線道路のガススタにはどこも行列ができていた。

 ようやく空いているところを見つけて入ったが、今まで見てきたところよりリッター9円高い。
 チェッ…と、舌打ちした後には、もう後ろに給油のクルマが張り付いている。
 前に進むしかない。
 それでも、気になっていた給油ができて、少し安心。

 そこで帰ればよいものを、ドライブがしたくなった。

 道中聞いていた音楽が “悪かった” 。
 昔の 「映画音楽名曲集」 。
 自分で編集したもので、シネジャズ (死語?) を集めたもの。

 マイルス・デイヴィスの 「死刑台のエレベーター」 、ハービー・ハンコックの 「欲望」 。 「ブレイド・ランナー」 のサントラ盤からお気に入りの 「ワンモア・キス・ディア」  などが入っている。
 特にトム・スコットの名演が聞ける 「タクシードライバー」 のテーマが効いた。
 無性に都会のネオンを見ながら、街を流したくなった。

 休日の夜だけあって、さすがに都心に入ると道は空いている。
 40~50㎞程度のクルージングでも、後ろからせっつくクルマがいない。

 右に左に流れていく都会のネオンを見ながら、キャンピングカーでミッドナイトドライブ。
 なんのために給油したのか分からない。

 キャンプ場で眺める満点の星空も美しいが、都会のネオンも美しい。
 太古の昔から変らない星の光は 「不動の美」 を体現するが、都会のネオンは人間のはかない欲望のきらめきが感じられて、「刹那の美」 を演出する。

運河のネオン

 マーチン・スコセッシ監督の 「タクシードライバー」 (ロバート・デニーロ主演) という映画は、ベトナム戦争の後遺症に悩む人間を描いた社会派ドラマだったが、そういうテーマよりも、むしろ印象的だったのは、都会をさまようタクシードライバーの主人公が眺める街の夜景だった。

 甘く、きらびやかだが、物憂く、はかない街のネオン。
 都会にはびこる悪も善も、一緒くたに輝かせる偉大な光。
 それがトム・スコットの切ないサックスの響きとよく合っていた。

 昔、そのシーンを自分で再現したくなって、カミさんに8ミリカメラを持たせて、原宿・六本木をクルマで流しながら、夜景を撮らせたことがある。まだビデオの普及していない時代だ。

 撮影したフィルムに気に入りの音楽を流し込み、家でスクリーンを張って、一人でよく眺めていた。

 そこまでしなくてもいいものを…と、自分でも思うが、それが “俺流” の音楽鑑賞法だと思い込んでいるから、一度始めるとやめられない。

 最近は、もうそういう情熱はない。
 それでも、ときどき音を流しながらの意味のない深夜ドライブを楽しむ。

 キャンピングカーでやらなくてもいいものを…と思うが、今はこのクルマ1台しかないのだから、それを使わないわけにはいかない。


日記&ヨタ話 | 投稿者 町田編集長 01:10 | コメント(2) | トラックバック(0)

5月2日発売

 『 キャンピングカー super ガイド2008 』 にようやくご対面。
  本日、印刷所から直売分の本が届いた。

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 お世話になった関係者をはじめ、本に掲載したビルダーやショップにはすべて配送するので、その宅配便やメール便の出荷作業で1日中忙殺される。

 この作業が終わると、ようやく 「次の仕事」 に頭が切り替わる。

 会社の帰り、通勤電車の中で、おもむろにカバンの中から出来たての本を取り出して、一人で眺める。

 書店にはまだ流通していない本をいち早く読めるのは制作者の特権だが、同じ電車に乗り合わせた人は、ほとんど誰も気にしていない。

 向かい側の席に座っている人たちに、わざと表紙が見えるように高く掲げたりもするのだが、なかなか人々の視線を集めることはできない。

 「おーい! キャンピングカーの本だぞ。新型車もいっぱい載っているぞ」
 と心では叫んでも、まぁ、向い側の席で他人が読んでいる書籍などに関心を払う人間など、普通はそんなに多くはないのだろう。
 みんな居眠りするか、携帯電話の画面に目を落としているだけ。
 「心の叫び」 は届かない。

 著者にとって、本屋に自分の本が並ぶというのは、最初は誰でもうれしいものらしい。
 今ではベストセラー作家になった人だが、最初に本が出た日、都内の書店にずっと立つ尽くして、自分の本を手にとる人の姿を観察した人がいる。

 1時間。
 その作家は、自分の本が置かれている棚のそばに立ち尽くした。
 ところがその1時間のうち、本を買うお客どころか、手に取った人すらいなかったという。

 しかし、いつの間にか本は売れて、結局ベストセラーになった。

 昔、自動車評論家の徳大寺有恒さんの書籍を編集したことがあった。
 自分が担当した本なので、やっぱり売れ行きが気になり、本屋で手にする人の姿を確かめるために、20分ほど待機していた。

 その20分ほどの間、やっぱり本を手にした人はいなかった。
 でも、それなりにその本は評判になった。

 著者や編集者にとって、自分の本が売れた現場を目撃するのは非常に難しいものだという。

 それは分かっているのだが、久しぶりに書店に行って自分の本が置かれている現場を見てこようと思っている。

 発売日は、5月2日。
 当初の予定より1日ずれたが、発売元のブッキングさんの話では、早い書店では1日に出回るところもあるという。

日記&ヨタ話 | 投稿者 町田編集長 22:54 | コメント(4) | トラックバック(0)

ZiL520&520e

 前回に続き、『 キャンピングカー super ガイド 2008 』 より、蔵出し情報の第2弾をお届けいたしましょう。
 今回は、バンテックさんのジル520と、ジル520e 。
 同じシャシーとシェルを共有しながら、想定ユーザー層とレイアウトががらりと異なるという二つのクルマを、今回は同じページで紹介しています。

 ジル520は、リヤ2段ベッドを備えたファミリー対応型。
 それに対する520eは、L型ラウンジと、固定ベッドとしても使えるリヤダイネットを持つシニアカップル仕様。
 ユーザー層が多様化してきた国産キャンピングカーシーンを象徴するような設定です。
 それでは、2008ガイドから、その部分を事前公表いたします。


【 ZiL 520 & 520e 】
《 国産キャブコンシーンをリードする高性能車 》

ZiL外装

価格: 6,657,000円より
全長: 5160㎜
全幅: 2110㎜
全高: 2940㎜
ベース車: トヨタ・カムロード
ビルダー: バンテック
ジャンル: 国産キャブコンバージョン
乗車定員: 7名
就寝定員: 4~5名
問合せ先: 048-479-6236
埼玉県新座市あたご2-3-45
HPアドレス: http://www.vantech.co.jp/

【 本文 】
ジル520は、現在のところバンテックのフラッグシップ的なモデルであると同時に、日本のキャブコンの先端を行く思想を盛り込んだクルマだ。
このクルマには家庭用セパレートエアコンが標準装備されているのだが、発電機を使わずにそれを駆動させようというシステムが開発されている。カムロードのディーゼル車に装備されている130Аのオルタネーターを利用し、インバーターを介して直接エアコンを回そうというもの。そのためにサイン波インバーターとトリプルサブバッテリーが標準装備されている。地球環境の保護を意識して、発電機の使用量を控えようという思想をそこから汲み取ることができる。
レイアウト的にも前モデルからさらに進化し、サイドソファーを前方に移動させて、サロンの有効スペースをさらに拡大した。それによって得られる開放感は格別。夜ともなればLEDダウンライトがライトショーを演じ、洋上を漂う豪華クルーザーのようなゴージャス感を堪能できる。エコ思想と贅沢感。それを矛盾なく融合させた新しいキャブコンだ。

ジル520内装1
▲ ジル520ダイネット

【 キャラクター評価 】
《 「ファミリーの520」、「カップルの520e」 》

ジル520は、520eが設定されたために、「ファミリーの520」 「カップルの520e」 という明確なセグメントができるようになった。ただそれを選ぶのはユーザー。どちらも家族構成や使用目的にかかわりなく、快適に過ごすため諸設備は完備していて、そのキャパシティは相当大きい。最終的には選ぶ人の好みの問題となりそうだ。

【 レポーターのチェック 】
《 ジル520をカップルで楽しむ究極のレイアウト 「520e」  》

ジル520e内装1
▲ 520eのLラウンジ

520eは、ジル520の豪華さと快適性を、カップルだけで享受しようという贅沢なコンセプトでまとめられたクルマである。
エントランスから入ると、まず目に飛び込むのはゆったりと広がる優雅なL型メインダイネット。そしてダークブラウン、アイボリー、クロームで仕上げられた大人の高級感を漂わせるインテリア。陶器製の洗面台とウォールキャビネットを備え、鏡で囲まれた豪華なトイレシャワールーム。リヤダイネットは簡単なベッドメイクで、ハイマウント固定ベッドのように使うことが可能。インテリアライトも付いて、寝る前の優雅な読書を楽しむこともできる。

ジル520シャワー室
▲輸入車のような仕上がりのトイレ・シャワー室

【 担当者のひとこと 】
(株)バンテック 増田紘宇一 代表

ジル520は、ジルの進化モデルです。大人数でもゆったりとくつろげる広いメインダイネット。快適な就寝スペースを確保したリヤ常設2段ベッド。装備類も、普通ならオプション設定となるようなものを、ほとんど標準装備しています。

バンテック増田社長

【 レイアウトの特徴 】
新しいジル520では、前モデルよりエントランスの位置が後方に下がり、サイドソファーが前側に移動した。その結果メインダイネットがより広々と使えるようになった。
サードシートには3点式シートベルトが標準装備され、肘掛けパイプも設定されてロングドライブもさらに快適になった。
リヤ常設ベッドは、上段1860×840mm。下段は1910×820mm。前モデルより広がって就寝機能も向上した。

一方の520eは、フロントにL型ダイネット。リヤに対面ダイネットを設けた2ルームスタイル。しかし夫婦ふたりで使う場合は、リヤダイネットを固定ベッドとして使うことができる。リヤダイネットは、お孫さんが旅行に参加したり、不意のゲストが訪れたときの緊急用と割りきることもできる。リヤベッドは1910×1200mmというサイズなので、大人ふたりが寝るのには申し分ない広さが確保されている。

ジル520eリヤダイネット
▲ 520eのリヤダイネット

【 主要諸元 】
ベース車両 : トヨタ・カムロード
エンジン種類: 直4 DOHCディーゼル
排 気 量 : 2982cc
最高出力   : 100kW(136ps)/3400rpm
最大トルク : 300N・m(30.6kg-m)/1200~2400rpm
ミッション : 4速AT
駆動方式   : 2WD(FR)

【 主要装備 】

■ 標準装備(ジル520一例)
アクリル断熱2重窓/バックアイカメラ/サイドオーニング/網戸付き大型エントランスドア/エントランスステップ/ルーフレール/リヤスポイラー/サイドレインドリップモール/LPG2kgボンベ/ガス温水ボイラー24㍑/スライド式外部ダストボックス/リヤベッド下大型収納/清水タンク20㍑/生活用水73㍑/排水タンク70㍑/ガラスカバー付ステンレス製シンク&2口コンロ/DC冷蔵庫90㍑/水量計/リヤ常設2段ベッド/LEDダウンライト/エントランスドア連動アシストランプ/屋外ポーチライト/シートベルト(3rd・3点式)/ベバストFFヒーター/セパレートエアコン/スライド式バンクベッド/大型ファン付ルーフベント/カップホルダー付サイドカウンター/対座シート4人用/ダイネットテーブル/テレビ用ウォールマウント/各種収納庫/バッテリープロテクター/100Аディープサイクルバッテリー×3/すぐれもの充電器/走行充電システム/外部コンセント/サブバッテリー残量計/サイン波インバーター1500w/電動カセットトイレ/シャワー設備(温水)他

【 ジル520&520e 価格表(一例) 】
520e ガソリン   2WD АT 6,657,000円
520e ディーゼル 4WD АT 7,434,000円
520  ディーゼル 2WD АT 7,455,000円
520  ディーゼル 4WD АT 7,770,000円他


campingcar | 投稿者 町田編集長 13:12 | コメント(2) | トラックバック(0)

ハイマーS830

 『 キャンピングカー super ガイド 2008 』 の発売を間近に控えて、
 「どんな内容なんだ?」
 という読者からの問い合わせなども、最近は頻繁にいただくようになった。
 「○○は掲載されていますかねぇ?」
 などと、具体的な車種を問われる方もいる。

 さらには、「前向き乗車で5名以上が座れるシートを確保したバンコンは何台出ていますか?」
 などと、こちらがとっさには応えられないような質問が入ってくることもある。
 昔に比べると、読者がより緻密な情報を求めてきていることが分かる。

 書店に並ぶのは5月2日 (金曜日)。
 当初、このブログでは5月1日と広報したが、発売元のブッキングさんによれば、「早い書店では5月1日に店頭に並ぶが、多くの書店は2日以降」 とのこと。

 それまで待ちきれないという読者の方に、少しだけ “蔵出し情報” をご提供したい。

 今日は、この本の車種紹介ページの巻頭を飾るハイマーの記事をそのままここに転載する。

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【Hymer(ハイマー)S830 】

《 世界のデザイントレンドに影響を与える内装 》

価格: 25,877,880円より
全長: 8630 mm
全幅: 2350 mm
全高: 2900 mm

ベース車: メルセデス・ベンツ518CDI
ジャンル: 輸入フルコンバージョン
乗車定員: 7名
就寝定員: 4名

問合せ先: 03-5691-2391
ハイマージャパン株式会社
東京都足立区鹿浜3-25-12
HPアドレス: http://www.hymerjp.com/

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【キャラクター評価】
《 長期滞在も快適な カップル向けの旅行車 》

カップルで長期旅行するための快適装備はすべて満載したクルマ。人間工学に基づいて設計された設備類は実に合理的で使いやすい。
しかし、装備類が秘めている機能については 「当たり前のこと」 としてカタログで自慢することもない。それよりも、デザインを見せたがるメーカーだ。そこにハイマー社の自信のほどがうかがえる。

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【本文】
ハイマーのインテリアは、一般家庭向けのインテリア雑誌からも注目されている。世界のモーターホームのトップブランドとして認知されるハイマーの内装ともなると、その年次モデルが、広い意味でのその年のデザイントレンドやファッションの流行を左右することもあるからだ。2008年のSは、高級クルーザーやヨットの流れを汲んだハイセンスなインテリアに磨きをかけて、ひときわ洗練度を高めている。ノーチェ・ベルガモの美しい家具。レザー・キーゼルクッションの都会的エレガンス。ヨーロッパの最高級素材と職人のワザを結集した内装仕上げが施されている。
こういうクルマになると、普通のキャンピングカーが謳うような機能部分の先進性を誇らない。しかし、ハイマーは紛れもなく自動車としての機能もトップレベルにある。ドイツ本国でハイマーといえば 「ビルダー」 ではなく、ベンツ、BMWなどと並ぶ立派な自動車メーカー。このエレガンスな架装を施した状態で、厳しい制動力テストやクラッシュテストをくぐり抜けている。

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【レポーターのチェック】
《 内に秘められた高機能の数々 》

「機能をむき出しにしない」 というのが、高機能を誇るハイマー車に共通したコンセプト。特にこのSクラスになると、エアコンのダクトですら目に見えるところから巧妙に隠されている。各家具の隙間を少しだけ空け、そこから快適な涼風が全体的に行き渡るような空調システムが組まれている。

目に見えない壁面内処理にも、ハイマーがパテントを取った技術が生かされている。アルミ外壁と内壁の間の断熱材 (発泡ウレタン) が、接着剤を使わずにそのまま圧着されている。それによって、経年変化にも強い耐久性が確保され、剛性も高まっている。

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【担当者のひとこと】
ハイマージャパン(株) 林 正倫

ハイマーSクラスは、欧州のみならず世界のトップブランドとして認められているクルマです。外国では 「クルマの方がお客を選ぶ」 などといわれることもあります。そのような名車を扱えることの喜びを私たちは日に日に強めています。

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【レイアウトの特徴】
ハイマージャパンが2008年モデルのSクラスとして、お勧めしているのはS830。右のフロア図 (ブログでは省略) を見ていただくと分かると思うが、リヤの固定ベッドの中側に大きく切れ込みが入っている。これはベッドに上がるための階段。これだけで、このクルマのデザイン的な斬新さがお分かりいただけると思う。

ダイネットは、運転席と助手席を回転させ、L字ソファーと単座横向きソファーで丸テーブルを囲むというもの。運転席上にはプルダウンベッドが展開して、リヤベッドと合わせ、計4名分の就寝が取れるようになっている。このプルダウンベッドが相当低い位置まで降りるように設計されていて、乗り降りが楽になっていることも特長のひとつだ。

家具類には、ハイマーならではの工法が採用されており、棚の扉などには、ダンパーモールという可変的な蝶番を持つL型金具が使われている。この金具が採用された家具は、振動を受けても家具が振動から加わる応力を受け流してしまうので、軋みがない。キッチンの引き出しを含め、室内の扉がエンジンをかけると自動的にロックされてしまうというのも、このクルマならでは。

【主要諸元】
ベース車両  :メルセデス・ベンツスプリンター
エンジン種類 :V6 ディーゼルターボ
排 気 量  :2987cc
最高出力   :135kw(184ps)/3800rpm
最大トルク  :400N・m(40.0kg-m)/2600rpm
ミッション  :5速AT
駆動方式   :2WD(FR)

【主要装備】
■ 標準装備(一例)
ABS/ASR/5.3t強化シャシー/運転席・助手席エアバッグ/オートクルーズ/100㍑燃料タンク/オートマティック/フォグランプ/カーブライト/強化オルタネーター(180А)/シャンパンゴールドボディカラー/電動サイドミラー/サイドカウンターラウンジ(コーチソファーラウンジと選択可)/プルダウンベッド/ファンタスティックファン/ルーフラック&ラダー/凍結防止フロントサイド2重窓ガラス/安定ジャッキ/サイドオーニング/ナビゲーションシステム/バックアイカメラ/ETC/セーフティキー/エントランスドア網戸/液晶モニター/2.6kW発電機/ソーラーパネル(50w×2)/凍結防止排水タンク/温水ヒーターシステム/150㍑3ウェイ大型ダブルドア冷蔵庫(オーブン付)/床暖房システム/マリン式トイレ&排水システム/ワイングラスキャビネット他
■ オプション(一例)
レザーシート/ヒッチメンバー/インバーターシステム/5.1chDVDサラウンドシステム

campingcar | 投稿者 町田編集長 18:31 | コメント(0) | トラックバック(0)

群集の人

 昼休み。
 駅前まで歩き、本屋で八重洲出版さんの 『キャンピングカーアルバム』 を入手。ついでに、新書版コーナーで、『姜尚中の青春読書ノート』 という本を見つけて買う。

青春読書ノート

 姜尚中 (カン・サンジュン) さんという人は、テレビ討論会などで見るかぎりは、舌鋒鋭い論客というイメージがある。
 しかし、何かの雑誌で映画の感想を述べている記事を読み、そのあまりにも感性豊かな小粋な批評記事に感心したことがある。
 国際政治などを語る以上に、美的センスに優れた記事を書ける人という印象を持った。

 カフェに入り、コーヒーとホットドッグをカウンターに並べながら、パラパラとページをめくった。

 「はじめに」 という章で、
 「私は論客に思われているようだが、そうではありません」
と姜さんは、自分でもそう書いている。
 「むしろ臆病な小心者で、人前で話をするのにも人一倍気をつかう方だ」
 という。
 「それなのに、日々刻々と動いていて、この先どう転ぶか分からないようなアクチュアルな問題に、批判されるリスクを承知で、首を突っ込もうとしている」

 その後の文章が、妙に心に残った。
 「私はこのように考えています。それでも人には、この先どう転ぶかわからなくても、決断しなければならないときがあるのだ、と」

 う~む…
 そこでいったん本を閉じて、外の風景を見た。
 なんだか、よく分かるのだ。この気分。

 先が見えたものに関しては、人間は決断しやすい。
 逆に見えないと、決断できない。
 だけど、本当は “どう転ぶかわからないこと” に関して 態度を決めることを 「決断する」 というのだ。

 そんな当たり前のことに、妙に納得してしまう。
 なんだか、今日まで自分は 「決断を回避する臆病な人生を送ってきた」 かのように感じられてしまった。

 またページを開いて、続きを読む。
 「 『例外』 は 『常態』 を照らし出すといいます。つまり、いざというときに、人も社会もその本質を露にするわけです。ギリギリの決断を強いられる時に、どんなスタンスを取るかで、その人の知識や経験だけでなく、もっと深い、人となりや生き方に根ざす信条や価値が問われているのです」

 ま、よく聞くような、当たり前のことが書かれている。
 しかし、その 「当たり前のこと」 が、実に新鮮に、脳みその隙間に水が染み渡るように流れ込んで行く。

 ここしばらく、こういう読書を経験していなかったからだろうな…と思う。

 仕事でも何でも、あることに意識を集中している期間が長く続くと、それ以外の領域に疎くなってしまうことがある。
 今の時期の自分がそうであるように思う。

 しばらく、本には目を通さず、ずっと街の中を流れる人の姿をボォーッと眺めていた。
 頭の中はからっぽでありながら、無意識のうちに姜さんの書いた言葉を反芻している。

 活字に目を向けなくても、それも 「読書」 のうちなのかもしれない。


 ふと、エドガー・A・ポーが書いた 『群集の人』 という短編小説を思い出す。
 もう30年ほど前に読んだ本なので、細部は忘れてしまった。
 しかし、大意は次の通り。

 大病を患って、なんとか一命を取り戻した主人公が、野外に椅子・テーブルを並べたカフェの一隅に腰かけて、道行く人の流れを見つめている。
 徐々に健康が回復しつつあるという、少し物憂い安堵感が、主人公の心を満たしている。
 主人公の目に映る人々の姿は、とりとめもなく、バラバラに動いているように見えながら、それでも一定の秩序に則った動きに見える。

 しかし、突然、そこに動きも目つきも尋常ならざる一人の老人が登場。

 主人公は、その老人の妙な動きに好奇心を覚える。
 「あの男は、何を目的として、どんな生活を送っている何者なのか」

 主人公は、カフェの席を立ち、その男を追跡する。

 …推理小説の創始者といわれるエドガー・A・ポーの作品だけに、その先がなかなか面白いのだが、そのことよりも、冒頭の、大病を患って回復期を迎えた主人公の 「少し物憂い安堵感」 という感覚が、なんだか今の自分の気分にピタリと合う。

 何もしないということの怠惰な “心地よさ” が全身に広がっていく。

 人の流れの向こうには、早くも新緑を宿した街路樹と青い空。

芝生の影
音楽&映画&本 | 投稿者 町田編集長 23:07 | コメント(4) | トラックバック(0)

制作関係者へ御礼

 先週金曜日に印刷所での出張校正が終わった。
 これで、『 キャンピングカー super ガイド 2008 』 の編集作業も、完全に手を離れたことになる。


08ガイド表紙

 原稿を書いたり、主な写真を撮ったり、広告営業をしたりと、すべて1人で行ってきたが、実は無数の協力者に支えられて出来上がった本である。

 まずは社内スタッフ。

 高田光男
 藤田祐介
 中野清雅

 本の奥付に登場する3名の人間は、いずれもこの本の編集に欠かすことのできない人材だ。
 キャンピングカーのフロアプラン図や販売店のアクセスマップなどを描き起こしてくれるだけでなく、画像の整理、原稿データの整理ほか、テキストの校正などの編集実務をこなしてくれる面々である。

 特に、高田は、テキストと画像を整理して印刷所へ送るなど、制作管理を全面的に受け持つだけでなく、画像のレタッチを行い、暗く沈んだような写真でも、見事明るくエッジの立ったシャープな写真に仕上げる技量の持ち主で、誌面構成においても欠くべからざる人材だ。

 奥付には登場しないが、経理の柿木愛之も、広告などの請求書の制作・発送などを含め、この本の経理的な運営面を一身に背負って活躍してくれる。

 しかし、本当に世話になっているのは、この本を14年間好き勝手に制作させてくれた社長の為国英治かもしれない。


 社外スタッフにも有能な人材に恵まれた。

 デザイン面では、堀川克人氏のデザイン的力量にいつも助けられている。
 表紙や特集部分のレイアウトに始まり、車両紹介や販売店紹介の誌面構成に至るまで、この本はすべて堀川氏のデザインワークによって支えられている。
 
 また、この本を印刷・製本してくれる 「図書印刷」 の松尾卓氏には相変わらずのご協力をいただいた。
 松尾氏は営業職として、常にコスト低減のアイデアなどを積極的に出してくれるばかりでなく、誌面構成上においても、読みやすいフォントの提案、印刷映えのする紙の提案など、本のクオリティアップに関して、専門的見地に立った様々な助言を与えてくれる。

 この本は、その松尾氏という人材がなければ、今のクオリティを維持していないだろう。


 また、掲載車種の製作や販売を担当しているビルダーや販社の方々にも、この場を借りてお礼を申しあげたい。

 本来は編集部でしなければならないはずの、装備類や価格体系のチェックをお願いしても、ショーの重なる忙しい時期にもかかわらず、すべての方々が本誌のデータチェック快く引き受けてくれた。
 ちょうど価格帯や装備面の切り替え時期でもあったので、業界の方々のご協力をいただき、最新のデータを掲載することができた。

 なかには、本文にまで目を通して、
 「いつもながら見事な文章です。発行が楽しみです」
 などと、少し持ち上げ気味のコメントを添えてくれる担当者もいた。

 本文に関するビルダー・販社の方々の感想では、
 「分かりやすい文章でよい」
 というコメントが一番多かった。
 自分で書いている記事が、読者にうまく伝わるかどうか心配である時期に、そういう感想を寄せられると、ほんとうに心強い気分になる。

 「もう少しのようですね。頑張ってください」
 などと、個人宛のメールをくれた担当者もいた。
 そういう方々の声援を受けて完成した本である。

 うれしかったのは、本日、まだ見本すらできていない段階で、200冊の直接買取を申し出てくれた業者さんがいたこと。
 
 突然いただいたお話だったので、あわてて印刷所に 「刷り部数の追加は今からでも間に合うか?」 と問い合わせることになった。

 印刷が始まるぎりぎりのタイミングだったので、それも間に合って、ほっと胸を撫で下ろしている。

 多くの人の期待が集まっている本だという感触も得て、胸の高まりを多少感じている今日この頃である。
 
日記&ヨタ話 | 投稿者 町田編集長 21:33 | コメント(2) | トラックバック(0)

用心棒観ちゃった

 土曜の夜、BSで放映していた黒澤明監督の 『用心棒』 を観た。
 家の中で、1時間以上テレビの前に座っていたのは本当に久しぶりだ。

用心棒ポスター

 映画は面白いね。
 この 『用心棒』 は、昔映画館で見て、10年ほど前か…ビデオで見て、今回が3回目。
 観るたびに、印象が変っていく。

 今回 「発見」 したのは音楽の素晴らしさ。
 10年程前にビデオで観たときは、音楽も演出も、やけに古臭い映画に感じられて、
 「往年の名作といわれたものも、時代の波には勝てないか…」
などと思ったものだが、今は逆。
 タイトルバックがノーカットで流れてくる冒頭から、まずこの音楽にガーンとやられた。
 制作は昭和36年 (1961年)。

 当時の時代物映画としては、ものすごく意表を付くような音楽だったのだ。
 なんというのだろう。
 「ベン・ハー」 とか 「グラディエイター」 のような歴史映画にジャズが使われたというような印象なのだ。

 衣装も斬新だ。
 たとえば、主人公 「桑畑三十郎」 の敵役として登場する仲代達矢演じるヤクザ男は、リボルバー式の拳銃を振り回しながら、首にマフラーを巻いている。

 最初観たときは、あまりそんなところに頓着していなかったが、なるほど!
 このマフラーが、仲代達也をとびきり小粋で、切れ味の鋭いヤクザに見せる格好のアイテムとして機能している。

 映画のストーリーは、割とよくある設定。
 二つのヤクザ組織が対立抗争を繰り返し、客足がどんどん遠のいている宿場町に、ある日 、一人の浪人が訪れ、その両方の組織を騙しながら、最後に全滅させて町に平和を取り戻し、去っていくという話。
 話の原型は、ダシール・ハメットの 『血の収穫』 。
 クリント・イーストウッドの出世作となった 『荒野の用心棒』 もこの黒澤映画の焼き直しである。

 それにしても、昔の俳優は本当にカッコいいな、と思った。
 主人公を演じる三船敏郎も敵役の仲代達矢も、身体全身が “凶器” であるかのような切れ味を漂わせつつ、したたかで、ずるくて、一筋縄でいかない修羅場をくぐった男たちを見事に演じている。
 こういう役をこなせる現代の俳優さんたちをちょっと知らない。

用心棒画像

 それにしても、黒澤の創りあげた 「宿場町」 は異様な場所だ。
 通りはガランとして人影がなく、いつもホコリを舞い上げた風が舞っている。

 そこに姿を現すのは、対立する二つのヤクザ組織の面々だけ。
 暮す人も旅人もいないような町で、この二つのヤクザ組織はどうやって、日銭を稼いでいるのか不思議だ。

 悪夢の中に登場する無人の街。
 その荒涼とした不思議な町の風景が、なぜか観終った後も、いつまでも脳裏に残る。

音楽&映画&本 | 投稿者 町田編集長 13:24 | コメント(0) | トラックバック(0)

平和な家

 会社に泊まりこむような生活が長く続き、久しぶりに家に戻った。

 なんとなく、リビングの雰囲気が違う。
 マッサージ椅子の位置が変だ。
 この椅子は、昨年暮れに、カミさんの実家で使わなくなっていたものを運び込んだもので、たまに家に戻ったとき、凝った肩などをほぐす時にとても重宝していた。

 当然、今まで “激務” に励んでいた者が使う権利があると思い込んでいた私なのだが、そういう常識が通じる家風ではない。

 いつもは壁際に寄せられていた椅子が、堂々とテレビの前に進み出ている。
 テレビ横には、うずたかく積まれた韓流ドラマのDVDの山。

 「どうしたの? こんなに早く戻るなんて…」
 視線をドラマに集中させたカミさんが、振り向くことなく、こともなげに話し掛けてくる。

 「なんとか仕事が一段落ついたので」
 「良かったわね」

 ちっとも良さそうじゃない。
 「あなたが会社に泊まっている間、水道代が半分に減ったのよ」

 いきなり何の話だ?

 それじゃ、何かい?
 水道代を節約するために、もっと会社に泊まっておれ、…という意味かい?

 とりあえず、テーブルの前に座って、一緒に画面を眺める。
 若い男女が、本屋の中で会話している。
 「 『罪と罰』 なんて、読むの?」
 ドラマのヒロインらしき女性が男に話し掛けている。
 「ああ、法律の本だと勘違いして買ったんだ」

 ハハハハ….
 カミさん大喜び。
 …そんなに笑えるネタか?

 「なんか食べるものある?」
 と、さりげなく尋ねてみた。
 「何も食べてこなかったの? 夕ご飯食べたいのならもっと早く電話でもくれなくちゃ。何もないわよ」

 「メシは食ったけど、なんか小腹がすいて…」
 「糖尿病なんだからやめておきなさい」
 …で、終わり。
 ドラマに熱中しているときにいちいち話し掛けるな、という風情だ。

 私としては、なんとかカミさんの座っているマッサージ椅子がほしい。
 でも、とても言い出せる雰囲気ではない。

 しかたなく、グルグル首を回して、さも 「凝っている」 という信号をカミさんに送る。

 そのシグナルが、さも “うるさい” と感じたのか、カミさん、
 「急に首を回すと、血管が切れるわよ」

 「そうだね」
 と、やんわりと受けて、今度は背筋を後ろに逸らせて、「背中が凝っている」  というシグナルに切り替える。

 「退屈なら、お風呂に入るか、ブログでも書くかしたら」

 どうやらこっちの意志は通じているらしい。
 しかし、マッサージ椅子だけは何が何でも死守するという決意があることだけははっきりした。

 「じゃ、風呂が沸くまで一眠りするかな」
 「それがいいわよ。そうしたら」
 「そのドラマが終わるころ起きるよ」

 「当分終わらないわよ。疲れているんでしょ。朝まで寝たら」

 なんとなく、会社に戻って仕事をしたくなってしまった。
 ま、家が平和なのがなによりだ。


日記&ヨタ話 | 投稿者 町田編集長 00:27 | コメント(0) | トラックバック(0)

切所

 「切所」 (せっしょ) という言葉がある。
 峠などの難所を示す言葉で、人生の岐路となる重大な局面に差し掛かったことを表現するときにも使う。

 今回の 『キャンピングカー super ガイド 2008 』でも切所はあった。
 4月2日だった。

 当初、計画していた「4月28日搬入・5月1日売り」という路線が危うくなった。
 書かなければならない残った原稿の量、揃えなければならない画像数、取り寄せなければならない資料数などを計算してみると、印刷所と打ち合わせをしたスケジュールどおりに消化できないことが分かった。

 掲載を予定していた新型車の完成が、大幅に遅れている。
 だから、送信されてくるはずの画像が間に合いそうもない。
 既に原稿を書いた車両のコンセプトが途中から変わった。
 記事をもう一度書き直さなければならない。

 遅れる理由は、対外的にたくさん求めることもできるが、なによりも内部事情が大きい。
 原稿書きそのものに時間がかかる。

 取材インタビューしたときのメモを開き、資料を精査し、一定のフォーマットに則った形で、車両スペック、装備品、本文、担当者のコメントという順序で手入力していく。

 コンセプトが昨年と変わらぬクルマの場合は、価格、装備類を新しいものに変更し、本文は昨年の原稿をベースに、新しい情報を上書きする。

 それでも、1台分の原稿を仕上げるには40分~50分。
 新車の場合は、1台分の原稿を仕上げるのに必要な時間は1時間半から2時間。複雑なものとなると3時間。
 早朝から深夜までデスクに張り付いて作業しても、1日5~6台分の原稿しか書けない日もある。今年は、その新車がやけに多い。

 そういうことから逆算してみると、4月2日の段階では 「4月28日搬入」 というスケジュールに危険信号が灯った。

 当日の昼休み、携帯電話を握り締めて、桜の見える運河沿いまで歩いた。
 スケジュールの再調整を、発売元の担当者と詰める必要が出てきたからだ。

 大事な電話を、運河を眺めながらかけるということに、特に意味があったわけではない。
 足が自然に今までとは違った景色を求めて動き出すのに 「心」 が従ったまでだ。

 搬入を少し後ろに遅らせても、配本日を変えない余地は残っているのかどうか。
 配本日がずれるとなると、それはいったいいつになるのか。
 それを発売元と最終的に詰めなければならない。

 とにかく、この4月2日という日は、配本日を調整するために残された最後の日だったのだ。
 この日に配本予定日が確定され、それが決まれば、もう落とせない。
 仕上がらなかった部分は割愛し、大幅にページを減らしてでも、とにかく決められた期日に間に合わせなくてはならない。

 電話での打ち合わせで、どういう答が出るのか。
 胃がキリキリ痛む思いがした。

 運河にこぼれる桜の花を見つめながら、発売元のブッキングさんに電話を入れた。

 「4月28日納品の予定を、あと2日だけ延ばして30日になりませんかね?」

 返事は、「難しい」 という。
 28日のスケジューリングなら5月1日売りも可能だが、2日ずれると、次の配本日は5月の中旬以降になるとも。

 いったん電話を切った。
 目の前では、春爛漫を思わせる青空が広がっているというのに、それが真っ暗に見えた。

 どうするか…
 ここが 「切所」 だと思った。

 印刷工程をつめるしかなかった。

 続いて、印刷所に電話を入れた。

 「なんとか、あと2日ほど印刷工程を詰められないものだろうか」
 
 すがるような気持ちで印刷所の担当者に尋ねてみると、
 「これ以上は無理ですよ」
 という暗い声。

 初稿校了を提案してみた。
 校正紙に赤字 (修正) を一回入れただけで製本に回す。
 つまり、赤字入れが正確に反映されたかどうかを確認する機会のないまま本ができあがる。
 しかし、それだと赤字部分の修正が不完全な場合、印刷所に責任が回る。
 印刷所としては、そういう事態は避けたい。
 もちろん、できれば、こちらも避けたい。

 いろいろと話し合った。
 ラチがあかないと思った瞬間、

 「分かりました。一緒に腹をくくってやりましょう」

 打って変わったような、担当者の声が明るい声が返ってきた。

 最近聞いた言葉の中でも、これはもっともうれしい言葉だった。
 しかも、担当者は、
 「腹をくくってやります」 ではなく、
 「一緒にやりましょう」
 と、私の肩にも腕を回して、スクラムを組んでくれたのだ。

 印刷所担当者も、土日返上、連日徹夜覚悟で現場に協力させる腹をくくったのだろう。

 そうとなれば、こちらも、夜になっても寝てなどはいられない。

 「Z旗 (戦闘旗) は掲げられたな」

 ふと、そんな古い言葉が頭に浮かんだ。

 
 毎年、桜の花が咲いて、それが散るまでの期間は、胃がキリキリと悲鳴をあげる日々が続く。

 とはいっても、それはあくまでも比喩で、実際に胃が痛んだりすることはない。
 頑丈な…というか、鈍感な胃袋を持っているおかげで、14年間耐え忍ぶことができている。

▼ 2008ガイド
 発行 自動車週報社 /発売 ブッキング

08ガイド表紙

日記&ヨタ話 | 投稿者 町田編集長 14:29 | コメント(2) | トラックバック(0)

いい加減な本?

 自分で書いた記事を、自分で読み返してみて、
 「ありゃりゃ…」 と決まり悪い思いにとらわれることがある。

 『 キャンピングカー super ガイド 2008 』 の記事でもそうだ。
 一台一台の原稿を書いているときは、気づかなかったものの、校正などで、通しで読んでいると、
 「ありゃりゃ…。ずいぶん矛盾しているじゃん」
 というものが多々ある。

 たとえば、あるバンコンの記事では、こんなことを言っている。

 「…このレイアウトが成功した秘密は、ギャレー位置にある。エントランスドアのほぼ半分まで、ギャレーカウンターが占めるという秘策が採られている。ハイエーススーパーロングのエントランスは開口部が広いので、人の出入りはこれで十分なのだ」

 てなことを書いておきながら、別のバンコンの記事ではこんな表現が…

 「乗り降りに窮屈な思いをするセカンドシートを使わず、エントランスの開口部を広く取ったレイアウトも正解。そのために、人の乗降が楽になっている」

 おいおい! お前はどっちを支持するんだよぉ!
 
 こんなのもある。
 ある国産キャブコンの記事。

 (このクルマの特長は) 「4.7mというコンパクトボディに、リヤダブルベッド、キッチン&電子レンジ、65㍑冷蔵庫、大型収納、2.8kW発電機、ルーフエアコンなどをすべてを組み込んで、大型キャブコンが持つ機能を高密度に圧縮したところにある。
 その凝縮することへのこだわりに、“匠の精神” が発揮された日本の精緻な伝統工芸品を見る思いがする」

 などと書いておきながら、大型輸入車を紹介するコーナーでは、あっさりと、次の通り。

 「…このように、アメリカンモーターホームというのは、空間の贅沢さを享受するクルマである。便利な装備類が満載されたクルマよりも、ただ広いというだけで、人間の心は驚くほど豊かになったりすることもある」

 おいおい、お前のホンネはどっちなんだよぉ!

 私が読者だったら、突っ込みを入れたくなるところだ。
 さらに、
 「この著者には自分の見識というものがないな」
 …と、読者としての私はそう言うかもしれない。
 
 まぁ、ご勘弁を。
 …というのは、とにかく一つのキャンピングカー記事を書くときは、そのクルマに惚れ込むような気分で接したいと思っているからだ。

 自分が顧客となって、そのクルマを購入するために検討している。…そんな気持ちで一つのクルマに接して、記事に仕立てる。

 すると

 「こいつに乗って、昼過ぎにキャンプ場に着いたとするだろ。で、最初の晩は、野外でBBQ。…外に食材を持ち出すときの冷蔵庫の扉位置が悪いな…。
 でも、車内で食事するとなると、あそこにテレビ位置があって、これは楽しめるな。
 ヒーターダクトの位置もよろし。
 で、こいつ凄いじゃん! この3方に窓があるラウンジ。
 ここに座って、暮れ行く湖の風景など見ていたら、気分いいだろうなぁ…」

 で、妄想がどんどん膨らんでいって、いつのまにか、そのクルマが “ベスト” のようなものに感じられてくる。

 次のクルマの原稿を書き始めると、今度はそっちのクルマが “ベスト” になっているから、さっきと矛盾したことを書いていても、気にならない。

 ああ…。
 実にいい加減な本である。

 でも、まぁ、ものの見方というものは、視点を変えれば長所が短所になり、短所が長所になりで、いろいろと変転していく。

 だから、この本は、、
 「個別の現象に捉われることなくキャンピングカーというものを複合的に分析した、視野の広い本である」
 
 ということにしておきたい。
 
 だめ?


 5月1日発売。定価は2,100円 (税込み) です。

08ガイド表紙
 
日記&ヨタ話 | 投稿者 町田編集長 16:34 | コメント(6) | トラックバック(0)

08ガイドご案内

 やぁ、終わりましたぁ!
 『 キャンピングカー super ガイド 2008 』 の編集作業。
 
 たった今、ビルダーさんにPDFファイルをチェックしてもらって、その最後の返答が返ってきたところ。
 今日はこれで校正紙を印刷所に引き取ってもらうだけ。

 後は2校の刷り出しを見て、校正の直しがちゃんと反映されているかどうかを確認する作業が残るのみとなりました。

 基本的には、データ本ですので、ベース車のスペック、価格体系、装備内容、オプション品目などがとても大事になります。

 しかし、それを編集部だけでチェックするのは大変。
 そこでまずテキスト (文字だけ) のデータを各ビルダーさんに送って、価格や装備品をチェックしてもらっています。

 ここで、ある程度の確認作業ができるので、そこそこの情報精度は高まります。

 でも、それでも万全じゃないんですね。
 チェックしてもらった後に、価格が変わる。装備品目が変わる。大胆な例では、車名そのものが変わる。

 そんなこともよくあるのです。

 そこで、最後の最後に、写真も入って本の状態になったものを、もう一度ビルダーさんや販社さんに送って、チェックを入れてもらっています。

 最初のテキストではオプション品だったものが、いつの間にか標準装備に回ったり、価格が変わったり…。
 この最後の最後のチェックでも、変動が出てくるんですね。

 業者さんにとっても、うちにとっても面倒なことですが、その2重チェックをやっているために、情報の精度としてはかなり高い本になっていると思います。

 2008年版では、掲載キャンピングカー数181車。ページにして202ページ。
 掲載ショップ数86社。ページ数にして56ページ。

 そのほかに、巻頭と巻末に読み物が付いて、総ページ数約300ページほどの本になりました。

 発効日は5月1日 (木曜日) 。遅いところでも、ゴールデンウィーク内には店頭に並ぶ予定です。

08ガイド表紙

日記&ヨタ話 | 投稿者 町田編集長 20:55 | コメント(4) | トラックバック(0)

LHグランデ

 『 キャンピングカー super ガイド 2008 』 の最後の入稿が先ほど終わりました。
 他のページでは、もう校正の初稿が出てきて、その赤字訂正も印刷所にどんどん入っているというタイミングなのに、ようやく1ページだけ残った分の入稿です。

 最後の入稿となったのは、RVランドさんの新車ランドホームグランデ。
 既に、原稿は先に書いておいて、画像が届くのを待っていたというわけです。
 その画像が朝送られてきて、これでめでたしめでたし。

 昨日デカールが張られたばかりのピカピカのニューカーの映像を皆様にお届けしましょう。

 5月1日に発売される 『キャンピングカー super ガイド 』 のランドホームグランデに関する本文記事も、今日はサービスとして公開しちゃいます!


●2008年版 ランドホームグランデのページ公開 (本文のレイアウトはこれとは違います)

Land Home Grande ランドホームグランデ

LHグランデ正面

価格 12,600,000円
全長 6300mm /全幅 2200mm /全高 2830mm
ベース車: トヨタ・コースター
ビルダー: RVランド/グローバル
ジャンル: 国産フルコンバージョン
乗車定員: 10名
就寝定員: 6名
問合せ先: 株式会社 RVランド
  〃   電話: 0297-27-6767
住所: 茨城県常総市大塚戸町篠山1600-1
HPアドレス: http://www.rvland.co.jp
MAILアドレス: E-mail:mail@rvland.co.jp

LHグランデ斜め横
▲ 画像をクリックすると拡大

【本文】
《 日本のフルコンを代表する完成度の高さ 》

 ランドホームグランデは、マイクロバスのボディをカットするという、まさに日本独自の方法で編み出されたフルコン (クラスA) である。しかもグリルまわりからフロントガラスまでオリジナル製作されるという本格派だ。グランドバッハの兄弟車でありながら、欧州車のコンセプトを踏襲したグランドバッハとは異なり、輸入車の模倣から脱した独自の高級感を打ち出したところが独創的だ。

LHグランデダイネット1

 レイアウト的に目を見張るのは、優雅な弧を描く異形対面ダイネット。3人掛けセカンドシートと単座のサードシートで構成されるダイネットは、人の動線を確保する意味においても、デザイン的な洗練度においても全く斬新なもの。運転席・助手席のキャプテンシートともども高級フルコンらしい機能と美観を獲得している。

LHグランデダイネット2

 リヤは全面ベッドにもなるコの字ラウンジ。ダイネットソファーとプルダウンベッドを含めると、6人の就寝を可能にするキャパシティがある。家族で使える高級車が少ない日本車のなかで、実に貴重なフルコンである。

LHグランデリヤダイネット

【レポーターのチェック】
《 バスコンで開発されたオリジナル技術をすべて投入》

 ランドホームグランデは、バスコンやバンコンの分野で常にオリジナリティの高い商品を作り続けているRVランドらしさが全面的に打ち出されたフルコンだ。まずこのクルマには、重くて充填も面倒なLPGのガスラインがない。

LHグランデキッチン

 コンロはカセットガス5本